自国推しが、みんな好き?
日本人が特に「単一民族性」が強いからこそ印象に残る、一種のキャラクター性がある。
日本や日本文化が好きな「外国人」に対して、日本人は「親日的」と捉え、ポジティブな感情を抱きやすい。
まあ、自国を好きな外国人に対して好印象を持つのは、どの国でも同じ事だが。
それでも、それを、ここまでハッキリとした「自国好き外国人」を「キャラ属性」にするのは、少し特殊だ。
やはり、日本人の中にある「日本国に住む大半が黒髪黒目のアジア系の典型的日本人」と言うイメージは強く、それ以外の「人」を良くも悪くも「外国人」と捉えてしまう国民性の性質と言う物は、少なからずある。
仮に多国籍、多民族が当たり前だと、こういった「キャラ属性」は描きにくい。
「YOUは何しに日本へ?」や「ニッポン行きたい人応援団」等の日本好き外国人テレビ番組が多いのも、このキャラ属性が多くの人に好印象を与えている為だろう。
この記事では「日本好きな外国人キャラ」の範疇に入る、キャラクターや登場作品を紹介していきたい。
アイドルマスターシンデレラガールズ(2011)
2013年1月に追加されたアイドルの「アナスタシア」が該当。
北海道出身のロシアと日本のハーフで、劇中ではロシア語混ざりの日本語で会話する姿が見られる。
餓狼伝説(1991)
ボスキャラのギース・ハワードが、日本の美術品を集めるなどしている日本好き設定。
神田川JET GIRLS(2019)
雲海SURFERSの「ジェニファー・ピーチ」と「エミリー・オレンジ」が、それぞれサムライとニンジャを愛するアメリカからの留学生として登場。
極端なステレオタイプのキャラデザインで、日本人がイメージする日本が好きな外国人成分を煮詰めた様な印象。
桐生ココ(2019)
カバー株式会社の運営するバーチャルユーチューバー事務所ホロライブ所属、ホロライブ四期生の桐生ココ会長。
その正体は3500歳の子ドラゴンで、人の形態をとってアイドル活動をしている。
ドラゴン時は7m、人間形態では180㎝。
知っている人は「小林さんちのメイドラゴン」をイメージすると想像しやすいだろう。
VTuberとして2019年12月に鮮烈的なデビューを飾り、Vtuber関連の新鮮なニュースを届ける「あさココLIVE」を平日朝6時に配信したり、ゲームの実況配信や、様々な形態の雑談配信、同事務所のVtuberの枠にとらわれないコラボをしたり、走り続けている。
そんなココ会長なのだが、この記事が提唱する属性ドンピシャで、日本文化の中でも「任侠」関連に明るく「仁義と任侠を重んじている」との事。
人気ゲーム「龍が如く」あたりで日本語を学んだらしく、物騒な言葉にやたら明るく、ネットスラングも詳しい。
キャラ属性的には「外国人美女×ヤクザ文化」と言う物。
2020年現在、非常に熱いVtuberの一人。
きんいろモザイク(2010)
アリス・カータレットが該当。
主人公の大宮忍が中学生の頃はイギリスに(少しだけ)ホームステイした時のホストファミリーの一人娘で、忍を慕って留学してきた。
げんしけん(2002)
スーこと「スザンナ・ホプキンス」が該当。
漫画の40話より登場し、日本のオタク文化に詳しい。
口数は少ないが、ここぞと言う時に喋る時は、アニメや漫画のセリフ等を使ったりする。
多田くんは恋をしない(2018)
メインヒロインのテレサ・ワーグナーこと、テレサ・ドゥ・ラルセンブルクが該当。
日本の時代劇「れいん坊将軍」の大ファンで、流暢な日本語を話すが、受けた影響が大きく「かたじけない」「この御恩は一生忘れません」などの侍言葉を使用する。
その正体は、架空の国「ラルセンブルク」のお姫様だが、多田君達にはかなり後半になるまで正体を隠して接していた。
プリンセスコネクト!シリーズ(2015)
ギルド「ヴァイスフリューゲル ランドソル支部」に所属する「ニノン・ジュベール」が該当。
主人公をショーグンと呼び、自身は語尾に「デース」をつける、テンプレ通りの外国人キャラ。
ニンジャが好きだが、見た目はサムライだったり、日本文化を誤解しているタイプで、とても可愛い。
別衣装バージョンはクノイチ姿。
メタルギアソリッド シリーズ(1998)
オタコンこと「ハル・エメリッヒ」が、日本のアニメが好きと言う設定。
あだ名のオタコンも、アメリカで開催される日本アニメのイベント「オタク・コンベンション」から来ている。
日本アニメに登場するロボットが好きで兵器開発者になった末に「メタルギアREX」を作る。
劇中、オタコンが大事に想う女性は高確率で不幸になる切ないキャラでもある。
※この記事は、追記・編集していく予定です。