「終末のイゼッタ第九話」を分析してみた

既存作品ザックリ分析

作品名:終末のイゼッタ

形式:連続アニメ作品、第九話

長さ:25分(OPEDテーマソング含む)

公式サイト:http://izetta.jp/

 

!注意!

この記事は、完全にネタばれを含んでいます。

 

主な想定読者

・分析作品から、物語の型を学ぼうと思う創作者で、その中でも、脚本術等を、好きな作品で学びたい人。

・分析作品を既に見た作品のファン。

・分析作品を見る予定は無いが、単純に内容を知りたい人。

 

分析で分かる事

物語のオチは、もちろん正確には分かりません。

分析によって分かるのは、主な物語の構造や、各要素の役割です。

 

「終末のイゼッタ」を分析

主人公(役割):イゼッタ

導き手:フィーネ

敵対者:ゲルマニア帝国

オープニングイメージ

ゲールの列車。

レジスタンスが線路の音を聞き、タイミングを計るとトラックを線路に置いて列車を停止させる。

始まる銃撃戦、ゲールは装甲列車を連結しているが、走行列車に突き刺さる突撃槍の群。

イゼッタが駆け付け、レジスタンスが勝利し、レジスタンス達はイゼッタに感謝の声をあげる。

 

全てを失う時

イゼッタの活躍が新聞記事に載る。

記事を眺め、フィーネ達はイゼッタを褒めるが、イゼッタはいくら写真に撮られても慣れず、恥ずかしい。

恥ずかしがるイゼッタにフィーネは、反ゲルマニア勢力の旗印となっていると言い、エルヴィラもイゼッタはもっと自信を持って良いと言う。

しかしイゼッタは赤面するばかり。

 

各地で活躍するイゼッタを囲む穏やかな日常を眺め、ロッテは笑顔で語る。

ブリタニアから帰還し、既に3ヶ月が経ち、あれからゲール帝国が大きく攻めて来る事も無く、国境で睨み合いをするだけで、例のパイを食べられる平和をエイルシュタットは謳歌していた。

 

ジークは、リッケルト達の城への侵入から事態の進展が無いが、いつに無く慎重に事態を見守っていた。

ビアンカにリッケルト達が城の地下に辿り着いた仮説を聞き、その上で城の地下から持ち出された物が無いか改めて聞くが、ビアンカはリッケルトを思い出し、無いと答える。

ビアンカがジークに、白き魔女伝説の真実を聞こうとして、やめて退室すると、一人になったジークは自分の机の中にある古い本と、袋をジッと見る。

 

花畑で歌う白髪の女。

その胸には、城の地下から持ち出された魔女の杖についていた石が首飾りとなりさげられている。

石は、周囲の魔力を集めている様に見える。

それを眺めているベルクマンとゲール兵達。

 

ルーデン湖畔でゲールに動きが。

新兵器の投入もあり、執務室で緊急会議が開かれる。

新兵器は砲身の長い戦車の様な形で、12両配備されていた。

エイルシュタット内で対イゼッタの兵器としてゲールが作る予想兵器とも似ていた。

イゼッタは、何とかなると言う。

エイルシュタットの工廠によってイゼッタの方も新兵器を得ていた。

工廠は、新型のライフルと、ランスと、魚雷を開発していた。

フィーネは、正念場で、ゲールを退ければ一気に有利になると会議を締めくくるが、ジークは何か先の事を考えていた。

 

夜、町を眺めるイゼッタの所にフィーネが来る。

会議後にジーク達と話し合い、次の戦いで勝った場合、ゲールが同盟各国に休戦を申し入れて来る可能性がある事が予想される。

フィーネは、もし休戦になってもそれはイゼッタとの約束とは程遠い事の許しを問う。

イゼッタは自分が戦い勝ち取る物が、結果的に守りたい皆と目指す明日を守る一歩になり、未来に繋がると答え、フィーネと、まずは皆の明日を守ろうと気持ちを同じにする。

 

ルーデン湖畔、山間の砦。

新兵器を倒す作戦を話していると、ルーデン湖畔は囮で、ゼルン街道でゲールの動きがある。

イゼッタは、自身の新兵器と共に街道に急ぐ。

戦場に駆け付けると、かつて白き魔女と呼ばれたゾフィと名乗る少女がイゼッタの前に立ちはだかる。

ゾフィは、もうやめてくださいとイゼッタに語りかける。

 

ゾフィを見送ったベルクマンの回想。

3ヶ月前、ゲールの工廠で所長にクローンの話を聞いていた。

アルプス山中の教会の神父が残した埋葬記録から、ゲールは白き魔女の遺体の一部を入手し、クローンとしての再生に成功していた。

しかし、ゾフィは不完全で、人形状態だった。

だが、イゼッタを捕獲した時に採取した血を飲むと、反応を示した。

ベルクマンは、ブリタニアでゾフィにイゼッタの血を飲ませ、ゾフィはクローンなのに記憶までも取り戻す復活を遂げていた。

ベルクマンの働きに喜ぶ皇帝は、リッケルトの死を労い、持ち帰った石の美しさやゾフィに御執心。

エリオットは、過ぎたる力では無いかと嗜めるが、ベルクマンは手綱を握っていると語り、魔女を使った最初の作戦を指揮する事に。

 

ゾフィ自ら、イゼッタに自分が生き返った経緯を説明。

ゾフィは、人の世や運命に関与してはいけないし、自分と同じ間違いを犯して欲しく無いと語る。

イゼッタは、フィーネの為に戦うと決意の固さを示す。

するとゾフィは、姫様姫様って自分の考えも無いのかと、豹変しイゼッタに襲いかかってくる。

戦いの最中、イゼッタは魔法が使えなくなり墜落してしまう。

ゾフィは同じ場所で悠々と飛び、高笑いをする。

ゾフィは、巨大な剣にイゼッタを鎖で繋げて捕獲すると、イゼッタを失ったエイルシュタットは一気に押される。

ゾフィは、魔法で自在に操れる無数のロケットでランツブルックを蹂躙し、2時間でランツブルックは陥落した。

イゼッタはゲールに捕まり、吊るされた姿を写真に撮られ世界にさらされる。

エイルシュタットの宮殿にゲールの旗があがる。

第九話終わり

 

現状の分析結果

コンセプト:架空戦記(WW2)×魔女

モチーフ:WW2、魔女、姫、ドイツ等の国々

主人公のテーマ:自己犠牲

物語のメインテーマ:イゼッタは、フィーネの為にエイルシュタットをゲルマニアから守り、戦争を終わらせられるのか?

物語構造:旅

葛藤環境:強国に攻め込まれる弱小国

主人公の動機:フィーネの為にエイルシュタットを守りたい

欲求:承認

面白さ:リアリティ(WW2、情報戦)、予測不能(魔女、もう一人の魔女、クローン)、感情移入(自分の国を守りたい、優秀な指導者に仕える、恩を返したい)

 

BD

※記事の内容は、訂正、追加、更新等する事があります。

スポンサーリンク

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください