既存作品分析

「棚ぼた全能主人公」登場映画作品特集

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いわゆるチートを与えられた人々

全能状態になれば、全ての問題が解決するのか?

物語世界では、そうはいかない。

必要なのは「力」よりも常に「精神の成長」であり、例え全能だとしても本当に欲しい物は手に入らない。

なぜなら「手に入らなかった物を手に入れるからこそ、そこに大きな価値が生まれる」のであって、何でも手に入ると言うのは、主観的な価値を小さくする事にも繋がるからだ。

全能になっても人は、手に入りにくい物を結局は求める。

すると帰結するのは「天然」で「自然」な状態の「全能に寄らない真実の愛」等を求めるようになる。

それを手に入れるには、主人公の精神的な成長が不可欠だ。

成長が必要無いなら、簡単に手に入る筈だし、成長が必要な物なら成長前には手に入れようが無い筈だからだ。

この記事では「全能」に突然なってしまった主人公が、全能になっても手に入れられない物を求めて試行錯誤する作品を紹介していく。

アラジン(2019)

<内容>
世代を超えて愛され続ける『アラジン』をディズニーが空前のスケールで実写映画化! 貧しくも清らかな心を持ち、人生を変えたいと願っている青年アラジンが巡り合ったのは、王宮の外の世界での自由を求める王女ジャスミンと、3つの願いを叶えることができるランプの魔人ジーニー。果たして3人はこの運命の出会いによって、それぞれの本当の願いに気づき、それを叶えることはできるのか?胸躍る冒険アクションと、身分を超えた真実の愛を描いた、すべての人に贈る究極のエンターテイメント。

9世紀ぐらいに原型が出来た「千夜一夜物語/アラビアンナイト」の中にある有名な物語の一つ「アラジンと魔法のランプ」を原作とした映画。

1992年版のアニメ映画のリメイク作。

ブルース・オールマイティ(2003)

<内容>

ジム・キャリー主演、神の力を得た男が己の欲に走りながらも、やがて本当に大切なものに気づいていく様を描くハートフルコメディ。全くツキがないTVレポーター・ブルースは、ある日“神”から1週間限定で神の力を授かる。彼は力を好き放題に使い始め…。

マスク(1994)

<ストーリー>
銀行員スタンリー・イプキスは引っ込み思案。そんな彼でも『マスク』をかぶれば、ゼロからヒーローへと大変身。謎の仮面の力でティナを口説いたり悪者をやっつけたり、普段のスタンリーには不可能なことが何でもできちゃう。そして笑いとドタバタの陰には映画の真のテーマが。マスクがないとスタンリーは、本当にステキにはなれないの?

ミラクル・ニール!(2015)

<ストーリー>
ミラクルパワーで世界を救え!はるか銀河系の先の先―。そこではエイリアンたちが地球滅亡を企んでいた。しかし銀河法でどんな星も一度は存亡のチャンスを与えるべきと定められている為、超テキトーに地球人をひとり選んで地球の運命を預けることになった―。知らぬ間に地球の運命を背負わされた中年男・ニールは全知全能の力を手に入れる。しかし、そのパワーですることといえば、愛犬のデニスとお喋りをしたり、死んだ人間をゾンビにして生き返らせたりとロクなことに使わなかった。果たしてニールは地球の運命を変えられるのか!?あるいは、くだらないことを繰り返し、人類はこのまま終末を迎えてしまうのか!?

※この記事は、追記・編集していく予定です。

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