帰したいが手放したくない
敵国人の子供を拾った。
子供に罪は無いから、家に帰そうと考える。
帰すまでの道のりで、目的地に辿り着くのが辛くなるのに気付く。
共に過ごす中で、お互いが掛け替えのない相手になってしまったから。
子供を家に帰せば、きっと二度と会えないから。
ソマリと森の神様(2015)
<ストーリー>
地上は異類異形の人外たちが支配する世界。 人間は迫害され、絶滅の危機に瀕していた。 そんなある日、森の番人である「ゴーレム」と ひとりの人間の少女が出会う。 滅びゆく種族「人間」と森の番人「ゴーレム」の父娘の絆を綴った旅の記録。
バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015)
<ストーリー>
パキスタンの小さな村に住む女の子シャヒーダー。
幼い頃から声が出せない障害を持った彼女を心配したお母さんと一緒に、インドのイスラム寺院に願掛けに行くが、帰り道で一人インドに取り残されてしまう。
そんなシャヒーダーが出会ったのは、ヒンドゥー教のハヌマーン神の熱烈な信者のパワンだった。
父の友人ダヤーナンドの家に居候しながら、愛する彼女、ラスィカーとの結婚を夢見て日夜奮闘するパワンは、底抜けの正直者でお人好し。
これも、ハヌマーンの思し召しと、母親とはぐれたシャヒーダーを預かることにしたが、声の出せないシャヒーダーがどこに住んでいるのかさっぱり分からないまま、楽しい日々が過ぎていく。
そんなある日、ひょんなことから彼女がパキスタンのイスラム教徒と分かって驚愕するパワン。
歴史、宗教、経済など様々な部分で激しく対立するインドとパキスタン。
厳格な彼女のお父さんから「すぐに故郷に帰せ! 」と一喝されて、一度は、怪しい旅行代理店にシャヒーダーを預けてみたものの、可愛いシャヒーダーは売春宿に売り飛ばされそうになってしまう。
遂に、パワンは、パスポートもビザもなしに、国境を越えてシャヒーダーを家に送り届けることを決意した。
インド人のパワンにとっては、近くて遠い国パキスタン。
国境では警備隊に捕まり、パキスタン国内ではスパイに間違われて警察に追われる波乱万丈の二人旅。
果たしてパワンは無事にシャヒーダーを母親の元へ送り届けることができるのか?
そこには、思いもよらなかった奇跡が待っていた…
滅茶苦茶に泣ける映画。
見てない人、みんな見て。
これぞ、映画って感じ。
ブレイブ・ロード 名もなき英雄(2017)
<ストーリー>
君だけは守りぬく1950年、朝鮮戦争に国連軍として参戦したトルコ軍激戦が続く38度線の戦場に立った、若き軍曹のスレイマン彼はそこで、戦災孤児の幼い少女“アイラ”と出逢うが…
トルコ映画で、実話を基にしている。
実話ベースなだけあり、どこか地味さと、気持ちの良い話としての振り切り方が少ないリアリティのある展開は、見る人を選ぶ所がある。
ハッピーエンドっぽいが、救いが少なく、問題が綺麗に解決しない感じもリアルで、実話ってままならないなって見ると思う。
※この記事は、追加・編集していく予定です。
※該当する作品があればコメントでお知らせ頂ければ追加していきます。
“「敵の子供を家に帰す」系作品特集” への1件の返信