物語の事実と現実とは?

事実と現実の違いとは?

事実とは、あるがまま、本当の事、真実と言った客観的な物です。

対称的に現実とは、誰かが観測した結果の事実を指し、主観的な物です。

一見どちらも同じ様に感じますが、大きな違いがあります。

客観的なものと主観的なものは、対極の概念です。

事実とは、無意味で無価値

事実に意味も価値も無いと聞いて、意味がわかるでしょうか?

例えば、あなたの目の届かない所に、存在も知らない絵が飾ってあるという事実があるとします。

そこに意味や価値を見出せるでしょうか?

出来ないと思います。

ですが、あなたの認識というフィルターを通す事が出来れば、それは現実として何らかの意味と価値を持ちます。

他に例えば、人にとって興味の無い地図、歴史、図鑑等は、事実の羅列に過ぎず、意味も価値も無い為、記憶に残り難いですが、同じ物でも興味が有る場合は、同じ事実に対して意味と価値を見出せるので、記憶に強く残ります。

物語とは、主人公の目を通した現実

物語という虚構の事実に、現実という意味と価値を与えて描くのが物語です。

意味と価値を与えるとは、一種の命を吹き込む作業です。

 

また、現実さえ描けば事実で無くても良い事も重要な要素です。

どういう事かと言うと、主人公というフィルター次第で、偏見、認識の偏り・バイアスによって現実が事実と似ても似つかないか、または、まったくの嘘に化けてしまう事もあり得るからです。

 

対称的に物語に出てくる探偵とは、事実を曇りの無いフィルターで捉え、現実から真実を導き出す能力を持ったキャラクターです。

 

 

現実を作るフィルターとは?

キャラクターのフィルターとは、認識の選択機能です。

事実情報を受け取っても、自分にとって都合が良いか、都合が悪い事で無いと、判断のテーブルに乗りません。

そして、この都合の善し悪し等を判断するのは、過去の経験によって形作られた、記憶・パターンとの比較で行われます。

これが意味するのは、強烈な経験によって刻まれた記憶は、類似の事実が目の前に現れる度に思い出され、現実として選択され続けると言う事です。

それは、良い事も悪い事も、意識しない限り無差別にです。

トラウマや成功体験の踏襲といった、停滞状態に陥るのは、このフィルターに問題がある時です。

 

まとめ

あなたの物語は、事実の羅列になっていませんか?

もし羅列されているのなら、教科書や辞書・辞典で無く、感情を刺激する物語を目指しましょう。

主人公や狂言回しというフィルターを通した現実を、事実と現実のバランスを考えて表現出来れば、物語の世界に意味と価値が生まれます。

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