「ViVid Strike!第四話」を分析してみた

既存作品ザックリ分析

作品名:vivid strike!

形式:連続アニメ作品、第四話

長さ:23分(OPEDテーマソング含む)

公式サイト:http://vivid-strike.com/

 

!注意!

この記事は、完全にネタばれを含んでいます。

 

主な想定読者

・分析作品から、物語の型を学ぼうと思う創作者で、その中でも、脚本術等を、好きな作品で学びたい人。

・分析作品を既に見た作品のファン。

・分析作品を見る予定は無いが、単純に内容を知りたい人。

 

分析で分かる事

物語のオチは、もちろん正確には分かりません。

分析によって分かるのは、主な物語の構造や、各要素の役割です。

 

「ViVid Strike!」を分析

主人公(役割):フーカ・レヴェントン

導き手:アインハルト

敵対者:リンネ

協力者:ジムのみんな

 

オープニングイメージ

朝、ナカジマジム、トレーニングに励むみんな。

フーカは、息を切らす自分と、息一つ切らさないアインハルトを比べ、驚きつつトレーニングに前向きについて行く。

 

敵の強大さの誇示

私立ブルゲローニ学院中等部高等部校舎

登校するリンネに、同級生達は微妙な距離感を保ちながら勝った事を称賛する。

相手を病院送りと言う噂を生徒達がするが、リンネは気にせず授業の準備をする。

 

ナカジマジムでは、会長がリンネが変わった理由を調べさせたので、フーカに聞きたいかを聞き、一緒に調査内容を見る事に。

4年前にリンネを養子にした有名服飾メーカーの社長夫婦。

事件が起きたのは2年前、話は4年前に遡る。

 

ミトナ自然公園

雪かきをしている孤児達、リンネは老紳士を気遣い声をかける。

老紳士は子供達に温かい飲み物を差し入れてくれる。

アルテナ児童保護院

里親の話がリンネに訪れ、老紳士がきっかけでリンネは養子に貰われる。

老紳士は義理の祖父に、調子が悪く床に伏せている。

初めての制服、学校、お爺ちゃんが作ったタイピンを母親に貰う。

母親は祖母に貰っていて、家族の絆の象徴。

学校に行くと有名服飾メーカーの社長令嬢として話題を浚うが、それを面白く思わないクラスメートが3人。

 

翌年の夏。

リンネの肉体の基礎能力が桁違いに高い事が判明。

運動部から引っ張りだこになるが、お爺ちゃんとの時間を作る為に、全て断っていく。

リンネを面白く思っていないクラスメート3人組に嫌がらせをされ、お爺ちゃんのタイピンを壊されそうになり、思わず手が出そうになる。

タイピンを学校に持ってこない様に気をつける。

3人組がリンネが養子である事を知り、孤児の癖に生意気だと、嫌がらせが加速する。

リンネは、家族に心配かけまいと振る舞う。

3人組の一人が、リンネに嫌がらせをして御免と謝る。

お爺ちゃんはリンネが元気ない事を見抜いていたが、リンネが元気になったと喜ぶ。

お爺ちゃんの容体は良くない。

いじめも終わったと、お爺ちゃんのタイピンをつけて登校すると、体育の授業中にロッカーからタイピンが盗まれ、手紙が。

トイレを見に行くと、タイピンが便器の中に捨てられている。

素手でタイピンを拾い、洗っていると、3人組は調子に乗るなと手を上げてくる。

携帯電話が鳴り、リンネはお爺ちゃんに何かあったと察し、携帯電話を返して欲しいと言うが、携帯電話を破壊される。

呼び出しの放送が流れる中、振りほどこうと暴れると、気絶するまで蹴られ、結果お爺ちゃんの死に目に立ち会う事が出来ずに絶望する。

お爺ちゃんの死を、力の無い自分のせいだとリンネは気付き、大切な物を守る力を示す為に自分をいじめた3人組の同級生に、暴力による制裁を加える。

第四話終わり

 

現状の分析結果

コンセプト:魔法少女(新規性)×総合格闘技(普遍性)

モチーフ:魔法、美少女、総合格闘技、大会、ジム、異世界

主人公のテーマ:お金や力よりも大切な物とは何か?

物語のメインテーマ:幼馴染と再び戦い、勝つ事が出来るか?

物語構造:所属環境の問題に向き合う物語。ここで言う所属環境は、フーカとリンネの二人の関係

葛藤環境:不公平な世の中と不遇な境遇

主人公の動機:過去の清算行動。友達を救いたい

欲求:承認

面白さ:リアリティ(総合格闘技のジムやシステム)、予測不能(フーカは、リンネに勝てるのか?)、感情移入(力を持って変わってしまった大切な人がいるか? 理不尽な悪に報いを受けさせる)

 

ちなみに関連作品はこちら




※記事の内容は、訂正、追加、更新等する事があります。

スポンサーリンク

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。