「ViVid Strike!第六話」を分析してみた

既存作品ザックリ分析

作品名:vivid strike!

形式:連続アニメ作品、第六話

長さ:23分(OPEDテーマソング含む)

公式サイト:http://vivid-strike.com/

 

!注意!

この記事は、完全にネタばれを含んでいます。

 

主な想定読者

・分析作品から、物語の型を学ぼうと思う創作者で、その中でも、脚本術等を、好きな作品で学びたい人。

・分析作品を既に見た作品のファン。

・分析作品を見る予定は無いが、単純に内容を知りたい人。

 

分析で分かる事

物語のオチは、もちろん正確には分かりません。

分析によって分かるのは、主な物語の構造や、各要素の役割です。

 

「ViVid Strike!」を分析

主人公(役割):フーカ・レヴェントン

導き手:アインハルト

敵対者:リンネ

協力者:ジムのみんな

 

オープニングイメージ

12月14日

ミッドチルダ中央22区ナカジマジム

 

トレーニングに励むジムの面々。

休憩、話題はフーカの予選の話に。

順当に勝ち進んでいれば、終わった頃合い。

噂をすれば、帰ってくるフーカに駆け寄る仲間達。

フーカは練習の甲斐あって一位通過を果たした。

抱き合って喜ぶ仲間を、リングの上からアインハルトが優しく見守る。

会長がトーナメントの組み合わせが届いたので、打ち合わせをすると出場メンバーを集める。

 

試練の時

大会概要説明。

40選手出場の4ブロックトーナメント制。

各人の対戦相手が分かり、メンバーは楽しみだと言うが、フーカは自分に当たる前にリンネが負ける可能性もあると、ある意味で悲観的。

そんなフーカに、リンネが当たる前に負けたら、リンネとフーカの試合を別に組んで貰うなんて言う話まで出る。

会長も相手のコーチに交渉すると約束し、フーカは喜ぶ。

 

ジムの仕事をするフーカ。

会長が、試合前だから雑務をしないで良いと、休む事を命令する。

それと、最初にリンネとトーナメントで戦うミウラが会長の家に今日は泊まっていくという。

会長の家で手料理をふるまうミウラ。

実家が海辺のレストラン、リストランテリナルディ。

ミウラは見よう見まねと言うが、フーカは存分に堪能する。

 

食後、後片付けをするミウラにフーカは手伝わなくていいのか心配になるが、会長の話では、ミウラ流の試合を控えた時のテンションコントロールの一環らしい。

 

その頃、ルームランナーで走り込みをしているリンネ。

コーチに負けたらフーカとの試合の仕切り直しを提案された事を聞かされるが、負けないので大丈夫だと厳しい表情をする。

リンネの目標は既に大会優勝した先の、アインハルトとのタイトルマッチにある。

 

夜。

フーカが目を覚ますと、隣で寝ていたミウラの姿が無い。

探すと、ベランダでミウラが一人シャドウでイメージトレーニングをしていた。

今夜は冷えるからとフーカはミウラを気遣う。

だが、ミウラはリンネは強く怖いが勝ちたいと語る。

それ以上に、今回の大会を逃すと、U15を主戦場にしているヴィヴィオとの公式試合は、ミウラの年齢があがるので暫く出来なくなる。

だから、その前に、尊敬するライバルであるヴィヴィオに勝ってU15を終えたいと言う。

 

12月15日。

ミッドチルダ中央32区、EBスタジアム。

ウィンターカップ初日。

人で賑わうスタジアム、記者に写真を撮られる選手達。

 

DSAA、U19総合魔法戦競技選手会長、ワールドランク3位、フロンティアジム所属、ヴィクトーリア・ダールグリュンが開会を宣言する。

観客席、リングサイド、テレビで敵味方が見守る中、ヴィヴィオの試合が始まる。

ヴィヴィオは圧倒的強さでKO勝利をおさめる。

 

すぐにフーカの試合に。

会長に緊張を聞かれるが、フーカは緊張はしているが、前向きに頑張るとリングに上がる。

相手に威嚇されるも、フーカの礼儀正しさに相手はペースが狂う。

試合が始まると、フーカはアインハルトを彷彿とさせる動きで秒殺勝利をおさめる。

 

ミウラとリンネの試合が迫る。

開始前に、リンネはミウラの流派のスタイルに合わせて、打撃だけで戦うと宣言される。

ミウラは、やる事は変わらないと試合に挑む。

撃ち合いの中、カウンターを決めるミウラは、リンネに公式戦二回目のダウンを奪う。

置きあがるリンネをミウラはラッシュで追い詰め、再びダウンを奪う。

だが、リンネは息を切らしながらも平然と立ち上がる。

リンネの異変に警戒し、ミウラは必殺技を出すが、リンネは受け切る。

リンネの異変は、スタミナと防御力を鍛え、それに伴って攻撃力もあがっていた。

ジルコーチは、ミウラも強いが、10年に一人の逸材止まりで、リンネは100年に一人の天才だと勝利を確信する。

リンネのボディブローとアッパーが決まり、危ういミウラは仲間を思い出し、踏みとどまって最後の必殺技を出すが、リンネは受け切り、そのまま力でミウラをねじ伏せる。

会長がタオルを投げ込むが、ミウラの肋骨は粉砕して試合終了となる。

第六話終わり

 

現状の分析結果

コンセプト:魔法少女(新規性)×総合格闘技(普遍性)

モチーフ:魔法、美少女、総合格闘技、大会、ジム、異世界

主人公のテーマ:お金や力よりも大切な物とは何か?

物語のメインテーマ:幼馴染と再び戦い、勝つ事が出来るか?

物語構造:所属環境の問題に向き合う物語。ここで言う所属環境は、フーカとリンネの二人の関係

葛藤環境:不公平な世の中と不遇な境遇

主人公の動機:過去の清算行動。友達を救いたい

欲求:承認

面白さ:リアリティ(総合格闘技のジムやシステム)、予測不能(フーカは、リンネに勝てるのか? ミウラはリンネに勝てるのか?)、感情移入(力を持って変わってしまった大切な人がいるか?)

 

ちなみに関連作品はこちら




※記事の内容は、訂正、追加、更新等する事があります。

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