お話、つくりたい?
スキな「お話」ってありますか?
そういう「お話」って、自分でも、つくってみたくないですか?
『むずかしそう』と思うかもしれないです。
でも、それってやり方が、わからないから『むずかしそう』なだけなんです。
たとえばゲームって、ルールがわかるまでは、うまく出来ないですよね。
「お話」をつくるのも、ルールがわかるまでは、似たことなんです。
この記事では「お話」のつくりかたを、やさしくせつめいします。
ステップ1:自分に、しつもんしよう
まず、はじめに「お話」をつくるときって、なにから手をつければいいでしょうか?
それは、自分への「しつもん」です。
どんな「お話」をつくりたいですか?
自分に聞いてみてください。
どんな「お話」と、聞くと「何かが思いうかぶ」と思います。
きっと、スキな「お話」や「キャラクター」や、おもしろかった「できごと」とか、色々と思いうかぶはずです。
それは、どんなモノでも、あなたのアイディアです。
それが「お話」をつくるための、あなたのスタートラインとなります。
ステップ2:アイディアに、しつもんしよう
つぎは、自分に「しつもん」をして「思いうかんだ」アイディアに、聞くことがあります。
それは、「どんなお話なの?」と言う、しつもんです。
またしつもん? と思うかもしれませんが、またしつもんです。
アイディアでスキな「お話」が思いうかんだ人は、その「お話」が「どんなお話」なのかを、自分のことばで書いてみましょう。
たとえば、あなたが「ワンピース」を思いうかべたなら、「ワンピース」が「どんなお話」かを考えてみてください。
「海賊のお話」「悪魔の実の力でたたかうお話」「仲間とぼうけんするお話」などなど、なんでもいいです。
「キャラクター」を思いうかべたのなら、その「キャラクター」のどんなところが、どんな「お話」の中でスキになったのかを、考えてみてください。
おもしろかった「できごと」なら、それが「どんなお話」か、考えてみるのです。
こうすることで、あなたのつくりたい「お話」の「本当のかたち」が見えてきます。
ステップ3:みじかく、お話にする
つくりたい「お話」がわかったら、かんたんに、みじかく「お話」にしてみましょう。
思いつくままに、スキなお話やキャラクターに、えいきょうをうけても、かまいません。
思いうかんだ設定やキャラクターを入れてもいいです。
あなたがつくりたいと思える「お話」や、おもしろそうと思える「お話」にまとめてみてください。
もし「リゼロ」のえいきょうをうけて、あんな「お話」をつくりたいと思ったなら、たとえば、
「ふつうの学生が、異世界にとばされて、そこで出会った美少女を、特別な力をつかって助けるお話」
みたいなかんじでも、何でもかまいません。
かんがえかたのコツは「だれが」「どこで」「なにをする」の3つをきめてしまうことです。
「ワンピース」なら、
「正義の海賊が、宝をめざして、仲間といっしょに旅をするお話」
みたいなかんじでしょう。
ステップ4:お話を、あたらしくする
アイディアを、あなたの「つくったお話」に、ちゃんとするには、あたらしさがひつようになります。
あたらしくするには、「だれが」「どこで」「なにをする」をかえてしまうことです。
それも、あなたがスキだったり、とくいなモノといれかえてしまうのです。
あなたがスポーツや楽器がとくいなら、それでかえてもいいです。
あなたがゲームがスキなら、スキなゲームのようそと、いれかえてもいいです。
たとえば、「宇宙兄弟」のえいきょうをうけて、
「ふつうのサラリーマンが、成功している弟をおいかけて、宇宙飛行士をめざすお話」
のような、つくりたい「お話」のアイディアがあったら、
宇宙飛行士をサッカーにしても、ピアニストにしても、お話の見えかたがガラリと変わります。
異世界転生ものなら、チートとよばれる特別な力をあたらしくするのが、いっぱんてきです。
あたらしくする所がすくないと「どこかで見たことのあるお話」になってしまいます。
ステップ5:なんで? をきめる
あなたのお話の主人公は、なんで「なにをする」のかを、きめます。
これは、動機とよばれるモノです。
ポイントは、主人公にとって「どうしてもしたい」か「どうしてもしなくてはならない」理由をきめてしまうことです。
たとえば「スキな人が死にそうで助けたい」や「それが出来ないと、自分やスキな人が殺される」ようなかんじです。
ぜったいに必要なものなので、かんたんにでも、きめておきましょう。
ステップ6:終わりをきめる
もう終わり? と思うかもしれませんが、お話は「終わり」からきめると、つくるのが楽になります。
終わりと言っても、かんたんで良いです。
たとえば、「ふつうの学生が、異世界にとばされて、仲間と冒険して魔王を倒しにいくお話」を、あなたが書きたいとします。
なら、終わりは「魔王を倒せるか」をきめる事です。
そして、それがきまったら「どうやって」倒すかを考えるのに、つなげることが大事です。
ステップ7:どうやって、を考える
「宝を手に入れる」「告白に成功する」「魔王を倒す」「大会で優勝する」なんでもいいです。
あなたのお話の、終わりには「どうやって」たどりつけば良いのか、考えてみましょう。
宝を手にいれたり、魔王を倒すのに、旅が必要なら、どこに行き、何を手にいれ、誰を倒せばいいのか。
告白するなら、どうやって気持ちが近づくのか。
大会で優勝するためには、どこで力をつけ、ライバルを倒せばいいのか。
ようするに、終わりにむけた、かんたんな「計画」をかんがえます。
あとは、7ステップの中でだしたアイディアをもとに、さいしょはスキなように、あなたの「お話」をつくってみてください。
おわりに
こんかいの記事にそってつくると、誰でも、シンプルなお話がつくれると思います。
ここからが、本当のスタートラインです。
アイディアを見ながら、内容を考えてみましょう。
さいしょは、うまくつくれないかもしれませんが、絵がさいしょからうまく描けないのと同じで、お話もつくるのにも、何個もお話をつくって、なれる必要があります。
文章も、セリフも、マンガなら絵の見せかたや、コマワリも、さいしょはキレイには出来ません。
ただ、お話が「誰か」自分いがいの、別の人につたわるようにかけたのなら、さいしょは十分です。
もし、もっと「お話」のつくりかたや、考え方のヒントが欲しいと思ったら、このブログのサイトマップから色々な記事を見てみてください。
“子供でもわかる、子供だましじゃない「お話」のつくりかた。” への1件の返信