物語の登場人物の立ち位置によるタイプ分け

キャラクターポジションタイプ

物語上の役割やアーキタイプと同じで、一人の登場人物に複数の要素がまたぐ事もある属性を、この記事では「立ち位置」ごとに紹介します。

役割やアーキタイプ別の分類は、キャラクターの類型・役割・タイプを色んな切り口でまとめてみました!をご覧ください。

物語中の立ち位置説明該当キャラクター
主人公物語の中心人物。
劇中、抱えた問題を解決する為の行動を取り続ける存在。
日常の住人物語冒頭で登場する、主人公が日常を生きる世界の人々。
家族や友人と言った友好的な人々が登場する場合、主人公には反比例して辛い展開が待っている。
反対に、敵対的な人々が登場する場合も、反比例して大きなチャンスが舞い込むことになる。
ペルソナ4:ななこ

コードギアス:シャーリー

シュタインズ・ゲート:まゆり

フェイト:タイガ

スクライド:かなみ
相棒主人公のパートナー。
コンビの片割れで、恋愛モノであればヒロイン等の相手の場合もある。
主人公と同じ目的で行動する。
主人公とお互いの足りない部分を補い合う。
ドラッグオンドラグーン:アンヘル

フェイト:アルトリア
抵抗者の先人主人公が解決すべき問題の入り口に、既に関わっている人物。
レジスタンスポジション。
FF7:バレット

ゼノギアス:バルト

コードギアス:カレン
マスコットキャラクター動物や幼い子供。
主人公が好かれる事で、善性を印象付けたりも出来る存在。
本能で善悪を見分ける。
うたわれるもの:ムックル

ベルセルク:パック

ゼノギアス:チュチュ
表向きの支配者最初のボス敵とでも言うべき存在。
短編であれば、ラスボスになる事もある。
偉く、手下がいる。
主人公が解決すべき問題の関係者で、倒しても根本解決には、大抵ならない。
抵抗者に、支配の抵抗を受けている。
分かりやすい悪役である事が多い。
FF7:神羅

FF9:ブラネ

コードギアス:シャルル

ゼノギアス:シャーカーン
表向きの支配者と対立する支配者や勢力表向きの支配者と競合する存在で、力も拮抗している。
出てこない物語も多い。
敵の敵は味方となる事もある。
コードギアス:中華連邦

ゼノギアス:キスレブ
中立の権力者支配者達にとって、厳密には敵でも味方でもない存在。
主人公と関わり、味方になったりする事もあれば、最初から知り合いの場合もある。
中立の組織に所属している事も多い。
中立を保てる強さを持っていて、敵にすると厄介。
バイオショック:コーエン

ベルセルク:モズグズ

ダンまち:ミア
滅ぼされた者達の生き残り何らかの理由で滅んだ人々の生存者。
固有の技術や能力を持っている事が多い。
それ自体が滅ぼされた原因である事もある。
FF7:エアリス

FF9:ガーネット、エーコ

ゼノギアス:エメラダ
特別な技術の専門家主人公の問題解決行動で、必要不可欠な補助を専門技術で担ってくれる存在。
専門分野でオンリーワンやナンバーワンに近い存在。
頼りになるが、人格に問題のある人が多い。
FFシリーズ:シド

ヴァルキリープロファイル:レザード

ゼノギアス:シタン、3賢者

コードギアス:ロイド、ラクシャータ

シュタインズ・ゲート:クリス、ダル
主人公と同じや、正反対の目的を持った競合存在ライバル、対抗者、対戦者。
主人公から大事なものを奪う立場。
多くの場合、単純な実力は主人公よりも上。
考え方が違う、もう一人の主人公や、主人公の別の可能性として描かれる。
ラスボスになる物語も多い。
FF7:セフィロス

FF9:クジャ

ベルセルク:グリフィス

封神演義:オウテンクン

バイオショック:ビッグダディ
主人公と似た運命を辿った先人分かりやすいメンター。
先輩や、兄貴分として描かれる事が多い。
大抵、おいしい役どころで、カッコいい。
主人公が解決しなければならない問題の、失敗例を示し、それによって主人公が問題解決する助けになる。
グレンラガン:カミナ

スクライド:クーガー

スターウォーズ:オビワン
傍観者物語の重要な真実を知りながら何も出来ない立場の者。
過去に事件に関わっていたが、力が足りず、解決に至らなかった先人。
見守っていて、接触できると助言や情報をくれる。
FF10:バハムート

FF7:ルクレツィア

ワイルドアームズ2:アルテイシア
黒幕物語の中で主人公が解決しようとしている問題を仕組み、起こした張本人。
裏で糸を引いていて、最初は表に出てこないか、正体を隠している。
頭が良い。
ゼノギアス:カレルレン

FF9:クジャ

FF7:ホウジョウ

スターウォーズ:シディアス

まどマギ:インキュベーター

ラーゼフォン:バーベム

バイオショック:フォンテイン
支配統治者表向きの絶対権力者。
世界の均衡に気を配っている。
視点がマクロ。
黒幕に出し抜かれる率が高い。
ゼノギアス:カイン

FF9:ガーランド

ヴァルキリープロファイル:オーディン
裏切者敵から味方、味方から敵と立場を変える。
スパイ、保身、主人公達に情が移る、等と理由は様々。
ゼノギアス:シタン、ハマー

FF7:ケットシー

ラストエグザイル:ディーオ
元凶存在そもそもの諸悪の根源や、前提となる存在。
人でさえない事も多く、現象、儀式、呪い等の時もある。

物語冒頭で正確に描写されない。
ゼノギアス:デウス

FF10:エボンジュ

FF7:ジェノバ

ペルソナ4:イザナミ

ドラッグオンドラグーン:神
支配統治者と対立する支配者や勢力絶対権力者に対して抵抗している人々。
裏事情に詳しい。
ゼノギアス:ゼファー

ペルソナシリーズ:イゴール
支配管理者敵の幹部や指揮官、中間管理職。FF9:ゾーン&ソーン
支配実行者敵の実働部隊。ゼノギアス:エレメンツ
支配者配下の実験者悪の科学者、マッドサイエンティスト。
黒幕と役割が被る事が多い。
ゼノギアス:カレルレン

FF7:ホウジョウ

FF9:クジャ
実験被害者悪の科学者による実験の被害者。コードギアス:ジェレミア

ゼノギアス:マリア
支配協力者支配者に雇われる外部の者。
敵として現れるが、悪者では無い事が多い。
ゼノギアス:ビリー

FF9:サラマンダー

関連記事

  1. ストックキャラクター・ステレオタイプを分類をしていくよ
  2. キャラクターの類型・役割・タイプを色んな切り口でまとめてみました!
  3. キャラクター類型、分類一覧
  4. 性格と行動によるキャラクター分類の対義語一覧表

※もりもりと順次追加していきます。

スポンサーリンク

“物語の登場人物の立ち位置によるタイプ分け” への1件の返信

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d