既存作品ザックリ分析
形式:連続アニメ作品、第八話
長さ:24分(OPEDテーマソング含む)
公式サイト:http://w-witch.jp/
!注意!
この記事は、完全にネタばれを含んでいます。
主な想定読者
・分析作品から、物語の型を学ぼうと思う創作者で、その中でも、脚本術等を、好きな作品で学びたい人。
・分析作品を既に見た作品のファン。
・分析作品を見る予定は無いが、単純に内容を知りたい人。
分析で分かる事
物語のオチは、もちろん正確には分かりません。
分析によって分かるのは、主な物語の構造や、各要素の役割です。
「ブレイブウィッチーズ」を分析
主人公:クルピンスキー
協力者:502の仲間達
敵対者:ネウロイ
オープニングイメージ
ペトロザヴォーツク
陸戦型の小型ネウロイを殲滅していくジョゼと下原。
排除完了を基地に報告。
基地では、隊長室でロスマン先生が電話で報告を受け、隊長に報告。
お茶を飲むアレクサンドラと、欠伸をするクルピンスキー。
今回の任務で、ノルマンとの補給路が開通した。
ブリタニアからノルマンに向けて、新型ユニットを搭載した大規模な補給船団が向かっていると言う先生。
船団護衛のラッセルシュプラング作戦が命じられていると隊長は言う。
安全な筈の航路なのに、護衛任務と言う事で、ユニット以外に重要な物を積んでいる事を勘ぐる先生。
ぶどうジュースかなとクルピンスキーが冗談を言うと、隊長は違うと言う。
エイラ達からのプレゼントで、まだ開けていない箱があったと、ひかり、ニパ、直枝、クルピンスキーが開ける。
ひかりは美味しい物を、クルピンスキーは葡萄ジュースを期待する。
中には、武器。
リベレーターと言う銃まで入っている。だが、弾が入っていない。
ひかりはリベレーターを可愛いと言う。
ニパと直枝が、武器に可愛いと言うひかりの感性を理解出来ないでいると、クルピンスキーが説明を始めた。
これはね、子猫ちゃん。ケルト魔法がかかったお守りで、全体がルーン文字の形をしている。敵の弾が当たらないおまじないがかかっていると話す。
ひかりは、扶桑の破魔矢みたいと信じてしまう。
欲しがるひかりにクルピンスキーはデートしてくれるならあげても良いよと言うと、ひかりは、じゃあいりません。と、あっさりと引き下がる。
クルピンスキーは、うそうそ、ひかりりゃんにあげるよとリベレーターを手渡す。
クルピンスキーの嘘を信じるひかりを見て、ニパと直枝は信じちゃった事に驚く。
物資の箱の中から、クルピンスキーへと書かれた箱が出て来る。
スペシャルな葡萄ジュースかなとクルピンスキーが期待すると、中にはマカロンが入っていた。
お菓子に喜ぶニパ。葡萄ジュースじゃない事にガッカリするクルピンスキーは一つつまむ。
すると、中からペンダントが出て来た。
隊長室。
ペンダントの中にはマイクロフィルムが隠されていた。
501から秘密裏に知らされた重要事項。
クルピンスキーは、歯が欠けるかと思ったよとぼやく。
フィルムには、ネウロイのコアを使ったウォーロックと言う秘密兵器と、その暴走による巣の消滅、そして暴走した兵器を501が破壊した事実が記されていた。
隊長は、クルピンスキー、アレクサンドラ、ロスマンに極秘報告書を見せた。
ロスマンは、この作戦を我々が再現する事は不可能だと動揺する。
しかし隊長は、ネウロイの数にも限りがある。倒し続けていればいずれ巣の中が空になると言う。
マンシュタイン元帥も、この事実を知れば火力を集中させての消耗戦を仕掛けようとするでしょうとロスマンが予想する。
隊長は、だろうなと答え、アレクサンドラは、ひょっとしてと気付く。
ノルマンに向かっている物資の中に、グリゴーリ攻略用の切り札が積まれているに違いない。
だから私達に護衛を?とロスマンが言うと、クルピンスキーだけは物資の中に葡萄ジュースあるかなと緊張感の無い事を言う。
隊長は、無いと言う。
食堂。
朝食の風景。
クルピンスキーが遅れて食堂にやってくる。
下原にメニューを聞くと、今日はトナカイ肉のシチューだと言う。
久しぶりに豪華な朝食。
ジョゼは、エイラとサーニャに感謝しながらお代わりする。
クルピンスキーは、葡萄ジュースが無いと味気ないなと、残念そうに席に座る。
隊長とロスマンが食堂に入ってくる。ロスマンは地図を抱えている。
そのままでいいから作戦を聞けと、食堂でブリーフィングが始まる。
現在、ブリタニアからノルマンに大規模な補給船団が向かっている。
船団護衛が今回の作戦。
安全な航路だが、気を抜かない様に、出発は明朝。
作戦参加者は4名、指揮官はクルピンスキー。
作戦内容にクルピンスキーは、僕が行くの?と不満げ。
すかさずロスマンが、船団護衛の非常時用に一人ブリタニアのウィッチが同行していますと写真を見せる。
写真を見るとクルピンスキーは、可愛いと呟き、行きますと手をあげる。
残りのメンバーはクルピンスキーが選出する事に、現地では新型ユニット受領によって戦力強化を図る事も伝えられる。
新型と聞いて直枝が立候補する。
クルピンスキーは、残りのメンバーを直枝、ニパ、ひかりに決める。
ひかりは、自分が選ばれた事に驚き、ニパはノルマンか遠いなと平常運転。
夜。
一人射撃場で特訓するクルピンスキー。
弾は的の真ん中付近を次々と撃ち抜いて行く。
そこにロスマンが現れる。
隠れて特訓なんて、とことん見栄っ張りねと言われると、クルピンスキーは深夜にデートのお誘いかいと答えた。
ロスマンは、なんで作戦にあの3人を選んだのか聞く。
クルピンスキーは、僕達はあとどれだけ飛べると思うか聞き返した。
突然どうしたのかロスマンが聞くと、クルピンスキーはゆっくりと話し出す。
僕達は開戦以来ずっと、いや、先生はヒスパニアから戦って十分過ぎるほどの経験がある。
気がついたらこんなに長く戦っていたとロスマンも同意する。
今、僕達がいなくなったらこの基地はどうなると思う?クルピンスキーの問いにロスマンは、存続が難しいと言う。
だから、あの子達に少しでも戦闘の経験を積ませたいんだ。
クルピンスキーの考えに、直枝とニパはわかるが、ひかりを選んだ理由がわからないロスマン。
クルピンスキーは、直枝とニパは前衛だから、ひかりはフォローにピッタリだし、ロスマン先生が目をかけている。
それで十分と言うクルピンスキー。
それに僕、知っているんだよ。
クルピンスキーの言葉に動揺するロスマン。
クルピンスキーは、あの子中々良いだろ?とひかりを気に入っている事を告げると、ロスマンは射撃で熱くなった銃身を静かにクルピンスキーの手に押し付けた。
あちぃ!と仰け反るクルピンスキー。
明朝、出発直前の作戦参加メンバー。
ニパのストライカーは既に不調そう。
直枝が大丈夫か聞くが、ニパは千キロ持ってくれよと、そのまま行くつもりの様だ。
ひかりは、リベレーターに紐をつけてお守りの様に服の下に首から下げる。
直枝が、まだ嘘を信じているひかりに持っていくのか聞くと、ひかりは、いいでしょあげませんよと上機嫌。
直枝は、死んでもいらねぇと言う。
真面目な表情のクルピンスキーは、夜空の星、大輪の薔薇、と君の瞳にの次に続く口説き文句を考えている。
見送りに来たロスマン先生に叩かれる。
いつもの調子で護衛任務に出撃していく4人。
バレンツ海
輸送艦隊が現在位置を打電。
艦長が、追加の4人に対して、ブリタニアのウィッチだけでは不満なのかと疑問視。
それだけ積荷が重要だと言う事だろう。
クルピンスキーは、早く会いたいなブリタニアの子猫ちゃんと楽しみである事を隠さない。
ひかりが楽しそうですねと言うと、ひかりも当然かわいいが、ブリタニアのウィッチは基地にいないタイプだと言う。
ひかり、直枝、ニパは、任務中にこんな調子のクルピンスキーの扱いに困る。
直枝に至っては、殴りたいのを我慢していた。
300km地点。
ペトロザヴォーツク基地での休憩。
食事をし、ナンパするクルピンスキーを直枝が止め、再び移動開始。
クルピンスキーは、直枝に引っ張られた耳をさすりながら、直ちゃんは厳しいなと言う。
直枝は、ちったぁ真面目にやれよと怒る。
クルピンスキーは、いつも大真面目だよと言う。
ニパは、えぇぇぇと否定的。
可愛い女の子に対してはねとクルピンスキーが続ける。
直枝は、だと思ったよと諦める。
北海に辿り着いた。
急に真面目に、ちょっと急ごうかとクルピンスキー。
見えない水平線の向こうに、ネウロイの巣、グリゴーリがある。
飛行中の場所は、安全海域らしい。
直枝は、このまま突っ込んで倒してやりたいぜと勇ましい。
そんな直枝に、クルピンスキーは焦らない焦らない、あっちは最終目標、今は任務が優先とスピードを上げる。
森の中、湯を沸かし珈琲で二回目の休憩。
その後の事だった。
ニパのストライカーが煙を吐き出し始めた。
やっぱりもたなかったとニパは、ぼやく。
ひかりと直枝がニパを支えて飛ぶ。
そんな中、ムルマン基地が見えて来る。
ニパは、わぁ、基地だラッキーと言うが、直枝が冷静にラッキーじゃねぇよと言う。
ムルマン基地。
1000kmの移動を終えた4人。
遠かったと皆が言う中、ひかりはまだまだいけますよと相変わらずのスタミナを見せつける。
直枝は、そのまま飛んで扶桑に帰れと嫌味を言う。
ひかりは、それに対してイーと歯を出す。
ムルマン基地の中は大量の物資で溢れている。
さらに追加があり、今見ている物資はほんの一部。
ニパが、なにあのでっかいのと聞く。
指差した先には、巨大な砲身が見える。
直枝は、戦艦でも作っているのかと言う。
クルピンスキーは、あれは、と言うと、陸戦ウィッチのかわいこちゃん発見と話題がそれる。
いいねいいねとテンションが上がるクルピンスキーに、直枝は、またかよと冷たい。
巨大な倉庫の中、二機の補給ユニットを発見する。
直枝は、俺の紫電改だと新型ユニットに興奮する。
ニパは、新型ユニットをピカピカだと喜ぶ。
だが、そのユニットはクルピンスキーのK型で、ニパのは無い。
他の502行の箱には、ラル隊長とロスマン先生の物が入っている。
ニパは、いいなぁ新しいユニットと素直に羨ましがる。
それを聞くと、クルピンスキーは、じゃあニパ君はこれを使ってと自分の新型ユニットを指差す。
ニパは、でもそれクルピンスキーさんのでしょと遠慮するが、クルピンスキーは、ニパ君のは壊れちゃったからしょうがないよねと貸してくれる事に。
クルピンスキーは、それよりもと言い、箱の一個を勝手に開ける。
中には、クルピンスキーが求めていた葡萄ジュースが。
新型ユニットの動作確認。
ニパと直枝が夕焼けの中、発進する。
クルピンスキーは葡萄ジュースを一人楽しみ、ひかりは飛ぶ二人を見守る。
新型の性能に興奮する二人。
直枝は、ひかりに、くっそぉ、こんなに良いのに乗っていやがったのか、思う。
ひかりからどうですか、と通信が入ると、へへ、もうお前にはデカイ顔させねぇよ返す直枝。
ひかりは、顔が何です?と聞きとれない。
クルピンスキーは、葡萄ジュースをラッパ飲み。
ひかりが、何飲んでいるのか聞くと、クルピンスキーは、とっても美味しい葡萄ジュースと言う。
私も飲みたいなと言うひかりに、これは大人の葡萄ジュースだからダメとクルピンスキー。
夜。
サウナに入る4人。
クルピンスキーは、葡萄ジュースを持ちこんで上機嫌に飲んでいる。
ニパは、本当にK型を貰って良いんですか?と遠慮している。
気分が良いクルピンスキーは、いいのいいの、仕事の後の葡萄ジュースは最高だねぇと言う。
直枝は、何もしてねぇだろお前はと、イラッとする。
ニパは、明らかにおかしいクルピンスキーに、あれひょっとしてと怪しむ。
ひかりも流石に、あれ本当に葡萄ジュースなんですか?と疑問を感じる。
直枝は、あぁ殴りてぇと、静かに我慢する。
用意された寝室に移り、明日に備えてさっさと眠る3人。
ひかりは、クルピンスキーが戻ってこない事を心配するが、直枝がほっとけほっとけと言うので3人とも寝る。
その頃クルピンスキーは、サウナの中で葡萄ジュースの瓶を抱えて、一足早い眠りに落ちていた。
次の日。
出発時間間近になってもハンガーに現れないクルピンスキー。
心配する3人。
時間丁度にフラフラになりながら現れるクルピンスキー。
うぇぇきぼちわるいと、青い顔をしている。
直枝は、やっぱりなと呟く。
ひかりは、どうしたんですか、顔がおかしいですよと心配する。
こんな状況でも、ひかりちゃんは今日もかわいいねと挨拶するクルピンスキー。
これから船団の護衛に行くのに、とニパは困る。
ひかりは心配して、ちょっと休んでた方がと言う。
クルピンスキーは、いや、どうしても行くんだと言う。
ニパは、使命感を見せるクルピンスキーを見直す。
ブリタニアのかわいこちゃんを迎えに行かないとと、クルピンスキーは期待を裏切らない。
直枝は、海に捨てようぜと提案する。
護衛に向かう4人。
クルピンスキーは、青い顔で目が回ると言いながらフラフラ飛んでいく。
直枝が、やっぱ基地で寝てろよと心配する。
でも、ブリタニアのかわいこちゃんがとクルピンスキー。
直枝は、二発殴りてぇと呟く。
新型ユニットで慣れていない為、突然バランスを崩す直枝。
クルピンスキーは、青い顔のままで、直ちゃんいつもより飛び方が荒いねぇ、セッティング合ってないんじゃないと助言する。
直枝は、うっせぇよと言う。
船団では、警報が鳴り響いていた。
コードH、全砲対空戦闘準備、ネウロイが現れたのだ。
ブリタニアのウィッチが緊急発進。
護衛任務の4人にも緊急連絡が入る。
緊急入電、船団にネウロイ襲来と連絡を受けるニパ。
安全海域での遭遇にひかりは驚くが、直枝は出たんなら出たんだろ急ぐぞと言う。
そんな3人の後ろをフラフラと着いて来ていた筈のクルピンスキーが、一足早く飛び出す。
急にどうしたのか驚くニパと直枝。
ひかりは、ブリタニアの子が危ないと言う声を聞いていた。
3人も急行する事に。
ネウロイの攻撃で艦隊にダメージが。
船が既にいくつか大破している。
随行のブリタニアのウィッチは、既に撃墜され、船の上に墜落。
なんとしてもエルスワース号の積荷を守る為、船団の指揮官は乗っている船を輸送船の盾にする。
指揮官のいる艦橋にネウロイのビームが襲い来る。
ビームの光に誰もが目を閉じ、死を覚悟した瞬間、ビームをシールドで弾いたのは、クルピンスキーだった。
顔色も戻り、仕事に切り替えたクルピンスキー指揮のもと502が船団を援護開始する。
ネウロイは、ウィッチが4人に増えると、巨大を2つに分裂させた。
直枝とニパが左のネウロイを、クルピンスキーとひかりで右のネウロイを相手にする事に。
分裂したネウロイは、断面から無数の小型ネウロイを射出し始めた。
数では不利だが、直枝とニパは連携しながら優勢にネウロイを撃墜していく。
新型ユニットのおかげだと喜んでいると、またネウロイが小型ネウロイを射出する。
ニパは右、直枝は左から相手をしていく。
直枝は、加速が旧型の零とは別物だと調子があがっていく。
クルピンスキーは、ひかりに背中を任せ、一緒に戦っていく。
クルピンスキーにひかりは着いて行くだけでやっと。
クルピンスキーに指示され、ひかりもネウロイを倒していく。
クルピンスキーは一人で次々とネウロイを殲滅していく。
しかし、大型ネウロイ本体から射出される小型ネウロイの数は底が知れず、倒しても倒しても同じ数がキリなく現れる。
4人がネウロイを足止めしている内に、輸送船団はムルマン港へ急ぎ、艦隊はウィッチを支援する。
直枝とニパは、敵の数に押され始めていた。
戦って負ける相手ではないが、弾数の方がもたない。
クルピンスキーは、小型ネウロイを一旦倒し切り、本体に狙いを定めていた。
その時、直枝から、子機に邪魔され、親機に抜かれたと通信が入る。
クルピンスキーは、ひかりを直枝とニパの援護に行かせようとする。
ひかりは、クルピンスキーにお守りと言ってリベレーターを渡す。
クルピンスキーは、これがあれば百人力だよと受け取り、胸ポケットに入れる。
弾も入っていない銃がお守りかと、自分の嘘を笑い、ここは絶対に通すわけにはいかないと、ネウロイと交戦を開始する。
ネウロイからは、小型ネウロイがまた射出される。
とか、かっこつけたけどちょっと厳しいかな、クルピンスキーは、そんな事を言いながら、やるしかないねと本気を出す。
クルピンスキーの全身は緑色の光に包まれ、ストライカーユニットの排気孔からは粒子が溢れだす。
固有魔法マジックブーストによって、クルピンスキーはネウロイを次々と倒していく。
艦隊は、ウィッチ援護の為に休みなく撃ち続けていた。
艦長は、砲身が焼き付いても構わないから、ここを乗り切れと指示を出す。
援護で二人と合流したひかり、二人は、クルピンスキーが、今自分達が3人で相手しているネウロイと一人で戦っている事に驚く。
直枝は、くそっかっこつけやがってと心配する。
クルピンスキーは、マジックブーストによって変幻自在な軌道での飛行をし、ネウロイを追い詰めていたが、ストライカーユニットの方が悲鳴を上げ始める。
後少しと言う所で、片足のユニットが死ぬ。
その頃、3人は大型ネウロイを協力して倒していた。
しかし、3人が倒したネウロイにはコアが無かった。
クルピンスキーが相手をしている方が本体だ。
ビームのノックバックで、シールドごと後ろに吹き飛ぶクルピンスキー。
追い撃ちをかける様に小型ネウロイがクルピンスキーに特攻をかける。
クルピンスキーは、壊れたユニットで蹴り返し、本体に小型ネウロイをぶつける。
すると、本体のコアが露出する。
クルピンスキーはコアを撃ち、破壊。
安心すると、残っていた小型ネウロイが不意に特攻してきてクルピンスキーは防御し損ねる。
魔法が切れ、ストライカーユニットが脱げ、海に落ちるクルピンスキー。
海に浮かぶクルピンスキー。
その目が開く。
胸のポケットから取り出した、持ち手がひしゃげたリベレーターを見て、ひかりにありがとうと呟く。
ひかりのお守りが、本当にクルピンスキーの命を助けたのだった。
502隊長室。
ムルマン港に船団到着の知らせが入った。
任務完了。
被害は、積荷は無事だった。
ロスマンは4人の安否を心配した。
廊下。
クルピンスキーを見舞う3人。
ひかりは、大した事なくて良かったと喜ぶ。
直枝は、3人でてこずった相手を一人で倒したクルピンスキーに複雑な気分。
病室に到着すると、ブリタニアのウィッチに剥いて貰ったリンゴを食べさせてもらっているクルピンスキーが。
左の手足にはギブスを着けている。
クルピンスキーは、ブリタニアのウィッチに、君の為ならいつだって駆け付けるよとウィンク。
それを見て、直枝は、やっぱ殴りてぇと拳を震えさせる。
その頃、倒した筈のネウロイが、飛散した筈なのに粒子が再結合して復活していた。
回収出来なかったクルピンスキーのストライカーユニットも、ネウロイに取り込まれる。
第八話終わり
現状の分析結果
コンセプト:魔法少女×第二次大戦時の戦闘機乗り
モチーフ:魔法、美少女、第二次世界大戦、戦闘機、パイロット、架空戦記
主人公のテーマ:姉と同じ戦場に立てるのか?
物語のメインテーマ:ネウロイを倒し戦争を終わらせられるか?
物語構造:旅物語
葛藤環境:ネウロイに侵略されている世界
主人公の動機:姉の様になりたい
欲求:所属
面白さ:リアリティ(ミリタリー)、予測不能(嘘から生まれた真)、感情移入(本音を半分しか表に出さない)
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※記事の内容は、訂正、追加、更新等する事があります。