自分が黒幕だった!?
二重人格、並行世界、様々な方法で表現される「本当の敵は、もう一人の自分」と言う作品達。
テーマとしては、弱い自分、過去に罪を犯した自分、欲望に忠実な自分と言った人の二面性を分かり易くした物。
昨今、影の自分と戦う展開は割とポピュラーだが、その影の自分がラスボスと言うのが、今回紹介する作品の特徴になる。
尚、ラスボスと言っているが、シーズンやエピソードのラスボスも含んで紹介するので、全体の物語ではラスボスでは無い作品が殆んどになる。
また、細かいディテールをぼかすが、記事のテーマ的にネタバレが含まれる為、作品を純粋に楽しみたい人は見ない方が幸せになれます。
ネタバレ注意って事、そういう事よ!
OK?
Arrow/アロー(1941)
<ストーリー>
億万長者でプレイボーイのオリバー・クイーンは、海難事故で死んだと思われていたが、5年後、太平洋の孤島で生きていたことが判明する。故郷のスターリング・シティに戻ったオリバーは、以前の生活に戻ったように見えたが、実は謎のヒーロー“アロー”として街を腐敗させる巨悪と戦う別の顔を持っていた。
マルチバース設定によって、並行世界で悪の親玉となっている自分と戦うエピソードが存在する。
ドラマ版では、本作のシーズン6と他のDC系ドラマシリーズをまたいで放送された「クライシス・オン・アースX」が該当。
シークレット・ウィンドウ(2004)
<ストーリー>
人気作家モート・レイニーの前に、謎の男シューターが現れた。男は自分の小説が盗作されたと言い、覚えのないモートにつきまとう。やがて、シューターの姿を見た者や正体を探る者が、次々と命を落とす。ただ一人、モートを除いて―。男は何者なのか?本当の狙いは何なのか?全編に張りめぐらされた謎解きの伏線、かつてない戦慄、そして予測不可能の結末が―。
ノエイン もうひとりの君へ(2005)
「星合の空」が良くも悪くも話題となった赤根和樹監督の作品で、制作はサテライト。
タイトル通り、並行世界(厳密には少し違うが)の未来から、大人となった自分がやってくる話で、ラスボスがとある主要キャラクターの未来版。
独特な絵柄で人を選ぶかもしれないが、かなりの名作。
個人的には、アトリが好き。
兄属性キャラは良い。
BioShock Infinite/バイオショック・インフィニット(2013)
<ストーリー>
物語は主人公である探偵ブッカーがコロンビアで幽閉されている「エリザベス」という少女を救え
という依頼を受けるところからスタートする。
「ティア」という特殊能力を持つヒロイン、エリザベス。彼女はその能力がゆえに様々な人々から狙われ、
様々な出来事に巻き込まれることとなる。
可憐なヒロインである彼女は共に行動をするブッカーに少しずつ心を開いていくが…。
2020年、癌のため55歳で死去された藤原 啓治さんが主人公のブッカーの吹替を担当した作品で、人気ゲームバイオショックシリーズの3作目に当たる。
物語のキーワードである特殊能力「ティア」が、並行世界へのゲートを繋げる能力で、ブッカーは別の可能性世界の自分と戦う事になる。
DLCの追加シナリオによって、バイオショック一作目と完全なリンクを果たしているので、1作目は好きだけど以降は未プレイの人は、インフィニットはプレイした方が良い。
ファイトクラブ(1999)
<ストーリー>
不眠症に悩む若きエリートのジャック。彼の空虚な生活は、謎の男タイラーと出会ってから一変する。自宅が火事になり、焼け出されたジャックはタイラーの家へ居候することに。「お互いに殴り合う」というファイトにはまっていく二人のもとに、ファイト目当ての男たちが集いあうようになる。そして秘密組織“ファイト・クラブ”がつくられた!
The Flash/フラッシュ(1940)
<ストーリー>
幼い頃に母親を殺害され、その犯人として父親が投獄されてしまった過去を持つバリー・アレン。幼いバリーは当時の捜査官、ウエスト刑事に引き取られて、その娘アイリスと共に育つ。大人になり科学者となった彼は、CSIの科学調査員としてセントラル・シティの警察に勤務。父親の無実を晴らすため、母親の殺人事件の真相を追る。そんなある日、実験室で粒子加速器が爆発し、巻き込まれたバリーはこん睡状態に陥いる。長い眠りから覚めた彼は、自分に超人的な治癒力と、閃光(=フラッシュ)がごとく、超高速で移動できる能力が備わっていること知り、“フラッシュ”として悪と闘うことを決意する。胸に稲妻のマークが入った深紅のコスチュームを身にまとい、超高速で疾走しながら、自分の大切な人々を守りぬいてゆく。
ドラマシリーズでは、シーズン2以降がマルチバースをメインに話が進み、並行時空の自分と戦うエピソードが存在する。
FRINGE/フリンジ(2008)
<ストーリー>
ボストン、ローガン空港に着陸した国際線旅客機627便の乗客、乗員すべてが機内でおぞましい死体となって発見された。
FBI捜査官のオリビア・ダナムが捜査に加わるが、相棒のスコットが重傷を負い、瀕死の状態になってしまう。彼を救うため“アインシュタインの後継者”と呼ばれるウォルター・ビショップ博士とその息子ピーターを探し出し、協力を頼むのだが…。
一方、捜査線上に浮かんだのは、巨大企業マッシブ・ダイナミック社とその重役ニーナ・シャープだった。
やがてオリビアは、今回の事件で起きたことが、さらなる巨大な脅威の一端に過ぎないと知るのだった。
途中から並行世界が重要なキーワードとなる。
メメント(2001)
<内容>
数分前の記憶を忘れてしまう前向性健忘の男が妻殺しの犯人を追う、クリストファー・ノーラン監督が贈る異色サスペンス。
※この記事は、追記・編集していく予定です。