既存作品ザックリ分析
形式:連続アニメ作品、第五話
長さ:23分(OPEDテーマソング含む)
公式サイト:http://vivid-strike.com/
!注意!
この記事は、完全にネタばれを含んでいます。
主な想定読者
・分析作品から、物語の型を学ぼうと思う創作者で、その中でも、脚本術等を、好きな作品で学びたい人。
・分析作品を既に見た作品のファン。
・分析作品を見る予定は無いが、単純に内容を知りたい人。
分析で分かる事
物語のオチは、もちろん正確には分かりません。
分析によって分かるのは、主な物語の構造や、各要素の役割です。
「ViVid Strike!」を分析
主人公(役割):フーカ・レヴェントン
導き手:アインハルト
敵対者:リンネ
協力者:ジムのみんな
オープニングイメージ
前回のあらすじ。
リンネの起こした事件、いじめの被害者が起こした暴力事件は、当時はちょっとした事件になった。
準備の時
ゴシップ記事でも騒がれた。
苛め加害者三人に後遺症が残らない事から示談で話がまとまりそうだったが、リンネは迷惑をかけたくない思いから家に戻りたくない意思を示す。
フーカならどうするかを知りたいと思い、リンネは施設を抜け出して無料電話が出来る教会に行こうとする。
だが、電話が修理中で使えず、失意の中帰ろうとすると、加害者の兄の不良グループに拉致され、リンチに遭う。
偶然拉致を見かけてたジルコーチが現場に駆け付け、不良達を制圧していく。
加害者の兄がナイフを出し、加害者の言い分を語りだすが、捻じ曲げられた事実にリンネは加害者の兄の手を締め上げ、謝罪を求める。
謝罪をした上で、暴力をしたいのなら甘んじて受けると言うが、事実を捻じ曲げたままなら許さないと言うリンネの気迫と力を恐れた加害者の兄。
動転して加害者の兄が落としたナイフを拾って襲ってくると、ジルが蹴り倒してしまう。
リンネとジルの出会い。
その後、保護観察機関に入るが、周囲の説得で家族のもとに戻り、転校後、ジルのジムで脅迫観念的に強さを追い求め出した。
リンネの事情を知って、それぞれが複雑な気持ちになる。
トレーニングに打ち込む面々。
フーカを気遣い、集中出来ないヴィヴィオ達。
気分を切り替えようと、トレーニング終わりに新装開店の銭湯に行く事にする。
湯につかりながら、フーカに話を聞くヴィヴィオ達。
フーカは、変わったリンネを受け入れるが、受け入れた上でリンネを殴りに行くと宣言する。
変わってしまったリンネの目を受け入れる事が出来ない。
フーカのデバイスが出来た事が知らされ、後日アインハルトと同型デバイスが届く。
続々とジムの外からスパーリング相手がやって来る。
先輩選手のエルス・タスミン、ハリー・トライベッカ、と聖王教会シスターのシャンテ・アピニオン。
シャンテはフーカを保護院出身ならシスターの娘か妹の様なものと打ち解ける。
ウラカンと仮名が付けられていたデバイスにウ―ラと名付け、武装と叫び変身する。
ナカジマジム顧問取締役のミカヤ・シェベルが、リンネに負けない攻撃速度と威力を持っているとし、スパーリングを開始する。
フーカは、リンネの攻撃を受け止められる自分になると誓い、ミカヤに挑む。
第五話終わり
現状の分析結果
コンセプト:魔法少女(新規性)×総合格闘技(普遍性)
モチーフ:魔法、美少女、総合格闘技、大会、ジム、異世界
主人公のテーマ:お金や力よりも大切な物とは何か?
物語のメインテーマ:幼馴染と再び戦い、勝つ事が出来るか?
物語構造:所属環境の問題に向き合う物語。ここで言う所属環境は、フーカとリンネの二人の関係
葛藤環境:不公平な世の中と不遇な境遇
主人公の動機:過去の清算行動。友達を救いたい
欲求:承認
面白さ:リアリティ(総合格闘技のジムやシステム)、予測不能(フーカは、リンネに勝てるのか?)、感情移入(力を持って変わってしまった大切な人がいるか? 理不尽な悪に報いを受けさせる、銭湯)
ちなみに関連作品はこちら
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