何から考えるか
物語を作る時、何から考えるでしょう?
今回は、それを考えてみたいと思います。
自分のスタイルがあるとは思いますが、他にもこんな考え方があるよ程度にお読みください。
何は無くとも大事な3点
物語は、次の
- 世界観
- キャラクター設定
- キャラクターの行動
この3つがあれば、そこから想像が広がります。
これが一つの基本です。
どこで、だれが、なにをした。
これは、以前の記事「物語に対する見方について」にも出てきました。
この始点で作り始める場合、大事なのは「なぜキャラクターはそんな事をしたのか」です。
他には、何があるでしょう?
作り手によって、色々あると思います。
- 中心となるコンセプトやアイディア
- 見せ場となるシーンのイメージ
等の要素から作り出す人もいます。
他にも、以前「物語の種類について」で書いた、物語のターゲット層、形式やカテゴリーが、最初に決まっている場合もあります。
沢山ある中で、何から考えたら良いでしょう。
今までは、何を始点に作り始めていたでしょうか?
自分の書きたいものなのか、他人にうけそうなものなのか、他人にも受け入れて貰えそうで自分も書きたいものなのか。
まず何を認識しておくか
物語を実際に作っていく前に、ある程度分かっておいた方が良い要素もあります。
ターゲット
当たり前ですが、誰を対象にした物語なのかです。
そのターゲットとなる人々にどんな感情を持って貰いたいのか、これが曖昧だと、かなり危ないです。
また、商業作品の場合、対象者が明らかに少な過ぎるのも困ります。
ジャンル
ターゲットが好むジャンルでしょうか?
メディアの媒体
これも、考えるまでも無いですが、念の為。
マンガ原作、小説、映画脚本、他にも色々とありますが、同じ物語でも表現方法が変わります。
また、ターゲットとマッチしていないメディアを選択している場合は、一度考え直した方が良いです。
その逆もまた然りです。
テーマ
主題です。
あなたの書こうとしている物語は、何をテーマにしていますか?
何を主題とした物語でしょう?
物語のテーマとは、物語の最初から最後まで通して、一貫して書かれるものです。
あなたの物語を読んだ人は、結果的に何を得るのでしょうか?
まとめ
物語創作の始点の話ですが「どこで」「誰が」「何をした」と言う物語の基本に始まりつつ、「誰に」「何を」「どうやって」届けるかという、ビジネスで言うマーケティング的な所に落ち着きました。
商売・趣味の関係無く、物語は読者あっての物です。
その上で、あなたが本当に表現したい物語を考えてみてください。
読者に媚びては駄目だし、読者の事を無視しても駄目。
自分の信じるアイディアで、自分が作っていて楽しく、読者・視聴者もきっと楽しいと言う落としどころを始点に出来れば作り手も受け取り手も幸せになれます。
ただ、この段階ですと、まだどれも抽象度が高く、そもそも、何故大事なのかさえ分からない物も、人によっては、あると思います。
ですが、自己を改めて分析するきっかけに、更には、新しい発想や考え方の参考になればと思います。
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