物語を最高のエンディングから創り始めた方が良い3つの理由

なぜ最高のエンディングからなのか?

それは、最後から考えた方が圧倒的に効率が良いからです。

今回は、なぜ効率が良いかについて説明します。

1:問題解決を確実にするには?

物語には、問題解決の考え方が必要である事は、前回書きました。

問題解決とは、あなたにも馴染み深い(かもしれない)学校の勉強で出てくる問題と同じで、答えを知っていれば逆算が出来ます。

問題解決方法を知っている事が、最も確実に問題を解決する方法です。

物語を創ると言うのは、あなたが欲しい答えを自分で創り、そこに至る式を考える事に他なりません。

これは、順に式を積み重ねても計算が合えば同じ答えが出る事にもなります。

しかし、物語の式は、知っての通りに複雑です。

プラスやマイナスの代わりにキャラクターの行動を、数字の代わりにキャラクターを、それも複数の式を重ねていく必要があります。

見た事があったり、作った事があれば、パターンから式の答えを推測して書く事も出来ます。

ですが、まったく新しい物語を、独自性の高い物語を創ろうとする場合には、経験や知識の蓄積があったとしても推測しきれない事になります。

そこで、欲しい答えをあらかじめ創っておき、そこに至る式を逆算していく事が非常に重要になります。

 

2:目的地が分かれば、行き方が分かる

物語とは、一つの旅です。

あなたは、旅行が好きでしょうか?

旅行に行く時に、あなたは、何から決めるでしょうか?

一人でも友達や家族と行くとしても、目的地か目的の行動を最初に設定すると思います。

○○に行きたいや、○○したいと言う様な事が、最初に決まります。

移動そのものを目的としていたとしても、○○線に乗りたいや、○○をドライブすると決まる筈です。

するとどうでしょうか、具体的な目的達成の為の行動が浮かび上がりませんか?

何が必要で、何に乗れば良くて、いつまでに何をすればいいか。

旅の途中で友達を拾うなら、移動のルートは、どうすれば効率的になるか、どんどん見えてきます。

 

逆に、目的地や目的の行動を決めずに、ぶらりと旅に出て見てください。

大した事が出来ないか、思いがけない事に遭遇する事と思います。

つまり、目的達成に向かうのに必要な行動がちゃんと出来るかも、目的を本当に達成出来るかも見えない状態で、運に任せて闇雲に進む事になると言う事です。

 

3:挫折し難い

明確な目的や目的地が「最高のエンディング」を考える事で決まっていると言う事は、以上の様に「問題解決結果へ向かう行動の逆算」をする事で、必要項目をあらかじめ洗い出す事が出来ます。

すると、書かなければいけない事、書いてはいけない事が、あらかじめ分かった上で自由に物語を綴れるので、矛盾や不整合も発生し難く、行き詰る事も起き難くなります。

まとめ

最高のエンディングから創り始める方が良い理由ですが、いかがだったでしょうか?

今までは、設定を作って、勢いでフックの効いた魅力的なオープニングから書き始めていて、最後までなかなか書ききれない人には、特に一度試して欲しいと思います。

スポンサーリンク

“物語を最高のエンディングから創り始めた方が良い3つの理由” への1件の返信

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。