嘘つきは泥棒の始まり
人を騙す「嘘」の中でも
- 相手を困らせて終わらせる嘘
- 自分の身ではなくプライドを守るための嘘
は、最終的に嘘をついた責任を取らされ、大変な目に合う。
しかし、嘘をつけば、それが「小さな成功を手に入れる切欠になる」のも、また事実。
問題は、嘘と言う情報による「借金を返す当てがある?」か、と言う事になる。
嘘の一側面は、「情報の前借」だ。
期限までに返せれば、どうにかなる(事もある)。
だが、中には「返済不能な情報」もある事を理解しなければならない。
「これが出来る(実はできない)」なら、必要な時にまでに出来るようになれば「前借成功」だ。
だが「東京タワーにいた(家にいた)」なら、それは変えようがない。
つまり「未来の前借の嘘」なら、ワンチャンス返済の可能性があるが、「過去の改ざんの嘘」になると、逆立ちしたって真っ当な方法では返済出来ないと言う訳だ。
この記事では、そんな「悪い嘘で身を亡ぼす」登場人物の事の顛末を描く作品を紹介していく。
ある女流作家の罪と罰(2018)
<ストーリー>
第91回アカデミー賞3部門ノミネート!FOXサーチライトが贈る、実在の女流作家が詐欺師に転落するクライム・ストーリー!かつてベストセラー作家だったリーは、どん底の生活から抜け出すため、大切にしていたキャサリン・ヘプバーンからの手紙を古書店に売る。それが意外な高値で売れたことから、古いタイプライターを買い、紙を加工し、有名人の手紙を偽造しはじめる。
ニュースの天才(2003)
<内容>
ヘイデン・クリステンセン主演。ある不祥事を起こしたジャーナリストの実話を基に、「キャプテン・フィリップス」の脚本でオスカーにノミネートされたビリー・レイが監督、共同脚本を手がけ、絶賛された意欲作。
「THE NEW REPUBLIC」は、大統領専用機内に唯一設置されている、米国で最も権威のあるニュース雑誌だ。スティーブン・グラスは24歳。同僚たちの関心が政治問題に向く中、彼は身近な問題に着目。政財界のゴシップなど数々のスクープをものにし、スター記者として成長していった。そうなっても、グラスの態度は謙虚で控えめ。上司や同僚への気配りを忘れない人柄から、編集部での信頼も厚かった。しかし、ある時グラスの「ハッカー天国」という記事に、他誌から捏造疑惑説が浮上。グラスは電話取材の依頼を受ける。
パラサイト 半地下の家族(2019)
<ストーリー>
仕事も計画性もないが楽天的な父キム・ギテク。そんな甲斐性なしの夫に強くあたる母チュンスク。大学受験に落ち続ける息子ギウ。美大を目指すが予備校に通うお金もない娘ギジョン。しがない内職で日々を繋ぐ彼らは、“半地下住宅”で暮らす貧しい4人家族だ。 「僕の代わりに家庭教師をしないか?」ギウはある時、エリート大学生の友人からアルバイトを頼まれる。そして向かった先は、IT企業の社長パク・ドンイク一家が暮らす高台の大豪邸だった。 パク一家の心を掴んだギウは、続いて妹のギジョンを家庭教師として紹介する。更に、妹のギジョンはある仕掛けをしていき…。“半地下”で暮らすキム一家と、“高台の豪邸”で暮らすパク一家。相反する2つの家族が交差した先に、想像を遥かに超える衝撃の光景が広がっていく–。
※この記事は、追記・編集していく予定です。