物語のプロセスを線で考える方法
今回は、簡単な物語創作法を伝授したい。
この方法を使えば、誰でも自然な物語を考えられる筈だ。
ステップ1
まず、どこでも良い。
点を2つ打って、繋げて欲しい。
・→・
ステップ2
次は、点に名前を付けよう。
点は、物語の起点となる。
点1は、登場人物。
点2は、何をするか……つまり、行動だ。
登場人物→行動
ステップ3
次は、これを具体的にしよう。
イメージして。
あくまでも線のまま、具体的にするんだ。
例えるなら、コマンド選択式のロールプレイングゲームを想像してみて欲しい。
(登場人物→主人公)→(行動→旅)
これで登場人物が誰で、行動で何をするかが決まった。
あなたが描きたい物語に合う様に、自由に入れてみて。
ステップ4
じゃあ、今度はもっとイメージを具体的にしよう。
(登場人物→主人公)→(行動→旅)
→の間に、更に要素を入れて行くんだ。
例えば、なぜ主人公は旅をするのだろうか?
こう考えると、目的が欲しくなる筈だ。
ゲームだとコマンドには無いが、プレイヤーの頭の中にある物だ。
行動が、戦う、ならば、目的は、敵を倒す、みたいになるだろう。
(登場人物→主人公)→(行動→旅)→目的
これも具体的にしよう。
(登場人物→主人公)→(行動→旅)→(目的→人探し)
ステップ5
目的の想像が付くと、動機も考えられる
動機は、登場人物と行動の間に入れよう
(登場人物→主人公)→動機→(行動→旅)→(目的→人探し)
そして動機も具体的にしよう。
(登場人物→主人公)→(動機→会いたい人がいる)→(行動→旅)→(目的→人探し)
ステップ6
この要領で、要素の線を伸ばしていく。
動機があると言う事は、主人公には欲望がある。
それも満たされないでいた欲望だ。
(登場人物→主人公)→(満たされないでいた欲望→好きな人に気持ちを伝えられない)→(動機→会いたい人がいる)→(行動→旅)→(目的→人探し)
ステップ7
物語には葛藤が必要だ。
葛藤があるから、それまでの人生で登場人物は欲望を叶えられないでいた。
なので、葛藤を乗り越える切欠も同時に必要になる。
(登場人物→主人公)→(満たされないでいた欲望→好きな人に気持ちを伝えられない)→(動機→会いたい人がいる)→(葛藤→居場所が分からない)→(切欠→居場所の情報が耳に入る)→(行動→旅)→(目的→人探し)
ステップ8
行動を起こすには、目的に向けた計画と目標が必要だ。
(登場人物→主人公)→(満たされないでいた欲望→好きな人に気持ちを伝えられない)→(動機→会いたい人がいる)→(葛藤→居場所が分からない)→(切欠→居場所の情報が耳に入る)→(計画→探す旅に出る)→(目標→居場所に行ってみる)→(行動→旅)→(目的→人探し)
終わりに
どうだろう。
物語が見えて来たのでは無いだろうか?
この創作法は、ストーリーラインを考える段階で役に立つ。
()の要素が増えればリアリティが増し、()の中身の要素が増えると具体度が増す。
この線は、物語を布に例えた時に形を作る糸の一本だ。
登場人物と行動と目的を繋ぐ為の、間に入る点を想像し、繋げる事で線にすると言う感じだ。
他の要素を入れれば、物語は縦糸と横糸でどんどん強固になっていくし、何にでも応用できるだろう。
役に立てば幸いだ。
じゃあ、またね。
※昨日の記事の機械翻訳前の状態の記事です。
“【物語の創り方】点を繋げる創作法。” への1件の返信