「終末のイゼッタ第六話」を分析してみた

既存作品ザックリ分析

作品名:終末のイゼッタ

形式:連続アニメ作品、第六話

長さ:25分(OPEDテーマソング含む)

公式サイト:http://izetta.jp/

 

!注意!

この記事は、完全にネタばれを含んでいます。

 

主な想定読者

・分析作品から、物語の型を学ぼうと思う創作者で、その中でも、脚本術等を、好きな作品で学びたい人。

・分析作品を既に見た作品のファン。

・分析作品を見る予定は無いが、単純に内容を知りたい人。

 

分析で分かる事

物語のオチは、もちろん正確には分かりません。

分析によって分かるのは、主な物語の構造や、各要素の役割です。

 

「終末のイゼッタ」を分析

主人公(役割):イゼッタ

導き手:フィーネ

敵対者:ゲルマニア帝国

オープニングイメージ

 

水を汲み、川から急いで離れるヨナス。

イゼッタの魔法の秘密を知ってしまい、野営地に慌てて戻る。

息を切らせたヨナスは、運悪くゲールのスパイにイゼッタの秘密を知ってしまったかもしれない動揺をうちあけてしまう。

 

ミッドポイント

宮殿の庭園。

庭師と共に植木の世話をするイゼッタ。

雑草を抜いているとロッテが怒りながら朝食の時間だと呼びに来る。

風呂で湯浴みして早く着替えてくださいと言われ、素直に従うイゼッタ。

 

ロッテに怒られるイゼッタを笑うフィーネ。

厨房、洗濯、草むしり、と毎日どこかに忍び込んで仕事をしているイゼッタ。

イゼッタは、身体を動かしていないと申し訳ない気持ちになって落ち付かないと言う。

フィーネは、本来ならイゼッタは、ゲールの最大の敵、伝説のエイルシュタットの白き魔女として威張ってふんぞり返っても良い働きをしていると褒める。

イゼッタは、自分では実感が湧いておらず、先日の坑道爆破の様に表に出ていない所でビアンカ達近衛の協力もあっての事だと謙虚さを貫く。

フィーネは、イゼッタが無理を言って無防備に前線に立った判断が、正しかった事を思い出す。

偽装工作に代役を立てず、本人が出た事で、意図せず撮られた写真が新聞に載っても問題が起きなかったのだ。

フィーネは、新聞の写真を、まさに鉄槌を下す魔女で凛々しかったとイゼッタをからかうが、イゼッタは姫様の意地悪と顔を赤らめて困る事しか出来ない。

イゼッタを見かねてフィーネはスマンと謝り、話は真面目な話に。

ゲールは、峠の進軍を退けて出直し状態になり、ブリタニア周辺で動きがあり、ゲールはそちらを気にしているらしい。

今は、ゲールに侵攻されていらい久しぶりの平穏。

こんな日が来るとは思わなかったとフィーネはイゼッタに改めて礼を言い、フィーネも用事が無いのでイゼッタのしたい事行きたい所を聞く。

すると、突然現れたエルヴィラが、是非やって頂きたい事がございますとお願いに来る。

 

ロッテにコルセットで締め上げられるイゼッタ。

美は苦しみの向こうにあると言われ、フィーネもエルヴィラもまだ行けるとイゼッタを応援する。

ビアンカだけが客観的に見守っている。

息を吐き苦しみに力が抜けたイゼッタに、ロッテが更にコルセットを絞めつけ、苦しさが一周して変な声をあげるイゼッタ。

ようやく終わると満足そうなエルヴィラが、イゼッタにフィーネのドレスを着せる。

イゼッタは、フィーネはスレンダーだからコルセット無しで着られる事でダメージを負っている。

すると、ロッテがフィーネのドレスではフィーネでは余る胸の部分が、イゼッタの胸囲では入らないと言いだし、フィーネが大ダメージを負う。

フィーネは女性陣の胸を改めて見比べ、大国の圧倒的物量を前に、貧しい小国が勝利する方法が本当にあるのかと自虐的な比喩をする。

 

フィーネを見かねたエルヴィラは、ドレスを諦め、イゼッタの腰に布を巻かせてロングスカートにし、イゼッタに淑女としての作法レッスンを始める。

自信が無いイゼッタに、エルヴィラは無くて当然と言い、嫌がるビアンカにフィーネともダンスをさせると餌で釣って男性役をやらせて、ダンスレッスンが始まる。

 

レッスンを終え、庭園の椅子ティースペースで疲れ果てるイゼッタ。

ロッテが皆に紅茶を出し、ビアンカが恐縮しながらもフィーネの労いを受け紅茶の香りを楽しんでいると、フィーネが残り少ない輸入品で、本当は焼き菓子やパイと一緒に楽しめると最高だったが、砂糖も配給制のご時世で残念がる。

それを聞いて、ロッテが明日まで待てば用意できると思うと言いだす。

キルシュヴァームと言うフィーネも好きなパイを売る店に、ロッテはお使いを言い遣ったというのだ。

フィーネは、暫くパイはやらない告知を聞いていたので驚くが、先日店では砂糖が手に入って特別に再開する事になったという。

驚くフィーネに、ビアンカが砂糖の出所は、大公即位と戦勝祝いに宮殿の備蓄を放出したからではないかと冷静に思い出させる。

思い出したフィーネは、パイの味を思い出し、よだれをすすり、店での焼き立てが美味いと語りだすが、我を取り戻し、と言う噂だとまとめる。

イゼッタが店に行った事があるのか聞くと、フィーネは無いと取り繕うが、その姿を見てロッテはクスクス笑う。

イゼッタは、何かを思いつき、フィーネに改めて今日のお願いをする。

 

ジークは、調査員を使い、川で拾った写真の持ち主がヨナスである事を突き止める。

調査員に更に調査を進める様に頼むと、部屋を出ていく調査員。

調査員と廊下ですれ違ったエルヴィラは、調査員に気付きジークの部屋に行き、またクーンツを使うのかと問いただす。

ジークは、近衛にさせられない裏や汚れ仕事もあると平然と言い、今回の戦争に禁じ手は既にないと言う。

既に、イゼッタという年端もいかぬ少女を科学の時代に魔女として伝説に仕立てて巻き込んでいる。

イゼッタの事は、他に手段が無かったとエルヴィラは言うが、ジークはだからどんな事をしてでも勝利の為なら細い糸を手繰り寄せ、卑怯と言われようと何を犠牲にしようとも、この国を守ると語る。

 

迫りくる試練、問題

ノイエベルリン帝立技術工廠。

特務のリッケルトが運転する車、助手席にバスラーを乗せて入っていく。

皇帝が優位に戦争を進める為、帝国の軍事予算の4%をつぎ込んでいる技術研究機関。

ベルクマンは設計局長に挨拶をしに、別の場所にいる。

先端技術や他国の技術獲得を含めたスパイ活動から、皇帝趣味のオカルト探索まで幅広く調べるのが特務の仕事だという。

バスラーが茶化して言うとリッケルトは、今はあなたもその一員ですと返す。

バスラーは、ふとリッケルトが貴族のボンボンなのに特務等と言う裏方をやっているのか疑問に思う。

リッケルトは、バスラーの質問に、確かに父親が死ねば爵位は継ぐが、ベルクマンの様に自力で出世するつもりだと語る。

バスラーは、若いなと言いつつ姿勢に感心し、応援する見守る大人の様な姿勢だが、リッケルトは子供扱いされて感じる。

目的の場所に着く。

ここにバスラーが来たそもそもの目的は、最新鋭の試作機をバスラーに見せる為だった。

最新鋭機に大はしゃぎするバスラーを見て、リッケルトはどっちが子供だよと呆れた。

 

設計局長と話すベルクマン。

ベルクマンは、魔女には弱点がある筈だと言うが、所長は実務屋の考えそうなことだと冷静に聞いている。

ベルクマンは皇帝の命令書を持っているので、所長は何でも望みを言うが良いと言うと、ベルクマンは第九設計局への立ち入り許可が欲しいという。

様々な情報を探してはいるが、それ以上に皇帝が、魔女が見つかる前からおとぎ話の魔女がいる事を、最初からかなりの確信を持っていた事が気になるという。

情報と合わせて、確信の理由を知りたいと言うと、所長に連れられ第九設計局へ。

この工房は陛下お気に入りの遊び場で、全てを他言無用にしろと釘を刺される。

ベルクマンは、まだ死にたくないのでねと、了承し第九設計局のシャッターが開く。

 

キルシュのパイをお忍びで食べに来たフィーネ一行。

焼き立てのパイを前に、テンションが上がるフィーネ。

一方でビアンカは、お忍びがバレる事にひやひやしているのだが、フィーネは完璧な変装に自信

があるようでお構いなしだ。

パイに舌づつみをうっていると、フィーネに店の女将が話しかけて来た。

今日もご満足頂けましたかフィーネ様?と聞かれ、フィーネは幸せな顔で、うんと答えてしまう。

我に帰るフィーネが後ろを向くと、店の主人も立っている。

いつも御贔屓にして頂きありがとうございますと礼を言えれるが、フィーネは自分は一介の町娘でとお忍びの体裁を守ろうとする。

しかし、店の主人にいつもは黙っていましたが、今日ばかりは、お礼をお祝いを言わせて下さいと言われ、周囲に変装がバレバレだった事が判明する。

まだ頑張るフィーネに、ビアンカがフィーネのお忍びは、店の主人だけでなく近衛達も把握していたと言われ、フィーネは顔を真っ赤にする。

ビアンカは、フィーネがあまりにも楽しそうに変装して町に繰り出すので、悟られずに護衛をしながらもその姿に見とれていたと語り、それを聞いたフィーネの恥ずかしさが限界に達し、テーブルを叩いてそれ以上言うなと叫んでしまう。

テーブルを叩いた拍子に皿から落ちたパイを、寸での所でイゼッタがキャッチする。

キャッチする際にイゼッタの変装眼鏡が落ち、来店していた子供にイゼッタの正体がバレる。

フィーネが叫んだ事で注目も集め、フィーネに気付いていなかった客達までフィーネに気付き、騒ぎになるが、フィーネは椅子を立ち台にして、自分が店のパイが好きでついつい忍んで来てしまったと説明を始める。

パイの美味さに民衆は同意する。

フィーネは、一日も早く美味いパイを毎日食べられる、そんな毎日をイゼッタと共に取り戻すと宣言する。

少女がイゼッタに花をプレゼントされ、イゼッタは涙ぐむ。

 

宮殿に帰ると、騒ぎを起こした事を、お転婆で民に親しまれるイメージに繋がって結構と、ジークに言われ、初めは怒られると思っていたのでホッとするが、今後はお忍びはお控えくださいと釘を刺されてしまう。

説教は終わり、本題で、ジークはブリタニアに自分を派遣して欲しいと言ってくる。

来週、ゲールと敵対する同盟国家群と亡命政府の首班が集まる会議があり、帝国と魔女について話し合いがもたれるという。

そこにはアトランタ合衆国も出席するので、説得次第で大陸最出兵を引き出せるチャンス。

そこまで聞いて、フィーネは自分とイゼッタが行くと言いだす。

話し合いで皆が知りたいのは、魔女の力が本物なのかで、それを証明する一番の方法はイゼッタが直接出向く事だ。

話の途中で電話が鳴り、ジークが出ると、ヨナスの部隊にゲールの工作員が紛れ込んでいる事が諜報員から緊急報告され、珍しくジークは焦る。

ジークは、フィーネに聞かれ、渡航ルートは精査するが二人に行って貰うと了承する。

 

イゼッタとフィーネは旅支度をし、ブリタニアに向けて出発する。

同じころ、ヨナスはスパイに気遣うふりをしてイゼッタの情報を引き出されそうになっていた。

しかし、ヨナスはもうちょっと考えてみますと情報を言わない。

スパイは、豹変し、ヨナスの足の動脈を撃ち、暴行し、家族を人質にして情報を吐かせるが、言う直前にジークとジークの手下がヨナスを救い出す。

スパイは逃げ、ジークは倒れるヨナスに国を守る為なら何でもできるかと聞く。

ヨナスが勿論と答えると、ジークは、ありがとう、すまないと言い、引き金を引く。

山脈の間をフィーネと共に飛び、ブリタニアを目指すイゼッタは、どんな事をしても絶対に国を守ると心に誓う。

第六話終わり

 

現状の分析結果

コンセプト:架空戦記(WW2)×魔女

モチーフ:WW2、魔女、姫、ドイツ等の国々

主人公のテーマ:自己犠牲

物語のメインテーマ:イゼッタは、フィーネの為にエイルシュタットをゲルマニアから守り、戦争を終わらせられるのか?

物語構造:旅

葛藤環境:強国に攻め込まれる弱小国

主人公の動機:フィーネの為にエイルシュタットを守りたい

欲求:承認

面白さ:リアリティ(WW2、情報戦)、予測不能(魔女、情報戦の行方)、感情移入(自分の国を守りたい、優秀な指導者に仕える、恩を返したい、食べ物、恥)

 

BD

※記事の内容は、訂正、追加、更新等する事があります。

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