キャラクターのメンタル情報
キャラクターは、
- パーソナル情報
- フィジカル情報
- メンタル情報
- キャリア情報
の4要素を満たすほどに、ディティールの細かいキャラクターの創造が出来ます。
の記事で説明していますが、今回はその中で「メンタル情報」に絞って説明します。
メンタル情報とは?
メンタル情報とは、精神的な情報です。
精神的と言いますが、この場合、広義の意味では「内面」の情報を主に指します。
性格情報
性格情報とは、キャラクターの性格に関わる精神的情報になります。
- 明・暗:性格の明るさと暗さ。陰・陽キャラクターのどちらに傾くかに関わる。
- 楽観・悲観:なんとかなると考えているか、どうにかしなければと考えているか、等。
- 真面目度:高いと硬く面白みに欠け、低いと柔らかくユーモアに富む。
- 社交性:他人との能動的なコミュニケーション姿勢。低いと他人との接触が苦になるが、高すぎると他人の方が苦になる事もある。
- 知性:高いと客観的かつ合理的な世界の見方をし易く、低いと主観的かつ感情的にしか物事を判断できなくなり易い。天才・馬鹿に関わる。
- 清潔性:低いと不潔・不衛生に対して精神的耐性を持つが、病気等のリスクが高まる。高すぎると潔癖症等になる。
- 表現力:高いと他人から感受性豊かに見える。低いと他人への情報伝達が単調になったり、不完全になりやすくなる。
- 暴力性:暴力へのスタンス。高いと抵抗が低く、暴力に頼る様になる。低いと抵抗が高く、暴力を振るのも振られるのも大きなストレスになる。
- 耐恐怖性:高いと怖い事と向き合いやすい。あまりにも低いと気絶する事もある。
- 変人性:凡人では無い性格的特徴。性格上、何かが過剰か枯渇している状態。一種の異常性。これが無いと、没個性となり、面白味の無いキャラクターに陥りやすくなる。
重要視情報
キャラクターが重要視している要素です。
好き嫌いも含まれます。
- 宗教:特定の神の教えや戒律。これが無い場合は無神論になるが、無神論も実は科学等の別の物を信じる宗教の一種である。
- 色:視覚。
- 言葉:意味、価値。ことわざ、セリフ、等。
- 香り:嗅覚。香水、花、食べ物、等。
- 味:味覚。料理、等。
主観的客観視情報
キャラクターによる、自身の客観視をした情報。
- 長所短所:キャラクターが考える自身のキャラクター像。これが実態とズレると物語がコメディになったりする。
- 好き嫌い:自己肯定感。高すぎるとナルシストに、低すぎると卑屈になったり、他人に依存したりするので、バランスが大事。
- 自信:自分を信じているか。楽観的なほど根拠のない自信で動ける。悲観的だと実力があっても自信が持てずに動けない事もある。
- 目標・目的:キャラクターが求めている物。モチベーションに繋がる物だが、これが必ずしも物語の目標や目的と一致するとは限らない。自己分析を間違ったり、必要では無く欲しいを理由にしていると、物語の途中で真の目標や目的が見える展開が王道となる。
- 弱点・苦手:キャラクターが意識・無意識問わずに避ける事や物の認識。怖い物、気色の悪い生物、不味い食べ物、苦手な人、等。
- 悩み:現状で未解決で抱えている問題。
- 素か演技か:ありのままか、周囲に合わせているか、誰かを真似ているか、等。
- こだわり:意味や価値が客観的には低くても、守ってしまうマイルール等。
無意識情報
- 自分につく嘘:妥協、諦め、ごまかし、先延ばし、等。無理やり何かに区切りをつけたり、正当化する時に自分を騙す。認識して認めると楽になる事もある。
価値観情報
- 貞操観念:性をどう考えているか、セックス観がどうなっているか。貞操観念が小さいと奔放となり、より自然で野生的になる。大きくなると、厳格となり、夫婦間で子孫繁栄以外では不潔等と考え始める事もある。
- 道徳・倫理観:しっかりあるほどルールや道徳に厳格となる。無くなれば無くなる程に自分勝手な人間になる。自分が守る道徳・倫理観を周囲に求める事も多い。
※この記事は、後で追加や編集をする予定です。
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