無差別範囲攻撃の恐ろしさ
現実で最も武器が使われる状況は、戦争だ。
国同士が敵対国を攻撃する外交手段である戦争では、国の外交手段である以上、昔から一応のルールが存在する。
その中に存在するルールには「使用武器の制限」があり、これを破ると国の内外から非難を浴びる事となる。
実際に制限されている通常武器には、2020年現在
- 400グラム未満の爆発性弾丸(1868年に禁止、理由は威力が過剰な為)
- ホローポイント弾(ダムダム弾)(1899年に被弾時の分裂・変形による被害がヤバいと禁止になった)
- 気象兵器(地震や台風を意図的に発生させる事)(1978年に禁止)
- 対人地雷(1980年に制限、1999年に禁止、戦後も残って危険な為)
- 焼夷兵器(焼夷弾、ナパーム弾、白りん弾、火炎瓶、火炎放射器)(1983年に、非戦闘員に被害が出る場所での使用制限)
- レーザーによる目潰し(1998年から制限)
- クラスター爆弾(2006~2008年にかけて条約が制定され禁止に。理由は不発弾が地雷化する為)
等がある。
そして、今回のテーマである毒ガス、ウィルスを指すBC兵器(バイオロジカル・ケミカル兵器)は、どちらも1925年に全面的に禁止されている。
これらの武器が禁止される主な理由は「威力過剰」「無差別範囲攻撃」「深刻な後遺症」であり、BC兵器は全てに当てはまる。
そんな武器を選択した、キャラクターが登場する作品を今回は紹介していく。
犬夜叉(1996)
霧骨が毒霧を発生させる能力を持つ。
また、ラスボス的存在である奈落が、物を溶かす瘴気を武器にする。
カードキャプターさくら(1996)
アニメオリジナルのクロウカード、ミストが触れると腐食する霧を発生させる。
ジョジョの奇妙な冒険(1987)
- パンナコッタ・フーゴのスタンド、パープル・ヘイズの能力が殺人ウィルス
- プロシュートの持つスタンド、ザ・グレイトフル・デッドの能力が老化ガスの散布
- チョコラータのスタンド、グリーン・ディの能力が肉を腐らせるカビの散布
と、ジョジョ5部だけでBC兵器持ちが3人登場する。
Fate シリーズ(2004)
セミラミスが、あらゆるものに毒を付与できるアサシンとして登場。
静謐のハサンも、毒の扱いに長けたアサシンで、吐息や体臭さえ毒となって攻撃出来る。
BLEACH(2001)
涅マユリの斬魄刀、疋殺地蔵が実体化した際に周囲に毒をばらまく能力を見せている。
封神演義(1996)
呂岳(りょがく)が、宝貝・瘟㾮傘でウイルスを武器とする。
僕のヒーローアカデミア(2014)
ヴィランのマスタードが、ガスの個性を持っている。
幽遊白書(1990)
神谷実が念によって致死性ウィルスを生み出して武器にする。
ワンピース(1997)
首領クリークは、猛毒ガス弾“M・H・5(エム・エイチ・ファイブ)”を所持している。
マゼランはドクドクの実の能力で、毒雲を発生させる事が出来る。
シーザー・クラウンはガスガスの実の能力で、毒ガスを操れ、自身もガス状に変化できる。
※この記事は、追記・編集していく予定です。