五十嵐 大介の歴史
- 誕生日:1969年4月2日
- 国籍:日本
- 影響を受けたクリエイター:押井守、
- 影響を受けた作品:藤子・F・不二雄の「ドラえもん」、つげ義春の「石を売る」、宮崎駿の「風の谷のナウシカ(漫画版)」「となりのトトロ」
- 愛読作品:杉浦日向子の「百日紅」、木地雅映子の「マイナークラブハウス・シリーズ」
デビュー前
- 1969年、0歳、埼玉県熊谷市で生まれる。
- 中学生の頃よりノートに鉛筆で漫画を描き始める。当時は押井守の映像作品の影響を受けた、セリフのないサイレント漫画を描いていた。以後落書き程度に漫画を描いていた。
- 1988年、19歳、多摩美術大学美術学部絵画学科入学。授業より散歩が好きだった。
- 1992年、23歳、多摩美術大学美術学部絵画学科卒業。就職活動はせず、当初はアルバイトなどをしながら絵を描いていくつもりだった。この頃ようやく、本格的に漫画にペンを入れて描き始めた。枠線以外は基本的にフリーハンドで、緻密な描き込みが特徴。
- 1992年、白泉社の「LaLa」へ投稿。落選したが、編集者のアドバイスを受けて落選した作品「お囃子が聞こえる日」「未だ冬」を講談社の月刊アフタヌーンへ再投稿。
デビュー
- 1993年、24歳、月刊アフタヌーンで四季賞冬のコンテストの四季大賞を「未だ冬」が受賞し、漫画家としてデビュー。「お囃子が聞こえる日」を一話目として、「はなしっぱなし」を連載開始。学生時代散歩中に取っていたメモなどが元ネタの漫画。
- 1996年、27歳、「はなしっぱなし」が連載終了。執筆の依頼がなかったこともあり作品発表がほとんど無くなる。
- 1996年、この時期は大宮の寺の境内に住み旅行などをしていた。
- 1998年、29歳、東北に移り、盛岡でのちに「そらトびタマシイ」に収録されることになる作品群を執筆。その後、衣川で3年ほど農家を営み自給自足の生活をしていた。
- 2001年、32歳、国際交流基金アジアセンター主催「アジアINコミック」展に、友人の漫画家「茄子」の黒田硫黄と共に参加。黒田の「茄子アンダルシアの夏 アニメ&漫画コラボブック」では友人として作品を寄稿。
ヒット
- 2002年、33歳、短編集「そらトびタマシイ」発売以降、月刊アフタヌーンで「リトル・フォレスト」を、月刊IKKIで「魔女」を連載開始。画材は「魔女」以降ボールペン(ぺんてるのHybrid)を使用。「リトル・フォレスト」は後に、漫画家で漫画評論家のいしかわじゅん推薦により第10回手塚治虫文化賞にノミネートされた。
- 2004年、35歳、絶版になっていた「はなしっぱなし」が河出書房新社より復刊。「魔女」が第8回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞受賞。
- 2007年、38歳、月刊IKKIで「海獣の子供」を連載。
- 2007年、双方ファンである木地雅映子の文庫版「悦楽の園」のカバーイラストを手がける。木地雅映子の「マイナークラブハウス・シリーズ」(2009年~)には「海獣の子供」が登場する。
- 2007年、「魔女」がフランスのアングレーム国際漫画祭ベストコミックブック賞にノミネート。
- 2008年、39歳、「魔女」が第12回手塚治虫文化賞にノミネート。
- 2009年、40歳、「海獣の子供」が第38回日本漫画家協会賞優秀賞と、第13回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。
- 2011年、42歳、「海獣の子供」を連載終了。
- 2014年、45歳、「リトルフォレスト」が実写映画化。監督は森淳一、主演は橋本愛で全4部に分けて公開された。
- 2014年、Twitter開始。
- 2015年、46歳、ヒバナで「きょうのあにいもうと」を、アフタヌーンで「ディサインズ」を連載開始。
- 2019年、50歳、「怪獣の子供」映画公開予定。
作品
連載漫画
- はなしっぱなし(全3巻)
- リトル・フォレスト(全2巻)
- 魔女(既刊2巻)
- カボチャの冒険(全1巻)
- 海獣の子供(全5巻)
- 変身猫のパナ(Webサイトにて掲載)
- SARU(伊坂幸太郎の小説「SOSの猿」との競作、全2巻)
- きょうのあにいもうと(連載中)
- ディザインズ(連載中、既刊3巻)
短編漫画
- 未だ冬(1993年四季大賞受賞作、雑誌未掲載)
- 産土(1998年)
- そらトびタマシイ(1998年)
- 熊殺し神盗み太郎の涙(1999年)
- すなかけ(2000年)
- le pain et le chat(2002年)
- そらトびタマシイ(2002)
- シラルの朝ごはん(販促用冊子、2004年)
- 魚(2004年、別冊付録)色子名義
- 羊の毛刈り戦争(販促用冊子、2005年)
- ダンコンダラスコ(2005年)
- よかったね雨男(2005年)
- 探検!水族館(販促用冊子、2007年)
- 河を渡る(2012年)
- 五十嵐大介画集 海獣とタマシイ(2012年)
- いってらっしゃい(描き下ろし)
- ガルーダ(2004年)
- 鰐(2005年)
- 魚
- 鬼、来襲(2006年)
- ツチノコ(2007年)
- ダンコンダラスコ
- よかったね雨男
- マサヨシとバアちゃん(2012年)
- ムーン・チャイルド(2014年)
- ウムヴェルト(2014年)
- ウムヴェルト 五十嵐大介画集(2017年)
単行本収録短編漫画
- 茄子のはな(2003年、講談社)「リトル・フォレスト」2巻収録
- ある漁師のはなし(2007年)「海獣の子供」2巻収録
- ある旅人のはなし(2012年)「海獣の子供」5巻収録、五十嵐大介画集 海獣とタマシイ」でカラー収録
- リンダリンダとダラスコダン(2014年)「コミックいわて from WEB」収録
単行本未収録短編漫画
- はだし(1995年)
- 背中の児(2004年)
- しらんぷり(2005年)
- チャグチャグ馬子(2005年)
- 台湾の犬(2009年)
- 『SOSの猿』と『SARU』”競作”はいかに始まったか(2010年)
- 裏鎌倉デート(2012年)
- 親父衆(2013年)
イラスト
- 辻村深月『島はぼくらと』(2013年)カバーイラスト
- 天童荒太『包帯クラブ』(2013年)カバーイラスト
- 伊沢尚子『いつもとなりにねこじゃらし』(2013年)イラスト
- 森達也『いのちの食べかた』(2014年)カバーイラスト
- 村崎友『校庭には誰もいない』(2015年)カバーイラスト
- ラドヤード・キップリング、訳:三辺律子『ジャングル・ブック』(2015年)カバーイラスト、挿絵
- サリー・ガードナー、訳:三辺律子『マザーランドの月』(2015年)カバーイラスト
- 富安陽子『天と地の方程式 1~3』(2015年)カバーイラスト
※更に詳細情報を知りたい人は、Wikipediaへ。
※この記事は、加筆・修正する予定です。
※年齢は、およそです。
※大半の情報ソースが、ネット上です。問題や大間違いがあれば指摘・報告いただけますと幸いです。
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