自然な状態とは?
検索すると、自然とは、
- 人手を加えない、物のありのままの状態・成行き。
- この世のあらゆる物の総称。
この様に説明があります。
物語において必要な自然とは、何でしょうか?
リアリティ
一つは、現実感や納得感に繋がるリアリティです。
現代に恐竜が現れたと言われると、現実感は薄いですが、DNAから蘇った恐竜が現れたと言われると、少し現実感が増します。
ですが、設定や描写のナチュラルさやリアルさだけが自然ではありません。
本当に魅力を感じる部分とは、不自然な部分です。
DNAと言うリアリティを高める設定は、恐竜と言う魅力を納得させる為の道具に過ぎません。
ジュラシックパークを見る人は、遺伝子操作の蘊蓄を楽しむのがメインでは無く、暴れる恐竜を見たい筈です。
不自然が魅力に繋がる
不自然さ、違和感は、見る人の興味を引きます。
しかし、それだけでは、ナンセンスな作品しか作れません。
つまり、不自然さや違和感を、最終的に必然と思える自然な描写にする事が、物語の中で必要な自然さです。
不自然さの何もない作品には、見ていて引っかかる部分、フックが無い事になります。
まとめ
いかに面白く魅力的な物語や設定でも、見ていて気になるのではなく、悪い意味でつっこみたくなる様では、本領を発揮できません。
不自然な物が、自然に思え、物語の劇中で起きる事が必然に思えるほど、物語の魅力は読者や視聴者に届きやすくなります。
自然さばかり、不自然さばかりと、偏って作っていませんか?
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