「ダイソン球・ダイソンスフィア」モチーフ登場作品特集

purple and brown colored planet

超高度な文明でないと作れない構造物

アメリカの宇宙物理学者、フリーマン・ダイソン(1923年12月15日 – 2020年2月28日)が1960年に提唱した「恒星を卵の殻のように覆ってしまう仮説上の人工構造物」。

それが「ダイソン球」だ。

ダイソン球殻、ダイソン殻、ダイソン環天体、ダイソンの天球、と日本での呼び方は様々。

恒星のエネルギーを最大限に利用する事が出来ると言う物で、SFではお馴染みの超巨大構造物や、宇宙人の持つオーバーテクノロジーの象徴として登場する。

この記事では、そんなダイソン球が登場する作品を紹介していく。

ちなみに一般的なので「球」としているが、ダイソン自身は「その親星を完全に囲んだ人工生物圏」と定義していて、球体である必要は全く無い。

なので、球体以外にリング状などのバリエーションが多数存在する。

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【第1回】物語を魅力的にするセリフを作る方法【基礎】

セリフの考え方

物語を作る時。

無声映画、等のジャンルじゃないなら多くの場合に使用される、登場人物のセリフ(台詞、喋る言葉、ダイアローグ)。

セリフは、とても重要だ。

脚本や小説なら、多くのパートはセリフで埋まるし、漫画にも吹き出しで使われる。

「ト書き、地の文、等」と「セリフ」と言う分け方も出来るが、セリフは本来、物語の構成要素として見る時には、違う視点も欲しい物だったりする。

良いセリフを考える為の、基本を今回は説明していく。

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「貴族社会」モチーフ作品特集

battle black blur board game

特権階級が作り出す歪んだ環境

「人には生まれ持った役割と、役割に相応しい特権がある」等の様な考えを前提に、役割に恵まれた人達が作った結果、歪んでいったのが「貴族」等を家や血で決める特権階級社会だ。

先祖の功績、引き継ぐ立場、財産、権力、教育、実に様々な要素によって社会的立場を維持し続け、特権階級にある人々は、自分が持つ既得権益を守ろうとする。

それ自体は自然な事だが、問題は「社会が求める役割を果たせているか」にあり、社会が歪んでいくと「特権だけが残り、役割を果たせなくなってくる」事が往々にある。

それが貴族社会の崩壊に繋がる一つの境界線だ。

例えば、政治力があって、それを発揮出来ていれば政治家に文句を言う人は少なくなる。

それは、政治家としての役割を果たしているからであり、社会が認める特権を享受する事に値するからだ。

もっとも、これは特権階級に限らず、社会の基本構造の話でもある。

仕事(役割)をサボれば、給料が払われずにクビになったりするのは当たり前で、社会は役割を果たす事を常に求める。

特権階級の歪みは、「役割を果たせるか」で人を選ばず、血や家柄で「役割を果たすべき立場に無理やり押し込む」事で、貴族を作ったり、あるいは「役割を果たす能力は無いが、特権だけは享受する」と言う腐敗した既得権益享受者を生んでしまう事で生まれていく。

現代では、この役割は生まれだけで無く能力で決まる事も多い為、昔ながらの貴族社会のシステムがバグ無く機能する事の方が稀だ。

また、得をする者がいれば、損をする者も当然出てくる事で、社会は余計に歪んでいく。

基本的に、貴族が享受する既得権とは、貴族のルールで貴族になれない人達から集めた物だ。

そこで、貴族になれないが役割を果たす能力を持つ非貴族民は、不満を持つ。

なので、先祖から家柄や遺産を引き継いだだけで役割を果たせない世代が続けば、貴族は大きな反発を受け、在り方を変えなければ、力を奪われるか滅ぼされる事になる。

現実だと、今でも続く頭の痛い問題でもあるが、これがフィクションだと非常に面白く、ロマンさえある。

役割に相応しくあろうとする人、立場を超えて役割を果たそうとする人、役割を無視してやりたい事をやろうとする人、与えた役割を果たす事を求める社会と戦う人と、歪んだ環境は物語に葛藤を生み出すからだ。

この記事では、そんな「貴族社会」をモチーフとした作品を紹介していく。

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シナリオの書き方「相棒の為に組織と戦う物語」の脚本構造を紹介!たった一人の為に!

「相棒の為に組織と戦う物語」とは?

ここでは「相棒の為に組織と戦う」事をテーマにした物語を解説します。

この形式の物語は、構造カテゴリーで別の言い方をするならば「相棒と出会い、組織を変えようとする物語」となります。

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「下ネタ」が登場する作品特集

おバカでお下品だけど面白い

世の中には「下ネタ」に、徹底的な磨きをかける人達がいる。

小学生であれば「うんこ・ちんちん」だけで幸せになれるかもしれない。

だが、大人だからこそ理解出来て笑える「様々な方向で高度化・ハイレベルに達した下ネタ」があり、子供には見せられない、見せたくない様な表現もチラホラあるのが下ネタの世界。

この記事では、そんな「下ネタ」の切れ味が鋭い作品を中心に、独断と偏見で紹介していく。

TPOさえ合ってれば、下ネタって笑えるよね。

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「アパルトヘイト」モチーフ作品特集

人種隔離政策と言う差別合法化の恐怖

Wikipediaによると、アフリカーンス語で「分離、隔離」を意味する言葉で、特に南アフリカ共和国における白人と非白人の諸関係を規定する人種隔離政策のことを指すと説明がある。

1948年に法制として確立されて1994年に撤廃されるまで、およそ50年もの間、非白人を苦しめた悪名高き法律だ。

この記事では、そんな「アパルトヘイト」の下で生まれた環境をモチーフとした作品を紹介していく。

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「岩切り、岩切り修行」が登場する作品特集

balance blur boulder close up

強者の証明

柳生宗矩(柳生宗厳)が、業物「大天狗正家」を持って天狗と立ち回り、一刀石と呼ばれる巨岩を天狗と間違えて切ったと言う逸話がある。

その話自体の真相は分からないが「一刀石」自体は奈良県奈良市柳生に実在し、観光地となっている。

この記事では、そんな「石、岩、固い物を切ったり、切る修行をする」描写がある作品を紹介していく。

おまけで、類する「岩を砕く、大岩を押して動かす」描写も紹介する。

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「両性具有、アンドロギュノス」キャラクター登場作品特集

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性別が曖昧な肉体

ヘルマプロディット、雄雌同体、半陰陽、フタナリ、インターセックス、等々。

性別を任意に変える事が出来る設定として描かれる事がある、インキュバス、サキュバスも、ある意味では、そう。

そんな「男女の性別両方の特徴を備えたキャラクター」が登場する作品を紹介していく。

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