「終末のイゼッタ第一話」を分析してみた

既存作品ザックリ分析

作品名:終末のイゼッタ

形式:連続アニメ作品、第一話

長さ:25分(OPEDテーマソング含む)

公式サイト:http://izetta.jp/

 

!注意!

この記事は、完全にネタばれを含んでいます。

 

主な想定読者

・分析作品から、物語の型を学ぼうと思う創作者で、その中でも、脚本術等を、好きな作品で学びたい人。

・分析作品を既に見た作品のファン。

・分析作品を見る予定は無いが、単純に内容を知りたい人。

 

分析で分かる事

物語のオチは、もちろん正確には分かりません。

分析によって分かるのは、主な物語の構造や、各要素の役割です。

 

「終末のイゼッタ」を分析

主人公(役割):イゼッタ

導き手:フィーネ

敵対者:ゲルマニア帝国

 

バックストーリー

森の中、犬と走る金髪の少女。

少女は宙を飛んでいる光に導かれ、森を駆けていく。

森を抜けた池にいたのは、宙に浮かぶ枝に腰をかけた赤髪の少女

 

オープニングイメージ

夢を見ていた。

男にフィーネ様と呼ばれ、眠りから起こされた金髪の少女は成長している。

場所は、中立国ヴェストリアの汽車の中、少女は二人の男と一緒に逃げている。

逃げているのは、ゲルマニア兵から。

男の一人は、機転を利かせ一等客室の並ぶ車両の狭い通路の扉を開けながら、ゲルマニア兵の邪魔をして走り抜ける。

車両の騒ぎを見に、二人組の男の一人が一等客室から出てくると、ゲルマニア兵とぶつかる。

ゲルマニア兵がぶつかったのは、偶然乗り合わせていたゲルマニア帝国軍の特務の軍人。

エイルシュタットの皇女を追っているとゲルマニア兵が説明。

部屋の中で新聞を読み続けていた、少佐と呼ばれたもう一人の特務の男が中立国で騒ぎたてる事は感心しないとゲルマニア兵に釘を刺す。

ゲルマニア兵がいなくなると、特務の二人はフィーネが隣国への亡命ではなく、政治交渉にブリタニアに向かっていると推測する。

 

キーイベント

車両の中は、ゲルマニア兵が見張っていて、フィーネ達は列車の屋根を伝って、後方へと逃げていく。

明日のブリタニアとの交渉で同盟国を動かさないと、フィーネの国が大変な事になるらしい。

 

エイルシュタットはヴァイスエクセと言う伝説の舞台で、因縁がある。

特務の男は、ゲルマニアもフィーネの事も他人事と、どうせ足掻くなら急ぎたまえと独り言を言う。

 

屋根にまでゲルマニア兵が迫って来た。

銃撃戦を繰り広げながら、フィーネ達は逃げる為、貨物車両に入り込む。

逃げた貨物車両には、謎の棺の様なカプセルが保管されていて、フィーネは何故か気になる。

フィーネがカプセルを開封すると、ゲルマニア特務少佐が銃を構えて止めに入った。

カプセルは最重要機密で、中身は教えてくれない。

フィーネが撃たれそうになり、不意を突こうとした仲間のトビアスが、不意打ちに失敗して逆に撃たれてしまう。

ゲルマニア兵も追いついてきて、不利な中、列車はトンネルに入る。

フィーネは、機転を利かせ、トンネルを抜けた先の鉄橋で川に落ちようと仲間に耳打ちする。

暗闇の中、撃たれそうになりながらもフィーネは扉を開き、川に落ち逃げられた。

 

ゲルマニア兵がカプセルの中身を気にしていると、特務少佐は皇帝陛下直々の最重要機密だと聞いていなかったのかと仲間のゲルマニア兵に銃口を向けた。

 

夜、川のほとり。

トビアスは、フィーネに国を守って欲しいと言い切る事も出来ずに殉職する。

フィーネは、トビアスの忠義を決して忘れないと悔しそうに俯く。

 

歴史説明。

1939年9月1日

ヨーロッパのゲルマニア帝国が突如隣国リボニアに侵攻。

ブリタニアとテルミドールの二国がゲルマニアに宣戦布告。

1940年、戦争状態になるが航空機と戦車を連携させた電撃戦に周辺諸国は敗国。

拮抗すると思われたテルミドールも負け、ゲルマニアの次の侵攻先は、南部で国境が接するアルプスの小国、エイルシュタットだった。

 

 

なんとか中立国のホテルにたどり着いたフィーネは、シャワーを浴びていた。

その身体には、右わきに大きな傷跡がある。

フィーネは、自分に嘆いたり落ち込んだりする暇は無く、使命を果たすまで泣いたりするなと気合を入れる。

ホテルの女将は、エイルシュタットの出身で、自分の身を顧みずフィーネをかくまってくれたらしい。

フィーネは、用意されたドレスを見ながら改めて民の信頼に生かされている事を感じる。

壁には、ヴァイスエクセ、白き魔女の伝説が描かれた絵が飾られている。

 

特務の二人は、車に乗り換え、カプセルを空輸する為に運んでいた。

フィーネが開封した事で、陸路より早い空路を使う命令が出たらしい。

カプセルの中身は、危険で、一人で一個中隊(だいたい200人前後ぐらい)を壊滅させる程の物らしい。

特務少佐はカプセルの中見の事を、陛下が御執心なあの伝説に関係する物で、真実ならロマンチックだと語る。

 

歌劇場、ドレスを着たフィーネは、ゲルマニアの敵対国であるブリタニアのレッドフォードと会っていた。

ブリタニアのヘンリー王子がフィーネの事が好きな事、フィーネの父親の具合が悪かった事が語られる。

本題に入り、ブリタニアは大陸出兵が難しい事を切り出すと、フィーネはエイルシュタットでは精密機械工業が優秀で、助けてくれればブリタニアに見返りがある事、ヘンリー王子とフィーネが結婚すればブリタニアは無関係では無くなる提案をする。

自分の皇位継承権を捨てる覚悟を見せるが、レッドフォードのもとにゲルマニアがエイルシュタット侵攻を開始した報告が入り、時間切れを知らされる。

 

オペラにのせ、航空機と戦車によるエイルシュタット蹂躙が描かれる。

 

部屋の外で見張っていた、フィーネの部下が殺され、レッドフォードとフィーネのいる部屋にゲルマニア兵が入ってくる。

内通を疑われるレッドフォードは内通者ではなく、ゲルマニアの情報網が優秀で見つかったらしい。

 

フィーネは、軍用の輸送機の中に囚われ、ベルリンまで護送される。

フィーネを拘束したゲルマニア軍人は、金色の銃を愛でながら、輸送機はカプセルもフィーネも含め、重要な軍事機密を運んでいると説明。

エイルシュタット国境付近、戦況は、エイルシュタットの抵抗中だが、陥落は時間の問題。

フィーネは人質で、脅迫の材料にもなると説明される。

突然、飛行機の周りに宙を浮かぶ光が飛び始める。

光はエンジンの調子を狂わせ、輸送機が失速し機内が無重力状態に。

混乱に乗じてフィーネはゲルマニア軍人の銃を奪うが、他のゲルマニア兵に銃を撃ち落とされる。

潔く殺せと言うと、ゲルマニア軍人に国民を背負った姫の言う事かと正論を言われる。

フィーネも素直に、確かに自分は民の愛に生かされていて、民が戦っているのなら自分も最後の瞬間まで戦い抜くと、エイルシュタット第一皇女として高らかと宣言する。

 

それを、カプセルの中で、誰かが聞いていた。

中の人は、フィーネの声に聞き覚えがある。

赤髪の少女は、フィーネの名前にフラッシュバックの様に、自分を民衆から守って右脇に大怪我を負った金髪の少女を思い出す。

その瞬間、カプセルの中から光の粒子が溢れだし、カプセルの蓋を吹き飛ばす。

朦朧とした意識の中、赤髪の少女はフィーネを見て姫様と呼ぶ。

フィーネは、赤髪の少女をイゼッタと呼び、私の白き魔女と呟く。

名前を呼ばれたイゼッタは覚醒し、輸送機の主導権を握ると、爆破する。

自由落下するフィーネを、輸送機に積まれていたライフルを、魔女の箒の様に乗りこなし、イゼッタはフィーネを空中で捕まえる。

イゼッタの腕の中でイゼッタの名前を呼ぶフィーネに、イゼッタは涙を流しながら抱きつく。

第一話終わり

 

現状の分析結果

コンセプト:架空戦記(WW2)×魔女

モチーフ:WW2、魔女、姫、ドイツ等の国々

主人公のテーマ:?

物語のメインテーマ:イゼッタは、フィーネの為にエイルシュタットをゲルマニアから守れるのか?

物語構造:旅

葛藤環境:強国に攻め込まれる弱小国

主人公の動機:?

欲求:?

面白さ:リアリティ(WW2)、予測不能(魔女、エイルシュタットは勝てるのか?)、感情移入(自分の国を守りたい、優秀な指導者に仕える、恩人との再会)

 

OP

BD

※記事の内容は、訂正、追加、更新等する事があります。

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