どんでん返しテクニック紹介「二段オチ」

オチを増やせ!

どんでん返しには、伏線配置と伏線回収が必要だ。

張り巡らせた伏線を、華麗に回収すれば物語には大きな衝撃が生まれる。

その衝撃を、更に上乗せするテクニックがある。

それが、今回紹介する「二段オチ」だ。

答えの複数用意

最初に紹介するのが、答えを複数用意するパターン。

通常のどんでん返しでは、

  • Aだと思ったらBだった。

となる様に、Aを予め出しておき、実はBだったという別の見方が出来る二重の意味を持たせる事が基本になる。

例えば、

  • Aさんが犯人だと思っていたら、実はBさんが真犯人だった。

みたいな感じだ。

答えを複数用意すると言うのは、Aだと思ったらBだったという答えを出す事で、物語を追っている人の思考が「解答提示で停止する」のを利用して、別の答えを更に用意しておく事で出来るテクニックだ。

  • Aさんが犯人だと思っていたら、実はBさんが真犯人だった。更にCさんも裏で糸を引いていた。

とか、

  • Aだと思ったらBだった。と思ったらCでもあった。

とかである。

例えば海外ドラマ「ロック&キー」では、

  • 敵がAだと思ったらBだった。更にCでもあった。

と言う風にして、大どんでん返しを用意していた。

関連記事:おすすめ海外ドラマ「ロック&キー」を紹介

嘘の答えの用意

納得させる嘘を一つ準備すれば、それで二段オチが出来る。

複数用意せずとも、1段オチの納得感が高ければ真実である必要は無いのだ。

例えば、メタルギアソリッドシリーズは、このテクニックを多く使っている事で有名だ。

  • 敵だと思ったら潜入しているスパイだった。スパイだと思ったらダブルスパイだった。

みたいな感じだ。

  • 味方だと思ってたら裏切っていた。裏切ったと思ったら理由があった。

とかもある。

他には、どんでん返しで有名なユージュアルサスペクツも、これに含まれる。

最初のどんでん返しでショックを受け、そこに納得感がある事で、人は、やはり思考が停止してしまう。

与えられた答えに満足し、受け入れ、その後で待つ二段目のどんでん返しで大きな感動を覚えるのだ。

終わりに

シンプルだが「二段オチ」は強力だ。

一時的に嘘でも真実でも、答えを提示して満足させれば、読者視聴者の思考を停止させる事が出来る。

その際、1つ目の伏線回収によるどんでん返しの納得感が強ければ強いほど、強力なインパクトを物語にもたらす事になる。

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