「ブレイブウィッチーズ第二話」を分析してみた

既存作品ザックリ分析

作品名:ブレイブウィッチーズ

形式:連続アニメ作品、第二話

長さ:24分(OPEDテーマソング含む)

公式サイト:http://w-witch.jp/

 

!注意!

この記事は、完全にネタばれを含んでいます。

 

主な想定読者

・分析作品から、物語の型を学ぼうと思う創作者で、その中でも、脚本術等を、好きな作品で学びたい人。

・分析作品を既に見た作品のファン。

・分析作品を見る予定は無いが、単純に内容を知りたい人。

 

分析で分かる事

物語のオチは、もちろん正確には分かりません。

分析によって分かるのは、主な物語の構造や、各要素の役割です。

 

「ブレイブウィッチーズ」を分析

主人公:雁淵(かりぶち)ひかり

導き手:雁淵孝美(姉)

協力者:502や空母の人々

敵対者:ネウロイ

 

バックストーリー

前回の振り返り。

結果、ひかりは水面を蹴って完璧に入江を渡れる様になった。

 

オープニングイメージ

1944年9月

欧州ガリアのネウロイの巣が破壊された知らせが来た。

人類はネウロイに勝つ事が出来る。

世界中に残っているネウロイの巣を壊しに、予定通り雁淵姉妹は旅だつ。

ひかりはスオムスのカウハバ、孝美はオラーシャのペテルブルグ。

出航する空母を陸から、他の艦艇から人々が見送ってくれる。

三隅もひかりを笑顔で送り出してくれた。

 

同じ頃、ペテルブルグでは502基地でグンドュラ・ラル少佐とエディータ・ロスマン曹長が、次にネウロイの巣を消すのは我々の番で、その為に孝美を呼んだと、501の活躍が書かれた新聞を見ながら語る。

ラル少佐は孝美とリバウ撤退戦で一緒だった経験があり、孝美の実力を大きく買っている様だ。

 

準備の時

3週間後、北極海海上

ひかりは空母甲板の上で走り込みをしている。

ひかりのスタミナに水兵達は、ついていけない。

ラムネを飲みながら、自慢の姉の話を水平達とする。

水兵達に、ひかりは後方支援部隊だが、重要な役割だと応援される。

実力がついたら、いつか孝美と最前線に立ちたいと意気込みを語る。

 

孝美が訓練飛行を披露する。

孝美は愛機のストライカーユニット紫電4型にチドリと名前をつけている。

チドリは渡り鳥で、世界中が平和になったらチドリで世界中を旅したいと孝美は、夢を語る。

ひかりも孝美と一緒に世界が平和になったら一緒に旅をしたく思う。

孝美はチドリをひかりに貸すが、学校のユニットと全然違い乗りこなせない。

孝美は、チドリの声を聞くのが重要だと言う。

 

夜、姉妹は一緒のベッドで横になりながら、チドリの声を教えて貰う。

それは、ウィッチの魂であり、全てを預ける存在であるユニットの気持ちを分かる事だと言う。

一緒に戦いたいひかりに孝美は、ひかりが凄いウィッチにいつの日かなる事を信じ、努力は絶対に裏切らないと語る。

何事もやってみなくては分からないと姉妹は優しく笑いあい、夜が更ける。

 

 

試練の時

警報の音で目覚める。

ネウロイの襲撃、中型10、小型30の大群。

艦艇や艦載機は戦闘態勢になり、孝美も出動する。

一緒に戦いたいひかりは、孝美に諭され孝美を見送る事しか出来ない。

大群のネウロイに、群れる事からして前例が無いと艦橋は疑問に思いながらも、冷静に502に援軍を要請する。

孝美は想定外の敵の物量に、固有魔法を使って確実に中型ネウロイのコアを破壊していく。

ひかりは、初めて目の当たりにする実戦を見ている事しか出来ない。

 

 

危機の時

味方の消耗率は30%、あまりの物量の差に味方の被害ばかりが増えていく。

実戦用では無いストライカーユニットでひかりが無謀にも手伝おうとするが、出撃前にネウロイの攻撃でストライカーユニットが破損してしまう。

孤軍奮闘する孝美は、味方の為に最後の切り札である絶対魔眼を使う。

髪が赤く発光し、敵を完全捕捉し圧倒的な精度でネウロイを一瞬で殲滅する。

魔法発動時の隙で負傷し、体力も尽きた孝美は空母の甲板に落下し、ひかりが間一髪で魔法力のシールドを利用して受け止め救出する。

孝美が強がって大丈夫と言い、ひかりの身を案じる姿にひかりは、自分の非力さに責任を感じる。

その時、新手のネウロイが現れ、再び窮地に立たされる。

ひかりは、姉の代わりに出撃をする決意をして走り出す。

 

その頃、援軍要請を受けた502部隊。

ヴァルトルート・クルピンスキー中尉、ジョーゼット・ルマール少尉、官野直枝少尉、ニッカ・エドワーディン・カタヤイネン曹長、下原定子少尉、アレクサンドラ・I・ポクルイーシキン大尉の6人が急行していた。

直枝少尉は孝美とマブダチで、孝美の実力を認めている。

クルピンスキー中尉が、可愛い子なら良いなと、ふざけていると、孝美が戦闘不能になった報が入る。

 

ひかりはチドリを駆り、時間稼ぎに奔走する。

チドリに語りかけ、訓練通りにやるがコアを撃つのもシールドで防御するのも上手く出来ない。

泣きながら戦い、中型ネウロイに体当たりされ、ピンチになる。

その時、ひかりの目が赤くなり、身体が自然と姉と同じ固有魔法を発動させ、コアの位置がわかるようになる。

しかし、射撃精度が悪く、倒せない。

ビームをシールドで防いでも、ノックバックが発生し、上手く戦えない。

再びネウロイが体当たりを仕掛けて来たその時、502の援軍が駆け付け、あっという間にネウロイを殲滅する。

息を切らせて飛んでいると、直枝がひかりを孝美と勘違いして近づき、違うと分かると誰だてめぇと質問する。

 

危機の結果、成長と工夫で得る物

オラーシャ帝国、ノヴォホルモゴルイの港に空母は、無事到着した。

派遣艦隊艦長のイトウと502のラルが現状を共有する。

孝美の傷は、治癒魔法で塞がるが、体温が22度まで下がり、脈拍も10に落ち、魔法力を生命維持にまわしての冬眠状態だと分かり、孝美の意識がいつ戻るのか誰にもわからない。

孝美の姿にひかりは悲しむ事しか出来ない

孝美は戦闘不能と判断され、航路がネウロイの巣で閉鎖される前に、乗って来た空母で扶桑に帰す事になる。

意識の無い孝美を見て、ひかりは決意する。

友達の状態に納得できない直枝が声を上げる。

現実を突きつけられ、直枝が言葉を詰まらせる。

ひかりが現れ、その場にいるの面々にお願いをする。

姉の代わりに502部隊に入って戦いたいと言うのだ。

直枝が、ひかりに親友の妹でも、ろくに戦えないなら抜かすなと食ってかかる。

ひかりは、一歩も引かずに自分はウィッチで戦えると言う。

直枝が、502が間に合わなければ死んでいたと言うと、ひかりは死ぬまでで良いから入れてくださいと言い切る。

ひかりの気迫に直枝は押される。

戦力にならないが、中型ネウロイ相手に5分生き抜いた実績を見て貰い、502に迎え入れられる事が決まる。

ラルの、ただし、戦いたければ強くなれという言葉に、ひかりは力強く、はいと答えた。

第二話終わり

 

現状の分析結果

コンセプト:魔法少女×第二次大戦時の戦闘機乗り

モチーフ:魔法、美少女、第二次世界大戦、戦闘機、パイロット、架空戦記

主人公のテーマ:姉と同じ戦場に立てるのか?

物語のメインテーマ:ネウロイを倒し戦争を終わらせられるか?

物語構造:旅物語

葛藤環境:ネウロイに侵略されている世界

主人公の動機:姉の様になりたい

欲求:所属

面白さ:リアリティ(ミリタリー)、予測不能(ひかりは502に認められるのか? 姉は目覚めるのか?)、感情移入(憧れの存在に近づきたい、努力は報われるべき)

 

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※記事の内容は、訂正、追加、更新等する事があります。

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