「トラウマ・苦手・暗い過去を克服」系作品特集

誰にだって触れたくない過去がある

万人に大なり小なり辛い過去があるからこそ、これから紹介する作品は誰にでも刺さる。

一見乗り越えるのが困難な事を乗り越える姿を見て、一緒になって追体験し、共感するからこそ、作品は圧倒的な「パワー」を持つ。

この記事では、トラウマや、長年どうにもならなかった苦手意識、暗い過去と言った物を克服するまでを描いた、読後・視聴後感が清々しい作品を紹介していく。

復讐物も、部分的に似たジャンルに入るが、今回は除外して紹介するものとする。

復讐と言う手段で過去の原因を直接取り除けないので、ここで紹介していく作品は、助力してくれる存在が不可欠となっている。

これは、過去を乗り越える為には第一に「当事者が周囲に心を開き」、第二に「周囲も支える環境」が重要である事を、作品を通して教えてくれていると言っても良いだろう。

英国王のスピーチ(2011)

<ストーリー>
ジョージ6世は、王になどなりたくなかった。彼には吃音という悩みがあった。数々のスピーチの公務に、どう対処すればいいのか?心配した妻のエリザベスは、スピーチ矯正の専門家、ライオネルの診療所に自ら足を運ぶ・・・

吃音に悩む王様が、吃音改善を通して成長していく物語。

主人公のジョージ6世とライオネル・ローグの、身分を越えた友情が心地よい作品。

きみと、波にのれたら(2019)

<ストーリー>

大学入学を機に海辺の街へ越してきたひな子。サーフィンが大好きで、波の上では怖いものなしだが自分の未来については自信を持てずにいた。ある火事騒動をきっかけに、ひな子は消防士の港(みなと)と出会い、二人は恋に落ちる。お互いがなくてはならない存在となった二人だが、港は海の事故で命を落としてしまう。大好きな海が見られなくなるほど憔悴するひな子が、ある日ふと二人の思い出の歌を口ずさむと、水の中から港が現れる。「ひな子のこと、ずっと助けるって約束したろ?」死んだはずの港と再び会えたことを喜ぶひな子だが…。奇跡がもたらした二人の恋の行方は?そして、港が再び姿を見せた本当の目的とは?

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1998)

<ストーリー>
深い心の傷を負った天才青年と、同じく失意の中にいた精神分析医がお互いにあらたな旅立ちを自覚して成長してゆく姿を描く感動のヒューマン・ドラマ。ボストンに住む青年ウィルは、幼い頃から天才ゆえに周囲から孤立していた。だが、彼の才能に気付いた数学教授のランボーは、ウィルに精神分析医のショーンを紹介する。ウィルはショーンにしだいに心を開いてゆくが、彼の才能に気付いた政府機関や大企業が接近してくる。

心を閉ざした天才青年をマット・デイモンが、青年の心を開く医者をロビン・ウィリアムズが演じた。

グリーンブック(2018)

<ストーリー>

時は1962年、ニューヨークの一流ナイトクラブ、コパカバーナで用心棒を務めるトニー・リップは、ガサツで無学だが、腕っぷしとハッタリで家族や周囲に頼りにされていた。ある日、トニーは、黒人ピアニストの運転手としてスカウトされる。彼の名前はドクター・シャーリー、カーネギーホールを住処とし、ホワイトハウスでも演奏したほどの天才は、なぜか差別の色濃い南部での演奏ツアーを目論んでいた。二人は、〈黒人用旅行ガイド=グリーンブック〉を頼りに、出発するのだが─。

黒人に対する偏見と差別心に染まっていた主人公のトニー・リップが、金目当てで手を組んだ黒人ピアニストのドクター・シャーリーとの交流を通して自身の持っていた偏見と向き合い乗り越えていく物語。

同時に、差別が常識の時代に、差別と闘い続けたドクター・シャーリーが真の友人を得る物語でもある。

凸凹コンビが旅を通して友情を深める話なのだが、二人がお互いの足りない所を補い合い、ぶつかり合いながらも共に成長していく描写は秀逸で、二人の歩調が揃い噛み合った時のカタルシスは非常に大きい。

若おかみは小学生!(2003)

<ストーリー>

小学6年生のおっこ(関織子)は交通事故で両親を亡くし、おばあちゃんが経営する花の湯温泉の旅館<春の屋>で若おかみ修業をしています。どじでおっちょこちょいのおっこは、ライバル旅館の跡取りで同級生の真月から「あなた若おかみじゃなくて、バカおかみなの!?」とからかわれながらも、旅館に昔から住み着いているユーレイのウリ坊や、美陽、子鬼の鈴鬼たちに励まされながら、持ち前の明るさと頑張りで、お客様をもてなしていくのでした。いろんなお客様と出会い、触れ合っていくにつれ、旅館の仕事の素晴らしさに気づき少しずつ自信をつけていくおっこ。やがて心も元気になっていきましたが、突然別れの時がおとずれてー

2018年にテレビアニメ化と劇場アニメ化を果たした小説を原作とした作品で、劇場版のクオリティが飛びぬけて高かった事で「映画すみっコぐらし」と似た様な現象が一部で起きた。

交通事故で両親を亡くした主人公のおっこが、幽霊や周囲の人達との交流を通してトラウマを乗り越える姿を描く。

※この記事は、追記・編集していく予定です。

スポンサーリンク

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。