「ブレイブウィッチーズ第六話」を分析してみた

既存作品ザックリ分析

作品名:ブレイブウィッチーズ

形式:連続アニメ作品、第六話

長さ:24分(OPEDテーマソング含む)

公式サイト:http://w-witch.jp/

 

!注意!

この記事は、完全にネタばれを含んでいます。

 

主な想定読者

・分析作品から、物語の型を学ぼうと思う創作者で、その中でも、脚本術等を、好きな作品で学びたい人。

・分析作品を既に見た作品のファン。

・分析作品を見る予定は無いが、単純に内容を知りたい人。

 

分析で分かる事

物語のオチは、もちろん正確には分かりません。

分析によって分かるのは、主な物語の構造や、各要素の役割です。

 

「ブレイブウィッチーズ」を分析

主人公:サーシャ

導き手:ニパ

協力者:502の仲間達

敵対者:ネウロイ

 

オープニングイメージ

横にしたドラム缶の上に板を置き、その上に仁王立ちになり、両手で水の入ったバケツを持ったひかり。

ロスマン先生に飛んでいる自分をイメージしてバランスを取りなさいと言われるが、ロスマン先生の横には大量の雪玉が積まれている。

そこに、サーシャに追われるニパが駆けこんでくる。

意識がニパに行くひかりにロスマン先生は、雪玉を投げつけてバランスを取る様に促す。

ひかりは器用に避けながらバランスを取るが、ニパは偶然落ちていたオイル缶に足を取られて転倒し、頭に大きなタンコブを作る。

サーシャに追い詰められたニパは、正座させられてしまう。

 

 

セットアップ

足が痺れるニパ。

サーシャが言うには、ニパがまたユニットを壊してしまったらしい。

ひかりは雪玉を避けながらニパのコブを心配するが、ニパさん頭大丈夫ですかと言い方に問題を抱えている。

ニパは平気平気と、固有魔法の超回復を見せ、コブがすぐに治る。

ひかりが、すごい!墜落し放題ですね!と言うと、ロスマン先生の雪玉がひかりに当たり、しっかり避けなさいと容赦なく雪玉が投げられていく。

ひかりは、はいと返事したそばから雪玉が直撃する。

ニパは墜落し放題発言に苦笑いしか出来ない。

サーシャは呆れながら、ユニットの破損個所を見つけ、自分でも直せると安心するが、ニパがサーシャを褒めようと、また落ちても安心と言おうとしてしまい、サーシャに、また?と睨まれ、安全第一でと言い直す。

ひかりがサーシャが見ただけでユニットの直し方が分かるんですかと聞くと、サーシャの固有魔法は映像記憶能力で、魔法力で記憶した映像は全て完璧に頭に入るらしい。

ロスマン先生は、サーシャに修理以外でも能力をもっと活かして欲しいと言い、落ち込むサーシャに、原因を作っているニパは申し訳ない気持ちでいたたまれなくなる。

 

キーイベント

建物の屋根に、不自然な鐘がある。

鐘はネウロイの擬態で、擬態ネウロイが信号をどこかに送った。

すると、空から高速で槍の様なネウロイが飛来し、建物を破壊してしまった。

破壊直後に擬態ネウロイは別の場所へ。

 

サーシャがニパのユニットを修理している最中、出撃の警報が鳴る。

北東部監視所がネウロイの襲撃を受け、発進するが、ユニットが直っていないニパは留守番する事に。

現場に行くと、監視所は完全に破壊され、ネウロイの姿は無い。

情報によるとペテルブルク外周部より正確に一発だけ砲撃を撃ちこまれたらしかった。

ラドガ湖が凍ってしまい、陸上ネウロイが町の近くまで侵攻してきていた。

現場の指揮を任されたサーシャは、手分けしての探索を開始する。

 

ニパは、正座を律儀に続けていた。

しびれが限界に達し、倒れこむと、拍子に壊れたニパのユニットのカバーが開いた。

カバーの中を見たニパは、覗き込む。

 

昼間から探索を始め、日が傾き始めてもネウロイは見つからない。

サーシャは、探索を陸上ウィッチ部隊に引き継いでの帰還を指示し、最後に自分だけもう一回り探索に出る。

 

建物の前の車が不自然にヘッドライトを光らせると、それは擬態したネウロイだった。

すると、サーシャのすぐ近くに潜伏していた陸上ネウロイが雪の下から這い出し、サーシャを無視して一発だけ空を撃ち、地中へと姿を消してしまう。

隊長から通信が入り、第一貯蔵庫が破壊された事がわかる。

サーシャは、ネウロイの目標が最初から町だった事に気付く。

 

インサイディングイベント

基地会議室。

物資不足の中で貯蔵庫が破壊された事は、502にとっても大打撃だった。

サーシャは、自分が油断したばかりにと謝る。

ニパは失敗は誰にでもありますよとフォローするが、サーシャの表情は冴えない。

敵は、ペテルブルグから88km離れた場所からの超長距離のピンポイント砲撃をやっていた。

だが、ネウロイと言えども、そんな芸当は難しく、観測班が着弾地点から砲撃直前に微弱な電波を探知していた事から、砲撃を誘導するマーカーネウロイが町に潜んでいる事が推測された。

隊長は部隊を、砲撃ネウロイ班と、マーカーネウロイ班の二つに分ける。

町に詳しいかもしれないニパ、サーシャと、戦闘向きで無いひかりをマーカーネウロイ班にする。

だが、サーシャは生まれが違うので町に詳しくないと隊長に言うが、隊長は、お前なら何とかなると言い、ニパは私がついていますよとサーシャを元気づける。

それでもやはり、サーシャの表情は冴えないままだ。

 

苦境の時

出撃したマーカーネウロイ探索班だが、ニパは、実は町には幼い頃に一度買い物で来たぐらいで詳しくない事をひかりにこぼす。

ひかりが当時、何を買ったのか聞くと、ひかりは建物の尖塔に衝突しそうになる。

そんな二人を見て、サーシャは先が思いやられると溜息をつく。

そんなサーシャにひかりは、改めて町にどれぐらい詳しいのか聞くが、サーシャは南部の生まれで、祖母が疎開前に住んでいたぐらいだし訪ねた事も無いと言い、無人の街を守る意味など無いと割り切る。

おばあちゃんの家を守らなくていいのかニパは聞くが、ネウロイを倒す事が責務だと言いきられ、くれぐれも詰まらない事に気を取られて直したばかりのユニットを壊さないようにと釘まで刺されてしまう。

ニパは大人しく、はいと返事しか出来ない。

その時、隊長から第二貯蔵庫付近より謎の電波が出ていると観測班が捉えたと通信が入った。

しかし、急行するも第二貯蔵庫は破壊されていた。

ミッドポイント

散開し、マーカーネウロイ探索していると、ニパが馬に乗った騎士の像に衝突する。

すると、像はぐにゃりと変形し、マーカーネウロイは逃走してしまう。

擬態能力に驚きつつも、3人はマーカーネウロイを追って建物の間を飛び始める。

しかし、ニパは持ち前の不幸で、ひかりは実力不足で上手く追えず、サーシャは一人で追いつめていく。

その中で、サーシャは入り組んだ建物の間を迷わずに飛んでいる自分に気付く。

ネウロイを追っている内に、幼い自分の背中が見える。

フラッシュバックで油断し、T字路に出たマーカーネウロイを見失ってしまうサーシャは、この町を自分は知っている事を思い出す。

 

試練の時

基地に戻り隊長室で報告するサーシャ。

ロスマン先生の話では、解析班からの報告では砲撃するネウロイは、弾を体組織で生成していて、一日三発が限界だろうという解析結果が出たらしい。

今日は安心だとしても、町にいるマーカーネウロイが擬態をして潜伏している以上、危機は去っておらず、事態は面倒だ。

フラッシュバックが気になるサーシャが珍しく上の空で、隊長がどうかしたか聞くと、自分が仕留めてさえいればサーシャは悔やむ。

隊長は、まあ、そういう時もある、明日も頼むぞとサーシャを労う。

 

サウナでフラッシュバックを思い出すサーシャ。

しかし、固有魔法による記憶では無い事しか分からず、フラッシュバックの正体を思い出せない。

サーシャは、自身のフラッシュバックや町の事よりも任務を優先させなければと、気合いを入れ直す。

格納庫に行くと、サーシャのユニットにニパが落書きをしている所に遭遇してしまう。

ニパは訳を話そうとする。

だが、サーシャに涙ながらに、ニパには厳しく当たる事もあるが、私だって別に好きで厳しくしている訳じゃないけど、戦闘隊長だからみんなの事を・・・・・・もう良いですと言われてしまう。

ニパは、悲しそうな顔でニパの落書きを消すサーシャに話しかける事が出来ず、その場を立ち去ってしまう。

 

破滅の時

次の日、探索任務でサーシャは単独行動をしていた。

町を記憶するのに集中したいというのが口実だが、ニパは昨日の失敗が原因だと悔やむ。

ニパが、また像にぶつかる。

だが、像が設置されているのは屋根の上で、像はネウロイへと姿を変えて、逃走を開始する。

ひかりがサーシャにマーカーネウロイ発見を報告するが、通信の後ろでニパが街灯に衝突している。

それを聞いたサーシャは、ニパについているのやらいないのやらと、呆れながらも急行する。

急行すると、ひかりは街路樹にひっかかり、ニパは街灯をありえないほどひしゃげさせて大きなコブを作っていた。

ネウロイが像の横で像に化けているのを見つけ、サーシャの追跡が始まる。

しかし、街角を曲がった所でサーシャは光に目がくらみ、墜落してしまう。

同じころ、砲撃ネウロイを追っていた班が、あぶり出しに成功して戦闘状態に突入していた。

 

契機の時

サーシャが目覚めると、川を挟んで向こう岸に、金色の屋根の建物があった。

サーシャは自分の記憶を思い出すと、その屋根が見える家の窓から、屋根を見上げた幼い頃の記憶が蘇った。

やっと追い付いたひかりとニパが心配するが、サーシャには声が届かず、町を見渡し駆けだす。

 

蘇っていく幼い日の記憶。

母に連れられてこの町に来た事、町の子供達と遊んだ事、車の事故に巻き込まれそうになってウィッチの力に目覚め、シールドで車を止めて子供達を守った事、初めて魔法力を発動し、周囲の反応が恐ろしくて泣きながら駆けだした事、祖母の家に逃げ込んだ事、迷信深いオラーシャで魔女扱いされる恐怖を、子供ながらに感じた事、魔女になった自分に関わる自分の記憶を、いつしか全部閉ざしていた事を思い出す。

トラウマがあったから、町がどうなろうとも良かったのかもしれないと、自分の思いに気付くサーシャ。

当時の祖母の家には、サーシャと母と祖母の写真が変わらず飾られていた。

泣いて帰って来た自分を抱きしめてくれた母と祖母を思い出す。

思い出がトラウマだけでは無い事に気付き、迎えに来たひかりとニパに応えサーシャは任務に戻る。

 

対決の時

ニパが官野から砲撃ネウロイと交戦中の知らせを受け、急いでマーカーネウロイを探さねばならない。

ニパは、近くに通信所があるから、そこが次の目標かもしれないと言う。

すると、ひかりが寺院の屋根がキラキラしてくしゃみが出ると言いだす。

建物を見たサーシャは、幼い日の記憶と今の建物の違いに気付く。

今の寺院には、尖塔が一本多かった。

サーシャが尖塔を撃つと、ネウロイがたまらず正体を現す。

サーシャが倒しきる前に、マーカーネウロイは、寺院にマーキングをして消滅する。

 

ピンチの時

砲撃ネウロイにとどめをさそうとしていた時、砲撃ネウロイが電波を受信し、最後の砲撃を行ってしまう。

砲撃ネウロイは倒した物の、砲弾が50秒で寺院に着弾してしまう。

連絡を受けたサーシャは、ひかりとニパに退避命令を出し、寺院が砲撃されればこの辺一帯がタダでは済まない事を告げる。

ニパは、サーシャの思いでを守りたそうにするが、サーシャは始めから無人の街を防衛する必要は無いと言っていると告げ、三人は退避する。

 

決戦の時

退避する中、サーシャは祖母の家に目が行ってしまう。

それに気付いたニパは、命令を無視して寺院の方に飛んで行ってしまう。

砲弾を直接シールドで受けるニパ。

サーシャが、砲弾を止めるニパに逃げる様に言うが、ニパは嫌だと叫び、砲弾は空中で爆発する。

 

エンディング

爆発に巻き込まれ墜落するニパをサーシャがキャッチする。

ニパは無事だったが、ニパのユニットはまた壊れてしまった。

ユニットを壊したニパは、サーシャに謝るが、サーシャはユニットよりもニパの身体が大事だと言う。

ニパは固有魔法ですぐに自己再生し、ほら大丈夫とサーシャに言うが、サーシャは、なぜこんな無茶をと目を潤ませる。

ニパは、良く分からないけど、サーシャの大事な町だと思ったら身体が勝手に動いたと言う。

サーシャは、なんでニパにいつも辛く当っているのに、そんな事をするのか聞くと、ニパは、笑って見ちゃったもんねと言うと、ユニットの外装を開ける。

ニパのユニットのカバーの裏には、Удачи(幸運を、とオラーシャ語で)書かれていた。

ニパは、それが凄くうれしかった事と、昨晩の落書きは、落書きでは無く、お返しのつもりで、欧州での幸運のシンボルとしてテントウムシを描いたのだと語る。

サーシャは、消した落書きがテントウムシだったのかと、驚く。

ニパは、テントウムシとして認識されなかった自分の絵心に少し恥ずかしそうにしながら、仲間や仲間の大事なものを自分が少し傷ついて守れるなら、それって良いよねと語る。

その時、サーシャは母と祖母に、ウィッチの力は怖くも恥ずかしくも無い、大切なものを守れる素敵な力だと言われた記憶が戻り、ニパの胸でバカバカと言いながら大泣きする。

ひかりは、そんな二人を見守る。

 

ファイナルイメージ

サーシャは祖母の家に行くと、写真を見ながら、町にまた家族が戻れる様に、母と祖母が誇ったウィッチの力で、仲間と一緒に守る事を誓う。

 

第六話終わり

 

現状の分析結果

コンセプト:魔法少女×第二次大戦時の戦闘機乗り

モチーフ:魔法、美少女、第二次世界大戦、戦闘機、パイロット、架空戦記

主人公のテーマ:姉と同じ戦場に立てるのか?

物語のメインテーマ:ネウロイを倒し戦争を終わらせられるか?

物語構造:旅物語

葛藤環境:ネウロイに侵略されている世界

主人公の動機:姉の様になりたい

欲求:所属

面白さ:リアリティ(ミリタリー)、予測不能(擬態する敵をどう探す? サーシャの記憶の秘密)、感情移入(自分を殺して任務を優先する苦しさ、本当に大事な物)

 

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※記事の内容は、訂正、追加、更新等する事があります。

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