【物語の作り方】その4:物語を作る為のルールとは?

今回は、簡単なルールを説明するよ

はい・はい・は~い。

物語作りは大変だけど、慣れれば簡単な事は体感できたかな?

まあ、まだ全然作ってないけど。

あなたには、正しいと思える事を他人に伝える能力があって、日常的に使っているのも分かったよね?

それが、物語を作るのには、必要って事も分かったよね?

じゃあ、続きを行ってみよう。

ルールを見つけよう

はい、注目。

これから物語を作ってもらうんだけど、物語には何が必要だと思う?

ああ、その前にスポーツで聞いてみようか。

スポーツなら、何が必要?

野球なら?

選手は必要だね。

道具は、ボール、バッド、ベース、ユニフォーム、ヘルメット、ベンチも欲しいね。

プレイする場所、グラウンドが無いとやりようが無いよね。

そう、ルールが無いと、野球にならないよね。

他には?

まあ、いいか、これぐらいで。

じゃあ、サッカーなら?

同じ様に選手がいるね。

道具は、ボールとゴールぐらい?

グラウンドもいるね。

ルールもいるよね。

じゃあ、本題。

物語を作るには、何がいる?

作者、つまり、あなたがいないと書きようが無いね。

道具は、紙とペンとか、パソコンが欲しいね。

テーブルとか、執筆場所もいるね。

おっ。

気付いた?

物語を作るのにも、ルールがあるって。

え?

前の記事で書いてあって気づいてた?

うん?

スポーツと違うから、ルールなんて無い?

それは、どうかな。

じゃあ、物語を作る前に、軽くルールについて話をしようか。

物語を作るのに必要なルール?

はい、じゃあ、スポーツのルールは、どういう働きをすると思う?

反則させない事?

それもあるね。

勝ち負けを決める為?

いいねいいね。

ルールがスポーツを決める?

凄くイイネ。

どれも正解。

って事でね、物語を作る時のルールも、同じ事が言えるんだね。

脚本って見たことある?

無い人もいるけど、結構みんな、あるみたいだね。

脚本と小説だと、文章の書き方が違うって、分かる?

あれは、それぞれルールに従って書かれているから違うわけ。

日本の漫画と海外のコミックだと、ページの開く向きが違うの知ってる?

小説って、出版社や雑誌によって1ページの文字量が違うの知ってた?

紙のサイズも、同じ文庫サイズでも微妙に違うのは?

例を挙げていくとキリがないけど、これって、全部ルールに沿って作られてるって事だよね。

つまり

  • 細かく表現媒体によってルールが違う

って事だよね。

え、当たり前?

そうだね。

ルールが違うのは当たり前だけど、じゃあ、自分が「物語を表現してやろう」って媒体のさ、ルールをどれぐらい知ってる?

脚本や小説なら、行と列の文字数やページ数は?

漫画なら、吹き出し内のフォントサイズとか適正文字数とか、原稿の枠のどこまでが誌面に載るかとかは?

「……」や「!?」とか、改行とかルビとかのルールとか、これも挙げていけばキリがないけど、どれぐらい把握してる?

いきなり、そんなに沢山言われると混乱する?

嘘つき?

簡単じゃない?

嫌になって来た?

ごめんごめん。

でも、そう感じた人は、自分が表現に選ぶ媒体の基本だけでも、軽く目を通した方が後々楽だよって話だから、今は安心して。

とりあえず、この記事は簡単に物語を作る事を目指してるから、そういう媒体毎の基本ルールを無視しても、今は良いよ。

むしろ、気にして前に進めない方が問題だから。

でも、前回の記事でも書いたけど、手紙でも絵でも相手が、見やすいように読みやすい様に、内容が伝わるようにって考えながら書くでしょ?

媒体毎のルールは「この媒体は、毎回こういうルールで表現されていますよ」って言う業界内ではルールで、お客さんに対しては暗黙の了解なんだよね。

それを無視すると、それだけで読みにくいとか分かりにくいって、受け取られちゃう。

それって、勿体無い事だよね。

だから、今、ここでは気にしないで良いけど、「さあ大作書くぞ」とか「こいつを投稿するぞ」って作品を書こうと思った時は、基本ルールだけは事前に確認した方が、冗談抜きで本当に良いよ。

って事で、この場では、そういうルールは無しにして、純粋な「物語のルール」に絞って話をしていきます。

物語を作る為のルール

じゃあ、気を取り直して、物語のルールって何だろう?

表現媒体のルールを抜きにすると、何が必要かな?

登場人物、主人公は必要だね。

舞台になる世界も必要だ。

そう「伝えるべき価値がある物事」は、盛り込まないとね。

他には?

伝えたい相手を、忘れたらいけないね。

何となく必要な物は分かってきたから、他にもあると思うけど、そういう要素を使ってルールを考えてみよう。

それこそ、またスポーツみたいにね。

スポーツのルールの場合、勝敗を決めるって言ってたよね。

物語の場合は?

物語その物として考えると「伝えるべき価値がある物事」を相手に伝える事が、ゴールだよね。

それが、ストーリーテリングって言うゲームの勝利条件って事だね。

野球でホームベースを踏むみたいに、サッカーでゴールにボールを入れるみたいに、物語作りは、作った物語で伝えたい事を相手に伝える。

そういうゲームだと思うと、簡単に思えてこない?

その為に、野球だとバットでボールを打った間に塁を順に踏みながら走るし、サッカーだと手を使わないで足だけでボールを蹴って相手のゴールに入れる。

じゃあ、物語では?

物語の場合は、登場人物を使って伝えたい事を表現する。

じゃあ、登場人物達は、どうやって使う?

バットを飛んでくるボールに向かって振るみたいに、ボールをゴールに向かって蹴るみたいに、どうやって登場人物を使う?

喋らせる。

考えさせる。

動かす。

そうだね。

つまり、登場人物達に「行動」をさせる事で、物語の場合は伝えたい事を表現するんだ。

どうやって表現するかは、すぐ後で教えるよ。

つまり、だ。

あ~、え~と……

「キャラが全て」って言葉、聞いた事無い?

唐突でごめんね。

良いキャラクターを作れば、物語は勝手に出来るって話。

これは、半分正解だけど、半分しか合ってないんだ。

仮に、登場人物の設定を作って、キャラを立てて、キャラが動きたい様に自由に動かすにしても「伝えるべき価値がある物事」を作者が認識出来ていない場合、どうなると思う?

登場人物達は、ルールが無い状態で、自由に動いてしまう。

キャラの成すがまま、って言うのも、まあ面白いよ。

けど、意図していない場合は、作者がキャラクターに振り回される状態になる。

物語がどちらに向かうか、制御出来ない状態になると、当然だけどストーリーテリングの難易度は、上がるよね。

ハンドルの利きが悪い自動車を、初心者が運転するみたいな物だからね。

その状態は、簡単な物語作りを目標にしてるこの記事では、推奨出来ないって事を言いたかったんだ。

OK?

伝えたい事を、登場人物の行動で表現するって?

話を戻して……

物語の場合、既にルールが決まったスポーツみたいに、カッチリ決まっていない目標を自分で決めないといけない

例えば「可愛い美少女」をあなたが「伝えるべき価値がある物事」に選んだとしよう。

そうなると、当然だけど登場人物は「可愛い美少女」になると思う。

その美少女を、どういう行動で表現すれば、他人に伝わるかを、あなたは全身全霊を持って考えなければならない。

もちろん、登場人物の名前や見た目や性格や経歴も大事だけど、物語は登場人物の行動があって、初めて成立するって所に話は戻る。

登場人物の行動をデザインする事が「伝えるべき価値がある物事」を伝える為に、あなたがしなければならない事なんだ。

これは、どんな「伝えるべき価値がある物事」を選んでも、変わらない。

ほら、ちょっとスポーツのルールみたいでしょ?

なんで頑なにスポーツで例えて来たのか、伏線回収ってね。

え、わからない?

ボールをミットに投げる、バットでボールを打つ、順番に塁を踏んでホームベースに戻る。

足だけを使ってボールを操る、相手にボールを取られない様にしながら相手ゴールにボールを入れる。

どれも、点を入れるって言う「目標に向けた行動がデザインされたルール」って事だよね。

物語の場合は、伝えたい事を表現させる為に、あなたがルールを、行動のデザインをしないといけないって事なんだけど、わかる?

わかった?

って事で、長くなったけど、やってみようか。

あなたの物語の為のルールを、作ってみよう。

難しそう?

全然、難しくない。

簡単だよ。

行動をデザインすれば良いだけ。

まだ、物語にしようなんて言ってないから。

あなたが「伝えるべき価値がある物事」を登場人物に表現させる為の、行動を考えてみようって話だから。

箇条書きでも何でもいいから、行動をデザインして。

「可愛い美少女」なら、どういう行動の表現が可愛いか。

  • 無邪気に笑う
  • 恥ずかしがって隠れる
  • 悪戯して隠すけどバレバレ
  • 恥をかいて赤面するけど逃げられないで悶える
  • 独り言を聞かれて固まる

もう、本当に何でもいいから。

気楽に楽しく、でも本気で、全身全霊を込めて、恥ずかしがらずに、思いつくままに書いてみて下さいな。

終わりに

はい、物語を作る為の大事なルールは「登場人物の行動を、伝えたい事に合わせてデザインする」必要があるって感じでした。

簡単だったよね?

気持ち的には、小中学生からでも、簡単に出来るぐらいを目指してるんだけど、どうかな?

簡単にする為に細かいステップに分けて「逆に難しい」って感じるとしたら、馴染みの薄いスポーツをする前に簡単なルール説明を聞いて、面倒に感じたりするのと同じ反応だと思って欲しいな。

まだサッカーを知らない人に、オフサイドを教える所までは行ってないよ。

今回の物語のルールは、スポーツで言えば「このバットって棒でボールを打つ」とか「ボールは手で触らないでゴールに運ぶ」ぐらいの事しか話してないからね。

でも、この連載を通してステップを踏んでいけば、結構ロジカルに物語ってものを理解出来るし、作れるようになると思う。

まあ、少なくとも、そうなる様に心がけて執筆させて貰ってるよ。

じゃあ、また次回の連載で。

スポンサーリンク
広告

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください