既存作品ザックリ分析
形式:連続アニメ作品、第八話
長さ:23分(OPEDテーマソング含む)
公式サイト:http://vivid-strike.com/
!注意!
この記事は、完全にネタばれを含んでいます。
主な想定読者
・分析作品から、物語の型を学ぼうと思う創作者で、その中でも、脚本術等を、好きな作品で学びたい人。
・分析作品を既に見た作品のファン。
・分析作品を見る予定は無いが、単純に内容を知りたい人。
分析で分かる事
物語のオチは、もちろん正確には分かりません。
分析によって分かるのは、主な物語の構造や、各要素の役割です。
「ViVid Strike!」を分析
主人公(役割):フーカ・レヴェントン
導き手:アインハルト
敵対者:リンネ
協力者:ジムのみんな
オープニングイメージ
前回のラスト。
試練の時
コーチの声にダウンから復帰したリンネ。
しかし、ここでゴング。
それぞれコーナーに戻る。
ヴィヴィオの言葉にリンネは動じていないと言う。
ジルは相手の会長とヴィヴィオに不快感を示す。
第二ラウンド。
攻撃を避け、一方的に攻撃するヴィヴィオ。
ヴィヴィオ優勢のまま第三ラウンドに。
カウンターを狙ったヴィヴィオに、リンネは顔で受けに行き、隙を作って強烈な攻撃をボディや足に叩き込む。
顔への攻撃を防御したヴィヴィオは、防御ごとヴィヴィオをリングになぎ倒す。
ダウンしたヴィヴィオを見て、ジルは生まれ持った才能の差の勝利だと勝ち誇る。
ダウンしたヴィヴィオは、才能が無いが、ある物を伸ばせばいいと過去の練習を思い出す。
立ちあがり、試合再開するが、流れがリンネに傾き、ロープ際に追い詰められる。
リンネは、ヴィヴィオの境遇に嫉妬し、才能が無いのに倒れない事に、躍起になる。
追い詰めたと思った時、ヴィヴィオはスタイルをスイッチし、徐々にリンネを追い詰め出す。
ヴィヴィオは、自分の全てを込めて戦い、遂にはリンネをKOするが、リンネに蹴られた左足が痛む。
ヴィヴィオはこの大会は、ここで棄権になり、フーカとアインハルトに託す。
病院に運ばれるヴィヴィオ。
控室で落ち込むリンネはトイレに逃げ込むが、ジル会長は敗北に涙を流す。
リンネは立ち直れるのか心配。
トイレでリンネは、失神して祖父の最期に立ち会えなかったトラウマが、今回のKOでフラッシュバックし、嘔吐する。
そんな中でフーカの次の試合が始まろうとしていた。
第八話終わり
現状の分析結果
コンセプト:魔法少女(新規性)×総合格闘技(普遍性)
モチーフ:魔法、美少女、総合格闘技、大会、ジム、異世界
主人公のテーマ:お金や力よりも大切な物とは何か?
物語のメインテーマ:幼馴染と再び戦い、勝つ事が出来るか?
物語構造:所属環境の問題に向き合う物語。ここで言う所属環境は、フーカとリンネの二人の関係
葛藤環境:不公平な世の中と不遇な境遇
主人公の動機:過去の清算行動。友達を救いたい
欲求:承認
面白さ:リアリティ(総合格闘技のジムやシステム)、予測不能(フーカは、リンネに勝てるのか? ヴィヴィオはリンネに勝てるのか? リンネは復帰できるのか?)、感情移入(力を持って変わってしまった大切な人がいるか?)
ちなみに関連作品はこちら
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