「ブレイブウィッチーズ第四話」を分析してみた

既存作品ザックリ分析

作品名:ブレイブウィッチーズ

形式:連続アニメ作品、第四話

長さ:24分(OPEDテーマソング含む)

公式サイト:http://w-witch.jp/

 

!注意!

この記事は、完全にネタばれを含んでいます。

 

主な想定読者

・分析作品から、物語の型を学ぼうと思う創作者で、その中でも、脚本術等を、好きな作品で学びたい人。

・分析作品を既に見た作品のファン。

・分析作品を見る予定は無いが、単純に内容を知りたい人。

 

分析で分かる事

物語のオチは、もちろん正確には分かりません。

分析によって分かるのは、主な物語の構造や、各要素の役割です。

 

「ブレイブウィッチーズ」を分析

主人公:雁淵(かりぶち)ひかり

導き手:ロスマン先生

協力者:502の仲間達

敵対者:ネウロイ

 

オープニングイメージ

スオムス・ヘルシンキ・連合軍北部方面総司令部

帝政カールスラント陸軍元帥エアハルト・フォン・マンシュタインと

スオムス軍最高司令官クラウス・マンネルヘイム元帥から作戦指令を直接受ける隊長と先生。

連合軍の総力を挙げて新たな巣グリゴーリを叩く為に、ペテルブルグ軍集団が結成される事が決まった。

いよいよ反攻作戦が始まるので、それに伴い、今回502に協力要請がされ、作戦詳細は追って連絡される。

合わせて雁淵孝美の噂をマンシュタイン元帥から聞かれるが、隊長は雁淵孝美が戦闘不能状態で、代わりに妹が入隊した事を伏せたまま話を合わせる。

 

試練の時

基地に戻る飛行機の中、先生は隊長に雁淵姉妹の件で嘘の報告をして良かったのか聞くが、隊長は真実を報告すれば扶桑からの補給物資が止まるので戦略的判断だと言う。

基地では、ひかりが日課のランニングをしている。

同じ頃、基地に着いた隊長達は、戦闘隊長のアレクサンドラに反攻作戦が始まる事を共有し、唯一ネウロイの巣の破壊に成功している501に所属するハルトマンにクルピンスキーが手紙で探りを入れている状態だと分かる。

502に情報の他に決定的に足りない物は、戦力だと隊長は語る。

 

ひかりが日課のランニングを終え、日課の水面を蹴って対岸に渡る練習をしていると、先生が水面を歩いてひかりにスマートさが足りないと指摘する。

魔法力を自由に制御出来れば、先生の様に水面の上でずっと立っている事も出来ると言う。

ひかりは、先生に教えを請うが、先生は訓練を受ける資格があるかテストをし、タイムリミットは1週間だと言う。

ひかりは、テストに落ち次第扶桑に返される事を知り、陰で見ていたニパは、寝ていた直枝を起こしてひかりのピンチを教える。

 

ひかりはロスマン先生指導のもと、再度実力を測られる。

チドリのエンジンは相変わらず安定せず、ひかりの魔法力不足は深刻である。

先生がいきなり工具をひかりに投げつけるとひかりは咄嗟にシールドでガードする。

先生は、思った通りねと意味あり気に言う。

 

朝食の席、直枝はひかりにあと一週間なんだってな、強制送還かと笑う。

ひかりは、ずっといますと言って怒る。

 

朝食後、射撃訓練で、台の上に設置されたコインを撃てと言われるひかり。

学校で教えられた通りに撃つが、ここでも魔法力不足がたたり、反動吸収が出来ておらず、まるで当たらない。

5歩分ずつ当たる様になるまで前に出続けるが、当たったのは的のすぐ近くで、先生もまさかここまでとはとあきれる。

先生は、教える基準に魔法力が全く達していないと言い、テストは不合格となる。

ひかりは朝の走り込みを倍に増やして魔法力を増やすと言うが、先生に魔法力は先天的な物で後でどうにかなる物ではないと言われる。

ひかりは、1週間あるので、テストを続けさせて欲しいと必死に願い出る。

蔭では、ひかりを見守るニパと直枝の姿が。

応援しているニパも、やっぱ無理かもと心配になる。

 

準備の時

何十メートルもある塔のオブジェの頂上に先生は、帽子を投げて引っかけると、ユニットを使わずに、手足に魔法力を適切に分配して、水面を歩く要領で壁を登れと言う。

学校で習っていないとひかりが驚くと、無理なら国に帰りなさいと先生は言う。

テストに合格出来ないなら出撃は認めないと言われ、ひかりはやってみなくちゃわからない、やる前に諦めちゃダメだと、テストを受ける事を決意する。

早速壁に張り付くが、身体を固定できず蛙のような格好で地面に落ちる。

先生は、帽子が取れたら持ってきてと言い残し、立ち去る。

壁に張り付いては落ちるひかりを見守っているニパは、あれはそもそも本当にテストなのか疑問に思うが、直枝は出来なければどの道終わりだと言う。

 

その日の夕方、ラル隊長とロスマン先生とアレクサンドラの3人は、夕焼けの中で練習するひかりを隊長室から、お茶を片手に見ていた。

本当に出来るのかと隊長が聞くと、先生は無理でしょうと言う。

先生は、自分で無理と理解させる意図があり本人の為と言い、隊長はせめてもの情けかと理解する。

アレクサンドラは、根性とやる気、スタミナは十分以上と認めるが、魔法力が決定的に貧弱で足りていないので戦闘向きでは無いと言い、最前線では使い物にならないと言う事で評価がまとまる。

 

夕食の席、一日中壁に張り付いていたひかりは、手が痺れてスプーンさえまもとも使えない状態にあった。

直枝が食わないなら俺が食ってやると焦らすと、無理をしてスプーンを握ったひかりのスープが直枝の顔に直撃し直枝が熱さに悶える。

 

2日目。

昨日の練習の成果か、猫の様に壁をよじ登れる様になったひかり。

それをニパと直枝は変わらず見守る。

ニパは昨日より上達している事を素直に感心するが、直枝は一日やっていれば誰でもうまくなると認めようとしない。

ニパは、何だかんだで毎日一緒にひかりを見守る直枝が、ひかりの事が気になるのか聞くと、まさかと素直になれない。

二人が話していると、鳥が飛んできてひかりを襲い、ひかりはまた地面に落ちてしまう。

心配して見に来ると、塔の中腹にチドリの巣があり、雛の巣立ちが近く、親鳥は気が立っているらしい。

 

休憩。

直枝は、帽子をひかりが取るのは無理で、先生が諦める事をひかりに暗に言っていると言う。

ニパは、直枝に出来るのと聞くと、楽勝だろと凄い勢いで登っていくが、途中で力尽き落下する。

失敗した直枝は、こんなの出来ても意味がないと強がるが、ひかりはやらなければ扶桑に返されてしまうので、再び必死に登り始める。

ロスマン先生には出来たのだから、出来ないとは言えない。

 

月夜。

ずっと練習を続けるひかりを心配してニパがサウナに誘いに来る。

疲れた時はサウナが一番。

サウナには、直枝とクルピンスキーが先にいる。

クルピンスキーは、直枝が先生にしごかれるひかりを心配していると言うが、素直じゃない直枝はサウナの石に水をかけろと命令する。

昨日と同じく手が痺れたひかりは、冷水を直枝にかけてしまい、直枝は冷たさに悶える。

 

3日目。

昨夜は良く寝たひかりは、チドリの巣を気にしながら変わらず壁登りを続けていた。

直枝、隊長、先生は色々言うものの、見守り続けている。

隊長は、先生にもしやり遂げたらどうするか聞くが、先生の答えを聞く前にひかりが落ちていく光景が見える。

 

4日目。

ひかりは靴を脱いだ方が良いのではと試すが、落ちていく。

変わらず隊長と先生は見守っている。

 

5日目。

朝食を抜けば、軽量化出来て登れるのではと試すが、直枝に超ド級の馬鹿だと言われる。

試すと、力が入らずそもそも登れなくなる。

 

6日目。

今度は、反動で沢山食べる。

ニパと直枝が、連日魔法力を使いきる様な事をしていると心配して見ていると、ひかりは疲労から塔の中腹で眠ってしまう。

すぐに壁から落ちたひかりを間一髪助けたのは、直枝だった。

世話掛けやがってと直枝とニパはひかりをベッドで寝かしつける。

直枝は、ロスマン先生を捕まえてテストの意味を問いただす。

先生は、あれぐらい出来ないなら出撃しても死ぬだけだと言い、直枝も否定できない。

 

夜、目覚めたひかりは練習を再開しようとする。

すると、先生がひかりにどんなウィッチになりたいのかを聞く。

ひかりはお姉ちゃんみたいな立派なウィッチに憧れている事を素直に告白するが、先生は無理だと切り捨てる。

先生は、以前にもひかりと同じ様な魔法力が弱い子を見た事があり、熱意に負けて出撃させたら、その子は二度と飛べなくなってしまったという。

戦場では、能力が無い者は本人も周りも不幸にするという先生に、ひかりはその子は本当に悲しかったのか疑問を漏らすと、先生は何かに気付く。

ひかりは、周りの迷惑になるなら扶桑に帰るが、ほんのちょっとでも戦力になる見込みがあるなら残りたいと、テストを最後の最後までやらせて下さいと言う。

ひかりの真っ直ぐな熱意に負け、先生は好きにしなさいと言う。

 

危機の時

7日目。

テスト最終日。

あいにくの悪天候で、風が強く、ひかりには不利な状況。

心配するニパと、ついてない奴だと言う直枝。

見守る先生。

強風に横滑りするひかりは落下するが、チドリの巣に落ちまいと、魔法力を足にだけ集中させてギリギリで壁に張り付く。

それを見ていた先生は驚き、ひかりの所へ。

上体を起こして手足で張り付くと、途端に吸着力が弱まり、ひかりは落下する。

近くで見ていたニパと直枝は、心配し、テストの延期を求めた方が良いと助言する。

しかし、ひかりの所へ到着した先生は延長は認めないと言い、テストを再開させる。

先生の助言で、全身にまわす魔法力が無い以上、一か所に集中して、魔法力を左右の手でスイッチしながら登るしかないと助言を受ける。

スイッチで壁を登っていくひかりを見て、ニパと直枝は喜ぶが、様子を見に来た隊長は、先生に諦めさせるのでは無かったのかと問いただす。

テストはクリア出来ても、後が辛いと言う隊長に、先生は諦めが悪過ぎるからいけないと、ひかりへの情がうつっていた。

隊長は、不肖の弟子かと静かに笑う。

皆が見守る中、雨が降り始めコンディションは更に悪くなる。

寒さで手の感覚が無くなって来たひかり。

その時、ネウロイ襲来の警報が鳴り響く。

 

続々と出撃する502の中で、テストを終えられずに置いて行かれるひかり。

その時、直枝が忘れ物をしたと編隊を離れる。

壁に張り付くひかりの所に現れた直枝は、ひかりに502に入るのは土台無理で、うっとおしいと厳しい言葉を浴びせる。

努力してもダメな奴はダメだと言われ、ひかりはダメじゃないと叫びながら塔を登っていく。

ひかりがダメじゃないと繰り返し叫びながら登りきると、風と雨が止み、雲の隙間から日が差してきた。

直枝は、出来たじゃねえかと、ひかりを祝福すると編隊に戻っていく。

直枝の気持ちに気付いたひかりのもとに、ユニットを履いた先生が現れ、合格を告げると約束通り出撃許可が下りる。

 

危機の結果、成長と工夫で得る物

出撃したひかりは、魔法力をユニット集中させる事でチドリ本来の性能を引き出せる様になっていた。

ネウロイと接敵した502に追いつくひかりと先生。

先生は戦闘に突入する前に、ひかりにあなたはお姉さんの様にはなれないと言い、攻撃を避けて接近し、弾が正確に当たる距離まで近づく様に、今のひかりが出来る事を言う。

先生は、あなたはあなたになりなさいと導き、ひかりは力強く返事をする。

 

言われた通り攻撃を避けて接近するひかりは、不注意からネウロイの尾びれにひっかけられる。

すると、ひかりの目は赤く光り、コアが見える。

ひかりがコアを露出させると、全員で集中砲火を浴びせ、ネウロイを倒す事に成功する。

 

基地に帰ると、隊長に先生から報告。

ひかりも同席し、ひかりの固有魔法は接触魔眼だとわかる。

しかし、ネウロイに接触しないと発動しない危険性ゆえに、いきなり使用禁止を言い渡される。

孝美が絶対魔眼を使ってまでして救った命を無駄にするなと言われ、ひかりは了承するしかない。

この時、ひかりは姉の固有魔法の、援護無しで使うのは自殺行為の上、負荷が大き過ぎる事実も知らされる。

 

格納庫。

チドリを前に502に入隊出来た事を、姉を思い報告する。

そこに、ニパと直枝が入隊おめでとうを伝えに来る。

直枝は、紫電改が自分の物にならなくて残念と、憎まれ口を言うが、ひかりは二人に自分は強くなる事を宣言する。

先生は3人を見守りながら、ひかりに、あなたは飛び続け、あなたはあなたになりなさいと応援をする。

 

第四話終わり

 

現状の分析結果

コンセプト:魔法少女×第二次大戦時の戦闘機乗り

モチーフ:魔法、美少女、第二次世界大戦、戦闘機、パイロット、架空戦記

主人公のテーマ:姉と同じ戦場に立てるのか?

物語のメインテーマ:ネウロイを倒し戦争を終わらせられるか?

物語構造:旅物語

葛藤環境:ネウロイに侵略されている世界

主人公の動機:姉の様になりたい

欲求:所属

面白さ:リアリティ(ミリタリー)、予測不能(ひかりは502に認められるのか? 塔を登りきる事が出来るのか?)、感情移入(憧れの存在に近づきたい、努力は報われるべき)

 

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※記事の内容は、訂正、追加、更新等する事があります。

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