【コラム創作論】移り行く時代、変わりゆく常識、生き残る為にするべき事

時代遅れのままだと生き残れない?

歴史と現在が地続き、と言う事を意識する事ってありますか?

数億年さかのぼれば、そこらへんを恐竜が闊歩していたし、数百年も戻れば戦国時代でした。

ほんの数年で、驚くほど世界は変わっていきます。

資本主義と社会主義の争いも、代理戦争こそ起きますが世界大戦は回避し、ソ連の崩壊によって一応の一段落。

昔は半分以上の人が農民だったのに、サラリーマンと言う新しい職業が一般的になって数十年と言ったところ。

死ぬまで一つの会社で勤め上げる事が常識だった時代は、日本では百年ももちませんでした。

インターネットで世界が繋がり、人同士の距離が近くなり、国境と言う壁が昔ほど機能しなくなりました。

google、Amazon、Facebook、appleの4社からなるGAFAによってインターネットを活用したインフラは制圧され、現実世界も浸食を受けています。

国よりも力も影響力もある企業が、世界を動かしている。

そんな時代、数年前に想像できたでしょうか?

図書館のシステムから生まれた検索エンジンサイト、ネット本屋、大学の可愛い子の投票サイト、ガレージから始まったパソコンメーカー。

これらが登場した時に、世界を変え、支配すると想像出来なかった様に、世界は変化を続け、常識は変わっていきます。

では、そんな移り変わりの激しい世界で、人は何を常識に生きればいいのでしょうか?

金があれば幸せになれる?

資本主義社会になって久しいですが、金があれば幸せになれると信じられてきた時代がありました。

「金があった方が良い」のは社会構造上確かですが、「金だけを持っている」事は幸せに繋がらない事も分かったのは、意外と最近の事です。

金を含めた資産と幸せでは、幸せの方が重要とされます。

資産は、幸せを得るための手段の一つだからです。

この場合の資産とは、金融資産だけでなく、人間関係や、個人のスキルも含まれる、幅広い意味での資産です。

しかし、金を含めて持っていた方が良い「一定の資産」が無いと、安定や安心が得られず、幸せの永続が難しいのも事実です。

なので「幸せに繋がる資産の獲得」に向けた行動が必要になります。

今の時代、それは何でしょうか?

夢を持てば幸せになれる?

実は、具体的な夢や目標よりも、行動指針を持つ方が望ましいです。

自己啓発本やスピリチュアル本で、散々「夢を持て、目標を持て、ミッションを持て、ビジョンを持て」と、くどくど言われてきたのに、どうしてか?

将来の夢に向かって実績を積み重ねるのも良いですが、それが何のための目標か、目的を見据えなければ見えない事が、まずあります。

人は究極的には「幸せ」を求めているのは、時代が変わっても不変の基準です。

夢や目標は、その幸せを手にする為の通過点である筈です。

ですが、時代の変化が激しい世の中で、目指している通過点が正しいのか、そこに問題が生まれます。

つまり、具体的な夢や目標を立てたとしても、それが最適解とは限らない世の中なのです。

夢や目標を持つことは、その方向に進むには大事な目印ですが、それがあなたを取り囲む環境に合っていない場合と言う事が、あり得る事も考慮すべきなのです。

環境が合っていない場合は、方向転換が必要になる訳です。

その場合、必要になるのが、行動指針です。

目標や夢が変わっても「こういう幸せな自分になりたい」と言う抽象的で曖昧だが、揺らぐ事の無い物、目指すべき物に近づくには、自分の行動選択の判断に役立つ、行動指針と言うコンパスを持っている方が、幸せに近づける可能性が上がります。

夢も目標も、環境に左右される事を予め考えてから持つべきなのです。

極端な話、天下統一を夢見るのは戦国時代と言う環境が必要だし、アイドルを夢見るにも時代によって必要とされるアイドル像は変化するのです。

代々続く店や事業を引き継いでも、時代に合わせないとそれらは潰れる事もありますし、母親の様な専業主婦になりたかった人も、今の時代は共働きが当たり前になっています。

では、環境にあった幸せを獲得する為の資産形成は、どうすれば良いのか?

やりたい事をやる?

やりたい事と、あなたが置かれた環境、そして得意な事が一致している場合、あなたは幸運です。

あなたは、天才や才能あふれる一握りの人として、周囲に好意的に扱われる筈。

だが、実際の場合、そんな幸運は中々珍しいです。

やりたい事が見つからない場合、あなたが想定している環境が時代遅れの場合、そして、得意な事が分からない場合、もしくは、これら全てが当てはまる事もある。

では、どれから探すべきか?

優先順位をつけるなら、

  1. 置かれた環境
  2. 得意な事
  3. やりたい事

の順で考えると良い。

やりたい事を我慢しろと言っている訳ではありません。

これは、自分の力で変えられる物ほど低い優先順位にした方が、成功率が上がると言う意味での順番付けです。

環境は、当然ながら、あなた一人で変える事は難しい物です。

あなたが王様になりたいと思っても、封建制の時代にする事も、あなたが王族の直系に今更なる事も難しいですよね。

環境が合わない事で不可能な夢や目標を持つのは、無茶がある訳です。

つまり、手を付け始める前の段階で、環境を変える力は、あなたには無い事だけは分かっているのです。

既に周囲に広がる環境に、自分を合わせる方が、はるかに楽で、現実的で、自然と言う事です。

次に、得意な事を挙げたのは、既に得意と言う資産を持っているなら、それを環境で利用できるなら有利に立ち回れるから。

最も、得意でも「絶対にやりたくない事」の場合は、幸せを遠ざける事になる場合があるので注意が必要です。

最後に、やりたい事ですが、これを優先順位の下位に持ってきたのは、訳があります。

やりたい事は「自分の意志で変える」事も出来るし「同時に沢山持つ事も出来る」からです。

つまり、環境に合った得意な事の中で、やりたい事を探せば、あなたは環境に対して不要な不満を持つことも、自分の不器用さにいきなりの挫折を味わう事も、確率的には減らせる事になる訳です。

環境と特技とマッチした中で、やりたい事を選べば良いのです。

やる気が湧かない?

やる気は、やり始めると湧いてくる。

坂道にボールを転がす事と似ていて、最初にボールを坂道まで運ぶ事に億劫さを感じるが、一度転がしてしまえば自然と転がり始める。

やる気とは、慣性の法則に似ている。

最初の一押しだけ自分で出来るようになれば、やる気を自力で引き出せる様になる筈だ。

やる気が湧くまで行動しないなら、何も起こらない。

この「一押し」は、モチベーションを上げるでも、手を動かすでもいい。

ゼロを1にする最初の一押しが、一番厄介と言う事を意識しよう。

今の時代は、競争激化社会だ。

あならが環境に追いつめられてから、モチベーション低くギリギリで始めるよりも、興味が湧いたり、出来る環境に身を置いて、自分で「一押し」だけして、前もって始めた方が、あなたの後で始めた人より有利になるのは明らかだ。

やりたい事が見つからない?

やりがいは、向き合う中で見つける物です。

やりがいの在る物と出会うには、とりあえずやってみるしかない。

やりたい事しかやらないのは、損な考え方だ。

絶対にやりたくない事を避けるのと、やりたい事だけをするのは、別物である。

分からない事は、やってみてから判断した方が良い。

大抵の事は、誰かがやりがいを感じてやっている以上、やりがいを感じられるポイントがある。

自分がやりがいを感じるポイントが分かれば、ジャンルや業界をまたいでも、やりがいを感じ続ける事も可能となる。

そうすれば、何をやってもやりがいの尻尾ぐらいは見つけられる筈だ。

失敗が怖い?

失敗は、想定通りに成功しなかった「その他」の事だ。

つまり、失敗を恐れると、何も出来なくなる。

だが、想定した成功じゃない結果とだけ考えると、失敗を恐れるのがバカらしくなると思う。

「100点以外は即死亡」と言う呪いにでもかかっているなら、慎重な方が良いかもしれないが、そんな人は稀だろう。

ソーシャルゲームにはリセマラ文化と言う、あまり良い印象を与えない物がある。

だが、リセマラ精神は、失敗を恐れないと言う点で言えば、非常に見習うべきだ。

望んだ結果が出るまで失敗を気にせず、トライアンドエラーを繰り返すのは、非常に重要な事だ。

最も、現実の場合は、同じ条件で同じ事を繰り返しても、似たような結果しか得られないので、ダメな部分の特定や改善が求められるが……

失敗が望んだ結果以外の全てと言う事だけでも分かれば、それだけで恐ろしさは無くなるはずだ。

量より質?

失敗は、望んだ結果以外と分かったと言う事は、この間違いにも気づいただろう。

質と量では、量が質を生み出す。

試行錯誤があっての成功であって、質だけを最短で高める事は量無くしてあり得ない。

望んだ結果だけが欲しいと言う事が出来るのは、単純化か、既に陳腐化した物だけである。

世の中が工場の製造ラインや、薬局の調剤の様に失敗が最小限で複雑な事でも滞りなく進むことを望む人がいるが、それは無知である。

工場では、見えないところで無数の失敗の末に正解に辿り着いているし、調剤も同じ事である。

今の時代に存在しない「新しい物」を生み出すには、チャレンジャーが多種多様な試行錯誤の量によって質を高めるしか、現状手段はない。

質だけを求めれば「新しい物」は生まれなくなり、文明は停滞する事になる。

質には量は必要不可欠と言う事です。

一貫性こそ正義?

多様性と一貫性では、多様性の中に一貫性を探す必要がある。

多様性の無い一貫性は、環境に左右されて強くも弱くもなる。

例えば、グローバル社会において日本の持つ「日本人」と言う一貫性は、強い時代もあったが、今では足枷となっている。

伝統工芸の職人は、技術的な優位性を持っている間は強いが、業界の縮小であったり後進育成の難しさによって自然淘汰される事もある。

遺伝的に似た人ばかりの場合、単一の病原菌で全滅の危険もある。

一貫性は、力を生むと同時に、リスクも抱える諸刃の剣なのだ。

しかし、それは多様性のある一貫性と言う状態になると、力を維持したままリスクを軽減できる。

例えば、人種を問わずに「頭の良さ」だけで判断する場合、アメリカを見れば分かるが巨大企業のトップがアメリカ人ではない事も珍しくなく、実力主義と言う一貫性によって多様性をまとめ上げている。

また、試行錯誤した際の大量の経験は、長期的に見れば役立つ場面のある可能性が大きい。

短期的に見れば無駄な事でも、長い人生を考えれば生かすタイミングがやってくる可能性の方が高いのだ。

つまり、多様性の無い一貫性を追求すると、どこかで無理が来る。

一貫性とは、多様性をまとめ上げる為に使う物であり、異物の排除に使えば、後々自分の首を絞める物になる。

逆に、一貫性の無い多様性は、争いを生み出す。

一貫性の無い多様性は、一貫性の束であり、一貫性同士のぶつかり合いは、すなわち戦争やテロである。

多様性と一貫性、両方が必要なのだ。

実力があれば認められる?

実力と知名度では、知名度を持って実力を示さなければ誰にも知られることが無い。

今の世界は人口が多く、世界がインターネットで繋がっている。

量と多様性に裏打ちされた実力だけでは、昔の様に他者から選んで貰うには足りない。

どんなに実力があっても、99%の人には、機能としての代わりが必ずいる。

そうなると、選んで貰うには実力以上の何かが必要になる。

そこで必要になるのが、知名度である。

小さなコミュニティでは、あなたが一番の実力者であれば、黙っていても周囲が頼ってきてくれた。

でも、大きなコミュニティになると、環境が変化し、自分を売り込む必要が出てきた。

そこで長らく使われてきた手法は「営業」「大会」「試験」と言ったものだ。

例えば、就活は自分を企業に売り込む営業だし、何かの大会で賞を取って目立つのも、試験によって必要な能力や知識を競うのも、どれも欲しがる人への売り込みが基本である。

それが、インターネットで繋がった世界になった事で、常識は大きく変化した。

実力よりも、売り込みの上手さによって、大勢に選んで貰う能力がSNS等の登場によって力を持ち始めた。

インフルエンサーと呼ばれる人々の登場によって、発信力と実力を持った人が強くなり、発信力が低い人は今まで以上に選んで貰う事が難しくなってきた。

実力が低くても、発信力があった方が知名度と言う点で評価される。

だが、これはSNSの登場で顕著になったと言うだけで、基本としては昔から変化はない。

知名度は力なのは、大昔から変わっておらず、だからこそ広告代理店が長らく力を持ってきた。

広告代理店が持っていた力を、一般人もSNSやコンテンツ投稿サイトの登場によって振るえるようになってきたと言うだけの話である。

外面を良くすべき?

知名度が必要なのだから、情報を発信しようと考える。

そこまでは良いが、ちょっと待って欲しい。

人は、見栄を張りたくなる。

確かに、外面が良い事は、良い事だ。

だが、外面で良くするのは、外見だけで良い。

見た目は気遣うべきだが、中身に関しては良くすべきかと言うと、場合による。

もし、崇拝されたいなら中身も完璧になるべきだ。

もしも、愛されたいのなら中身にはギャップを持つべきだ。

キャラクターが愛される原理と同じ事である。

あなたが知名度を上げたいなら、あなたがキャラクターとして目につく必要がある。

その際、格好つけなければ、つけないだけ、さらけ出した人間味の部分を好きな人がファンとなる。

ガクトやTMレボリューションが、ガンダムが好きと言ってガンダムファンからも愛される状況をイメージすると分かりやすい。

格好がつかない、感情的な部分にこそ、人は共感する。

そこで離れていくファンは、ガンダムが嫌いな人ぐらいなものでしょう。

この記事で、キャラクターの創り方を解説しています。

おわりに

以上、変化激しい時代を生き残るためにどうすればいいか、と言うお話でした。

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この記事が新しい視点の獲得や、何かの参考になれば幸いです。

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