実は悪い奴じゃない?
主人公と敵対しているチームが、やたら「仲が良い」事がある。
悪事を働く場合でも、どこか憎めず、場合によっては主人公と共闘する事さえある。
大抵は、
- 上官とか上司に恵まれて無い仕える相手を間違えてる
- 目的とか目標の設定からピントがずれている
- 手を汚しても叶えたい願いがある
のどれかが原因で、主人公と敵対する、そんな奴ら。
この記事では、途中で仲間になる事もしばしばの、そんなトリオの敵チームが登場するか、敵チーム目線の作品を紹介していく。
ガールズ&パンツァー(2012)
亀さんチームの、角谷杏、小山柚子、河嶋桃のトリオが登場。
1話目ですぐに仲間になるので敵でいる期間は極端に短く、リーダーの杏会長が優秀な策士で、柚子が参謀である為、見た目に反して脳筋のポンコツさは桃が一身に引き受けている。
キャッツ♥アイ/CAT’S♥EYE(1981)
来生(きすぎ)三姉妹の、次女の瞳(ひとみ)、長女の泪(るい)、三女の愛がトリオで活躍する怪盗モノで、シチュエーションの逆視点。
役割分担としては、瞳が運動神経が良く実行役で、泪が司令塔、愛が道具の作成を主に担当している。
サイバー・ボッツ(1995)
デビロット、地獄大師、Dr.シュタインのトリオが登場。
デビロット・ド・デスサタンIX世は非常に人気があり、他作品に登場する事も多い。
キャラクターデザインを担当したイラストレーターの西村キヌ先生曰く、三悪はイメージしていなかったらしいが、すっかり名三悪になってしまった。
役割は、デビロットがリーダーで、地獄大師は教育係兼魔法使い、Dr.シュタインが道具作成等の頭脳担当でIQは1300~1500と、純粋な怪力担当が不在だったりする。
タイムボカン シリーズ(1975)
マージョ、グロッキー、ワルサーのトリオが登場。
日本の三悪キャラクターの起源的な存在で、以降のシリーズでもセルフパロディーを重ねるお約束キャラクター。
作品(年) | 一味(トリオ)名 | リーダー | 頭脳担当 | 怪力担当 |
タイムボカン(1975) | マージョ | マージョ | グロッキー | ワルサー |
ヤッターマン(1977) | ドロンボー | ドロンジョ | ボヤッキー | トンズラー |
ゼンダマン(1979) | アクダマン | ムージョ | トボッケー | トンジューロー |
オタスケマン(1980) | オジャママン | アターシャ | セコビッチ | ドワルスキー |
ヤットデタマン(1981) | ミレンジョー | ミレンジョ姫 | ジュリー・コケマツ | アラン・スカドン |
逆転イッパツマン(1982) | クリーン悪トリオ | ムンムン | コスイネン | キョカンチン |
イタダキマン(1983) | 二束三文トリオ | ヤンヤン | ダサイネン | トンメンタン |
怪盗きらめきマン(2000) | 花の刑事トリオ | ルージュ | ヒエール | オンドレー |
夜のヤッターマン(2015) | 新生ドロンボー | レパード | ヴォルトカッツェ | エレバントゥス |
タイムボカン24(2016) | アクダーマ | ビマージョ | ツブヤッキー | スズッキー |
ふしぎの海のナディア(1990)
グランディス、サンソン、ハンソンのトリオが登場。
リーダーで宝石に目のないグランディスに仕える形で、銃の腕前が立つサンソンと、発明担当のハンソンが脇を固める。
フラクタル(2010)
エンリ、タカミー、ブッチャーのトリオが登場。
明らかに三悪を踏襲するデザインがされているが、作品的に不遇な扱いを受ける。
ポケットモンスター(1997)
ロケット団のムサシ&コジロウ&ニャースのトリオが登場。
1996年に発売された、今や世界的ゲームとなった作品を原作としたアニメーションに登場。
一見するとムサシとコジロウのコンビ+ニャースの様な図式だが、ニャースは捕獲されたポケモンでは無い為、対等な同僚だったりする。
シリーズが進むと、ソーナンス等、別のポケモンが加わって賑やかに。
ラストピリオド(2018)
ワイズマンのミザル、イワザル、キカザルのトリオが登場する。
2016年から配信されているスマートフォン向けソーシャルゲームを原作とした、風刺アニメに登場。
毎回主人公達と仕事の奪い合いをするのが、お約束。
※この記事は、追記・編集していく予定です。
“【三悪】「敵チームが仲良しトリオ」系作品特集” への1件の返信