創作しやすい場所を生み出す
やあ。
みんなは、普段どこで作品を作ってる?
家? 会社? アトリエ?
いやいや、もっと具体的に。
実は、創作活動って、環境がとっても大事なんだ。
環境や道具があっても、形から入ったって、それだけじゃ創作出来ないけど、いざ創作するなら環境が整ってないと出来ない。
つまり、クリエイターやアーティストと言う
- 「創作者」
と
- 「作業環境」
の両方が整って、初めて、より良い創作は可能になる。
この記事では、創作環境の構築方法や例を紹介していくよ。
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邪魔者たち
環境構築の基本は、場所を選ぶところから始まる。
例えば、どうしても家や仕事場では作業が出来ない、効率が落ちるなんて人もいる。
その理由も様々で、
- 娯楽等の誘惑による邪魔
- 人による何らかの邪魔
- 作業環境に向いていない状況
と、実に多岐にわたる。
娯楽
娯楽への対処は、物理的排除をするかストイック(禁欲的)になるしかない。
今の世の中、娯楽が余りにも多く溢れている。
もし、ゲームやテレビ、漫画に小説と言った娯楽があなたを誘惑するなら、それは物理的に視界にも意識にも入らない様にするか、目の前にあっても娯楽として消費しないでいられるストイックさが必須となる。
遊びは時に必要だが、遊んでいては創作が進まない。
ストイックさが無理そうなら、娯楽を部屋から出すか、娯楽が無い場所へ自分が移動するしかない。
他人
また、同居人や隣人に理解が無い場合、何らかの邪魔が入る事は多い。
家族は勝手に部屋に入ってくるかもしれないし、同僚は仕事終わりに飲みに行く算段を相談してくるかもしれない。
これでは、集中できない。
人が周囲にいるなら、ある程度の理解をして貰う必要がある。
創作とは、創作物を中心にする為、創作に興味の無い人からすると我が儘に映ってしまう。
いや、実際、創作とは我が儘で無ければ出来ない行為だ。
我が儘を通すなら、ちゃんとしなければ周囲に軋轢が生じる事がある事は理解しなければならない。
場所
不快に散らかっている、うるさい、汚い、臭い、極端に狭い、そう言ったマイナス要因を持った環境での創作は避けるべきだ。
創作活動にブレーキをかける場所は、「そこしかない」条件がある場合を除いて適切な場所ではない。
居心地が悪いなら、部屋の環境を変えるか、部屋を変えるしかない。
理想の場所を求めて
この為に、
- ホテル・旅館に缶詰め
- 図書館等の公共施設の利用
- 喫茶店等の商業施設の利用
- ワークスペースのレンタル
- 専用の仕事場の構築
等の手段をみんな用いる事になる。
自分の中のスイッチを切り替えられないなら、場所でスイッチする方が自分に優しいからだ。
そして、自分の中にスイッチがあってストイックでいられても、最適な場所で創作した方が、圧倒的に作業効率が良くなるのは間違いない。
理想の作業環境が無ければ創作出来ないと悪戯に甘やかす事は推奨出来ないが、作業環境を変え、整えるだけで作業効率がアップするならば、それは導入したり試す検討をする事が創作者としての自己管理の一つである。
作業場
創作するには、頭の中のアイディアを形にする場所が必要不可欠である。
それは、作業机の時もあれば、紙やパソコン上の時もあるし、会社や工場や工房が必要な時もある。
その中で、まず大事にして欲しいのは、パーソナルスペースだ。
つまり、まずは個人的な作業環境を整える事を考えて欲しい。
土台
作業机、テーブル、作業台。
「作業をする為の確かな土台」が無ければ話にならない。
そこは、周囲に邪魔者が無く、作業に必要な物が置けて、ワークスペースが確保されていて、向き合う事で創作が出来る場所を用意しよう。
人によって様々だ。
- リビングのテーブル
- 自室の机
- オフィスのデスク
- 仕事場の作業台
- ちゃぶ台
- こたつ
- 製図台
- 使い慣れた勉強机
年齢や環境によって違うが、まずは作業スペースを確保しよう。
集中出来る環境が家の中に無い場合は、
の様な安価な作業机があるだけでも大分変わってくる。
また、この様なスチールラックはオプションを使えば棚と兼用の簡易作業台にする事も出来る。
専用の棚板を作業したい高さにハメ、コの字型の支え枠を下部にハメれば椅子の足との干渉もせず、グラつきも抑えられるので、省スペースの作業台作りにもお勧めだ。
元がスチールラックなので足にキャスターを付ければ移動も容易だし、使っていて作業台として使い勝手が悪いと感じたとしてもそのままスチールラックとして転用も出来る。
また、ノーマルの作業台と違い、高さを調節する事でエアロバイクのイイ感じの高さにスチールラックで作業スペースを作れば、足はペダルをこぎながら簡単な作業なら出来るようになるので運動不足の人にもお勧めである。
あと、おススメしたいのが、ベッドテーブルだ。
小さく、軽く、室内なら余裕で持ち運びも出来て、床でも、ソファでも、ベッドの上でも作業スペースを作る事が出来る。
パソコンで作業するならUSB端子や冷却ファン搭載の物もあり、人によっては魔性のアイテムだろう。
ツール
作業台の上には、実作業をするツールが必要になる。
アナログであれば紙、ペン、定規と言ったツールになるだろう。
デジタルであれば、パソコンやタブレットが一般的だ。
ノートであれば、一般的なノートが良い人もいれば、少しハイテクなノートを好む人もいるだろうが、ハッキリ言って機能さえ果たせるのであれば何でもいい。
文字を書くのなら、極端な話がチラシの裏だって使える。
例えばノートは、アイディアや、その種、または計画を整理する為の格納庫としての役割がある。
二度と見ないノートには、意味が無い。
情報を吐き出すにしても、書き留めるにしても、メモやノートは思い出す為の脳の外部記憶領域的な側面がある事を忘れてはならない。
なので、それがより効率的に出来る物を、自分で選ぶ必要がある。
例えば、綴じられていない情報カードや、単語カードみたいな物は、情報の順番を変えたり、並べて見たり、俯瞰したり、様々な情報へのアプローチを可能にする。
これは、ノートでは少しやり難い。
黒板やホワイトボード、巨大な紙でも構わないが、広く大きな場所で情報を書く事のメリットは計り知れない。
だから、大学等の高度な学校の黒板は大きくなるし、優秀なプログラマーは大画面かつ複数のモニターを求める。
まあ、大きければ良いと言う物でも無いが、大は小を兼ねる領域は確かにある。
例えば、私はアナログなノート等よりもパソコン上の方が作業がしやすい。
ノートやメモに走り書きをしても、スマホで撮影してデジタルデータとして保存してしまう。
タブレットやパソコン上では、使いきれない大きさの紙が用意されていて、コピーも修正も容易だ。
更に、昔と違いオンラインのクラウド上にデータが自動保存される場面が多く、作業環境さえ整えておけばデータの完全な消失のリスクは、かなり低い。
当の、デジタル作業環境も、何をしたいか、何が必要かを考えれば、そこまで割高ではない。
ゲーミングPCやハイスペックなパソコンが必要であれば、ソフトも含めて初期投資やランニングコストがかかる。
だが、例えばタブレットで絵を描きたいなら、ワコムの液タブやペンタブを買えば間違いない。
昔に比べて値段は劇的に安く、体感だが半分以下のコストで環境を整える事が出来るので、おススメ出来る。
また、スタバで高い意識を周囲に誇示する以外にも、apple社のMacbookairは、非常に高性能で役立つクリエイティブなツールとなる。
他に、chromebookと言う、オンラインかつGoogle使用を中心に考えた変わり種パソコンもあり、PCだけでも選択の幅は広いし、今の時代はタブレットやタブレットPCと言う選択肢もあり、デバイス毎の垣根は昔に比べれば本当に低い。
私は長い事iPadの愛用者だが、アプリケーション等の使用によって、パソコンとの作業環境の並列化は年々向上し、かなり便利なので、マジでおススメだ。
タブレットは、持ち運びも楽だし、作業開始のハードルがとにかく低く、ベッドに寝っ転がりながらでも出来るのは、大きな利点だろう。
デジタル環境
デジタル上の環境構築も忘れてはいけない。
テキストエディタは、創作の上では必須ツールだろう。
テキストパッド、officeWordと言ったプリインストールされているソフトで事足りるなら良いが、不便に感じたら不便を解消する機能やソフトを探す事をお勧めする。
有名なのは、Evernoteだろう。
一時、話題になっていたが、今では当たり前の定番ツールとなってしまった。
私は、Googledriveやdropboxを日常的に使うが、これ等のクラウド型サービスは使わないのは損である。
やはり、サービスを軸にある程度のデジタル環境を並列化出来る事と、データ消失のリスクを圧倒的に軽減できる利点は魅力的だ。
一定限度内では無料で使える点も、使い始めたいユーザーとしては嬉しいポイントだろう。
便利ソフト
イラストを描くなら
長い事、イラスト、と言うか漫画を描くならこのソフトでした。
今は、クリップスタジオかな。
イラストを描くなら、これ。
写真の編集とか、高度な画像処理をしたいなら、安定のAdobeも忘れたらいけない。
かなり前にサブスクリプション形式になったけど、必要な期間に必要なソフトだけ利用すれば安く済むので、ご利用は計画的に。
マインドマップ
アナログだと使いこなすのが意外と難しいマインドマップ。
その支援ソフトは、かなり有用だ。
自動配置整理、色分け、装飾、やり直し、等々の機能によって、情報の視覚的整理は大いに捗ること間違いない。
様々なソフトがあるが、私が愛用しているのはimindmapと言うPC、スマホ、タブレットでそれぞれ出ているマインドマップソフトで、マインドマップ創始者が開発に関わってるらしい謳い文句のソフトなのだが、様々なマインドマップソフトを触ったが、何だかんだでimindmapが個人的には使いやすかった。
無料体験版もあり、マインドマップユーザーなら便利さに惚れ込む筈だ。
まあ、マインドマップソフトは本当に沢山あるので、自分に合ってるソフトを探すのが賢明だろう。
ちなみに、imindmapは、クラウド保存共有機能もあり、かなり便利なのだが、クラウド使用に月額課金を要求されたり、フル機能解放には地味にランニングコストがかかる。
だが、買い切りでもクラウドでは無くデータで遅れば、アナログな方法ながらデータ移動は出来る。
まあ、かなり面倒で、私はクラウドを使ってしまったが、利便性に対してケチケチしても仕方が無いが、ランニングコストが嫌な人は、払わなくても使える事を一応伝えておく。
QUMARION
これも、一時話題になっていた3DCGと連動したポーズ人形だ。
PCにUSBで繋げて、ポーズを取らせると、画面上の3Dモデルが人形と同じポーズを取ると言う物。
関節の保持力は意外としっかりしていて、専用台もあり、手足の先端を除いて、かなり高い精度でポージングを取らせる事が出来るデジタルデッサン人形。
モデルもかなりの数用意されていて、自分でCGモデルを作れる人ならもっと色々出来る。
のだが……使いこなすまでの覚える事がソフト操作やら何やらで意外と多く、使いこなすのは難しい印象。
いや、簡単に使う分には便利なんだけど、値段がねぇ。
終わりに
環境構築の方法や、例の紹介でした。
自分に合った作業環境を整えれば、作業が大幅にしやすくなり、創作が捗ります。
考えた事が無い人は、一度自分の作業環境を見つめなおしてみるのも良いかもしれません。
ただ、道具や形から入っても創作出来る気がするだけで、実際は創作者のモチベーションも揃って、良い創作が出来ます。
でも、形から入るのって、楽しいよね。
道具揃えたり。