問題への対処って気が重い?
ありとあらゆる物語は「主人公が問題に対して一貫した解決行動を取る」事で進行していきます。
その結果、テーマを表現し、メッセージが現れ、感動さえ呼び起こすのです。
と、物凄くおもっ白く無さそうで、固い説明ですが「問題」を抱えていない「主人公」は存在せず、「問題」に対処しない事は、物語ではありえません。
「問題」って、好きですか?
自分が問題を抱える様な状況は、嫌でしょうし、出来れば問題には対処したくない……と言うより、問題には関わらない方が楽な人生にも思えます。
ですが、あなたが物語創作者で、物語を創り、主人公を生み出す以上は、主人公には問題を抱えて貰わなければならず、それに対処して貰う必要があるのです。
問題に立ち向かうのって、きっと億劫ですよね。
テストの問題を想像してみても、現実の問題を想像しても良いです。
テストなら、解き方が分からないから答えが導き出せない、現実なら、例えば人種差別やエネルギーや食糧不足なんて問題の場合は、どこから手を付ければ良いか分からない訳です。
そう言う「煩わしい」「難しい」「嫌な」「面倒臭い」イメージのある「問題」ですが、実は、すっごい「簡単」な対処法があるのをご存知ですか?
いや「簡単」なのは、対処法を編み出す為の「考え方」で、対処法自体は依然として「難しい」可能性がある物も、あります。
でも「問題」への「対処」のとっかかりが「簡単」に思いつくのって、人によっては「楽」で「嬉しい」ポイントじゃないでしょうか?
と言う事で、今回の記事では「問題の対処の仕方が簡単に分かる方法」を紹介したいと思います。
ご興味あります?
問題を見る時は、上か下を見ろ!
はい、分かる人には、この時点で分かると思います。
その人は、それ以上の内容をこの記事で説明する気は無いので、読まないでも大丈夫です。
逆に「何言ってるの?」と思った人は、一個目の対処法を生み出す方法の紹介を読んでから、この記事を最後まで読むか決めて下さい。
と言う事で、「上」か「下」を見ろです。
空や地面を見ても、何もありません。
問題を見て、その「上」と「下」を見る訳です。
「問題の上と下」って、なんだよと思ったなら、きっとこの記事は「少しは役立つ筈」です。
じゃ、まずは「上」から見ましょうか。
問題の上を見るとは?
ここで言う上とは「より上のパワーやレベル」や「上位概念」等を指します。
例えば
- 重い荷物を動かすには、どうすれば良い?
と言う問題があった場合、荷物を動かせるだけの力があれば解決しますよね。
つまり、単純に「パワーやレベル」を上げる事で解決出来る問題があると言う事です。
何を当たり前なと思われた方、ページ離脱ちょっと待って!
まだ「上位概念」に触れてないでしょ。
それだけ読んでって下さいよ、難しくないから。
問題には「パワーやレベル」を上げるだけでは解決が難しい問題がありますよね?
例えば、
- 人種差別問題
をパワーをあげて物理で殴る事で解決したら、それは事件です。
そこで登場するのが、問題の上、「上位概念」を見るです。
人種差別問題を構成する「対立する要素」を考えて見て下さい。
白人、黒人、黄色人種、等々と言った多種多様な人種がある事で差別問題が存在する訳です。
この問題への対処法は、その「上位概念」を見て、問題当事者達の認識を改めさせると言う方法が一般的です。
つまり「白人、黒人、黄色人種」の上位概念として「人」へ意識を向けさせる方法です。
「肌の色が違うだけで同じ人」とする事で「対立する要素」が無い領域で話し合いが出来る訳です。
この「問題の中の対立要素の上位概念」の領域に目を向ける事は、パワーやレベルを上げて対処出来ない問題に対処する上で、有効な方法です。
とまあ、ここまで読めば「下」は想像できますよね。
問題の下を見るとは?
ここで言う下とは「下位概念」です。
下位概念を考えるとは「要素の具体化」になります。
それは「問題」を「分解して考える」と言う事です。
例えば、
- 一人の若者が苦しそうで、今にも死にそう
と言う問題があったとします。
「下位概念」を見る「要素の具体化」では、若者の「どこが悪いか」と言う「部位の特定」と「なぜ悪いか」と言う「原因の特定」等の様に、「問題を時間と空間等で分解して考える」事で、問題への対処を行います。
世の中に存在する大半の問題は「上位概念」か「下位概念」を見る事で、対処法のとっかかりが見えてきます。
簡単ですが、意識していないと出来ない事です。
では、横を見るとどうなるでしょう?
問題の横を見ると?
問題の横、つまり同領域の概念で思考すると、どうなるか?
単純に、衝突や争い、対立が起きます。
某漫画でもコミカルに説明されていましたが「争いとは、同じレベルでしか起きない」のは真理です。
これは、物語を創る上でも大事な事です。
なぜなら、物語の多くは「対立」で成り立つからです。
それは、つまり「主人公が問題を解決出来る上位概念か下位概念を特定するまでは、特定するに至るまで葛藤が続く」事を意味しています。
また小難しい表現ですが、要するに「最初は同レベルで争い、その中で対処法を探す」事も物語には必要と言う事です。
終わりに
と言う訳で、「問題」の「上」「下」と「横」の説明でした。
問題を解決するには「上位概念」か「下位概念」を見て、問題の本質の特定を、争わせるには「同レベル」の維持を。
これを知っているだけで、あらゆる問題への対処の「一歩目」が少し気楽になりませんか?
なれば嬉しいんですけどね。
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