2020年10月開始、秋アニメの個人的感想・評価一覧

アニメ感想

あくまでも個人の感想です。

見た物だけです。

アクダマドライブ

<ストーリー>

遙か昔、カントウとカンサイの間で戦争が起き、世界は分裂した。
カンサイはカントウの属国となり、独自の発展を遂げていった。
しかし、政治と警察力は衰退し、犯罪が横行。
その犯罪者を アクダマ と呼ぶ ―。

本作品の舞台となるのは、高度に発達しながらも歪んだ社会。
その中で、アクダマたちはいかにして自分らしくあろうとするのか。
一堂に会したアクダマたちの美学がぶつかり合う。

  • 世界観・リアリティ:★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★

押井ワールドとかブレードランナーを彷彿とさせる、どこかレトロなサイバーパンクな日本が舞台。

とにかく人死にが多く、命が軽いのだが、メインキャラ達がアクダマと呼ばれる悪者達なので、こう言う作品かと受け入れられる作り。

主人公は不運が重なって逮捕された末に本格的に事件に巻き込まれる善人らしく、融通が利かないタイプで好き嫌いは多少分かれそう。

全体的に作画、アニメーション、テンポが良く、世界観が受け入れられれば、かなり楽しめそうな予感。

追記:万博会場まで視聴。

裏切り者が出てくるとは思ってたけど、予想は大外し。

今の所、面白く見てる。

追記2:再度新幹線に乗り込む所まで視聴。

バンバン人死にが出るわ、初登場時からヤバい奴は全員敵になるわ、展開としては目まぐるしいけど、どこに落ち着くのかが気になって見ている。

アサルトリリィ BOUQUET

<ストーリー>

近未来の地球――人類は「ヒュージ」と呼ばれる謎の生命体の出現で破滅の危機に瀕していた。全世界が対ヒュージという一事に団結し、科学と魔法の力<マギ>を結集した決戦兵器「CHARM(チャーム)」の開発に成功、その使用者となる少女たち「リリィ」を養成する機関「ガーデン」を各地に設立した。ガーデンの中でも名門と名高い百合ヶ丘女学院に補欠ながらも合格を果たした一柳梨璃は、人類存続のために戦うリリィとしての一歩を踏み出す。かつて、自身の窮地を救ってくれた白井夢結を追ってこの学園を受験した梨璃は登校初日に邂逅を果たすも、以前の夢結とはどこか違っていて……儚くも美しく戦う、少女たちの物語が花開く──。

  • 世界観・リアリティ:★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★

基本的に登場するのは全員美少女。

謎の敵が襲ってきて、それを迎撃すると言う基本は「ストライクウィッチーズ」や「刀使の巫女」を思い出すが、少女が使う、登場する武器のギミックは「リリカルなのは」の様なメカニカルなデバイスで、舞台が特殊な学園と言う部分では「Z/X Code reunion」を更に練り込んだ様な設定が光る。

作品自体の雰囲気は、1話目では「少女☆歌劇 レヴュースタァライト」が比較的近いかも。

とにかく、そう言った「決まった規格の美少女達が友情と百合を深めつつ、最前線で敵を倒す系」が好きな人なら、シャフト制作なので作画もよく、絵も動くし、きっと数話で好きなキャラの一人でも見つけられて楽しく視聴できる。

そんな作品に感じた。
そこら辺の作品が食傷気味なら「既視感」でお腹いっぱいになるかも。

追記:「マリみて」色が強まる2話だけど、ちょっとずつキャラが立ち始めて面白くなってきた。

追記2:百合で疑似娘の登場は新しく感じた。

安達としまむら

<ストーリー>

体育館の二階。ここが私たちのお決まりの場所だ。今は授業中。当然、こんなとこで授業なんかやっていない。 ここで、私としまむらは友達になった。好きなテレビ番組や料理のことを話したり、たまに卓球したり。友情なんてものを育んだ。 頭を壁に当てたまま、私は小さく息を吐く。 なんだろうこの気持ち。昨日、しまむらとキスをする夢を見た。 別に私はそういうあれじゃないのだ。しまむらだってきっと違う。念を押すようだけど、私はそういうあれじゃない。 ただ、しまむらが友達という言葉を聞いて、私を最初に思い浮かべてほしい。ただ、それだけ。

  • 世界観・リアリティ:★★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★

友情か、軽い百合もの、かな?

二人の、不良とまでは言わないが素行が悪い美少女が、サボりを通して特殊な時間を共有していく1話目。

派手さは無いけど、すごく良い。

追記:作画が怪しい回があり、微妙に気になるけど、空気は一貫して良い。

追記2:クリスマスまで視聴。足踏みして進展しない百合のもどかしさが良い。

作画は相変わらず怪しいけど。

池袋ウエストゲートパーク

<ストーリー>

東京、池袋の西口公園。通称“池袋ウエストゲートパーク”近くにある果物屋の息子・真島誠(マコト)は、ヤクザ絡みの犯罪やギャングの縄張り争いなど、警察では手出しできない難事件を次々に解決する“池袋のトラブルシューター”と呼ばれていた。有象無象な人間が集まる池袋の中で、組織に属さず、誰にでもフラットに付き合うマコトの元には、常に危険で刺激的な依頼が舞い込む。「誰にでも優しい街、愛と平和の池袋。…そう、池袋は最高だ」今日も池袋の秩序を守っていた彼のもとに、街の平和を揺るがす厄介な事件が持ち込まれる――。

  • 世界観・リアリティ:★★★
  • ストーリー・予測不能:★★
  • キャラクター・感情移入:★★

原作もドラマ版も知らないに等しい状態で視聴。

なんというか、物凄く小さくまとまっている印象。

「富豪刑事」のアニメでも感じた、表面的なオシャレさが全面に出ているが、やる事も事件も始まりの事件とは言え、地味。

1話のキーパーソンとなった依頼者の女の子が、放火未遂とかハーブの瓶をぶん投げたりで、変な所で破天荒だけど、それが面白みに繋がってない上に母親生きてたのかよっていう。

いや、生きてて良かったけど、薬中本人でも無く、母親がちょっと事故に遭っただけでビルに放火とか小学生怖すぎるし、そのビルの情報はどこから仕入れたし。

追記:2話を視聴。

相変わらず小さい事件と、善人のライバルグループが登場して、お互いの勘違いも速攻で片付くし、謎のカリスマダンスとか、もうよく分からない。

いや、意味は十分わかるんだけど、自分が視聴者層ではない事も同時に分かる感じ。

とにかく対立とか葛藤を描く事が苦手な印象を受けた。

現時点で、先行きが地味に不安な作品。

いわかける! ―Climbing Girls―

<ストーリー>

パズルゲームの天才だけど引きこもりな少女・笠原好(かさはら・このみ)。彼女が入学した高校で偶然目にしたのは、色とりどりの突起物がついた高くそびえる壁で!? 2020年東京五輪の正式種目に採択された『スポーツクライミング』で頂点を目指す少女たちを描いた、可憐でアツい本格クライミングストーリー!

  • 世界観・リアリティ:★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★
  • キャラクター・感情移入:★★

美少女達がクライミングをするスポーツアニメだけど、キャラが1話時点だと好きになれず。

特に、ライバルっぽいキャラの言ってる事が割と理不尽。

そりゃ、部員増えないって。

追記:見ていて「はねバド」に似たギスギス感を感じる。

はねバドは大好きなんだけど、こっちは今一つ入っていけない。

キャラの魅力の問題だと感じた。

おそ松さん(3期)

<ストーリー>

古き良き昭和の時代-。日本中を沸かせた名作ギャグ漫画「おそ松くん」。 そしてその昭和の最後を華々しく飾った前作アニメ。それから時は流れ、現代。街並みも、ライフスタイルも変わった今、あの6つ子たちも、ひそかに成長を遂げて帰ってきた!あの頃と同じ家に住み、大人になってもマイペースに生きる、おそ松達。はたして、イヤミやチビ太、トト子にハタ坊、ダヨーン、デカパンなど個性豊かなキャラクター達の現在の姿は…?!赤塚不二夫生誕80周年という記念の年に、TVアニメ「おそ松さん」としてよみがえる伝説的作品。その約束された問題作が、今再び幕を開ける! ©赤塚不二夫/おそ松さん製作委員会

  • 世界観・リアリティ:★★
  • ストーリー・予測不能:★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★

1期は好きだったけど、どんどんパワーダウンを感じてしまう。

1話は、安定のメタとパロディだと思ったのだけど、それも微妙に安定感が無い。

1期1話で見た「やりすぎ」をどうしても基準にしてしまい、物凄く大人しく感じる部分がある。

ポリコレとかコンプラとか芸能界の薬物汚染とか、そういうメタも入って来たけど、今一つ刺さらなかった。

声優のメタ出演は好きだったけど、声優に対する解釈が怪しく感じるし、監督だって、この作品の監督と言うポジションなのにどういう立場で出てきたのか微妙で分かりにくい。

いつもの「おそ松さん」の延長線上では、あるのだけれど、実験アニメをするなら、もっと反発を恐れずに弾けて欲しいと思ったり。

追記:やっぱり十四松の勢いで押し切られると笑ってしまう。

おちこぼれフルーツタルト

<ストーリー>

アイドルを志して上京してきた桜衣乃は、売れない(元)子役のロコや ミュージシャンのはゆ、モデルのニナとともに 新人アイドルユニット「フルーツタルト」を結成することに!? 『ハナヤマタ』の浜弓場 双が贈るぽんこつアイドル4コマ、第1巻!!

  • 世界観・リアリティ:★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★

きらら枠。

アイドル物で、キャラは可愛いし、OP、EDのジャンプやダンスも可愛い。

とにかく可愛いけど、ネズミモチーフは、なぜ?

後の話で何か出るのかな?

それとも、キャラの髪型をミッキーにしたかったから?

神様になった日

<ストーリー>

彼女が神様になった日、世界は終焉へと動き出した–高校最後の夏休み、大学受験を控えた日々を送る成神 陽太の目の前に、ある日突然「全知の神」を自称する少女・ひなが現れる。「30日後にこの世界は終わる」そう告げるひなに困惑する陽太だったが、神のような予知能力を目の当たりにし、その力が本物だと確信する。超常的な力とは裏腹に天真爛漫であどけないひなは、なぜか陽太の家に居候することが決まり、2人は共同生活を送ることになる。「世界の終わり」に向けて、騒がしいひと夏が始まる。

  • 世界観・リアリティ:★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★★

全知の神を名乗る少女ひなにからまれている内に、本当に「全知」である事を確信する主人公。

30日後に世界が滅亡すると言う不穏な「予言」を挟んでくるが、作品全体の空気は明るく、ひなのキャラも相まって暗さはどこにもない。

30日後の「何か」にそなえる話なのだろうけど、その「何か」をひなが濁すので、かなりフックが強く、色々と想像力が働いてしまい、非常に上手く、先が気になる。
ひなに対する主人公の「本当に神なの?」と言う態度に対する反応のノリが刺されば、とても魅力的に感じると思う。

追記:6話程度まで視聴。

キャラは良いけど、ストーリーの準備が長く、前振りでダレ気味。

ストーリーの★を一個マイナス。

追記2:ヒナが連行される所まで視聴。

ヒナの正体や秘密は、順当に見ていて予想がつく範囲内と言った感じだった。

全知なのだから回避方法や、初期の発言で導き出せるハッピーエンドぐらいは予知出来そうなので、クライマックスを期待して待つ。

神達に拾われた男

<ストーリー>

日本の中年サラリーマン・竹林竜馬の生涯は、病死という形であっけなく幕を閉じた。決して恵まれた人生ではなかった竜馬だが、死後、三柱の神に協力を求められ、剣と魔法の異世界へと子どもの姿で転生することに! 神々から手厚い加護を貰い受け、ひとまずは森で一人、のんびりと暮らし始める竜馬。魔法に狩りにと精を出す中、竜馬が最も熱心に取り組んだのは、使役したスライムたちの研究で!? 多種多様なスライムたち(新種含む)を従えて、優しい人々と触れ合いながら第二の人生を謳歌する異世界スローライフファンタジー、開幕!

  • 世界観・リアリティ:★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★

登場人物全員良いヤツと言う、超優しい世界スタート。

スライムで無双するのかな?

追記:2話で「またやっちゃいました?」的なノリが出てくるけど、主人公よいしょはなろう系の中では上手い方に感じて嫌味も馬鹿さも少なく見やすい。

追記2:ぬるま湯の様な、主人公をよいしょして褒めてって展開がマジで延々と続く。

流石に、ここまで長期だと、ぬるま湯も冷めていっている印象。

キミと僕の最後の戦場、あるいは世界が始まる聖戦

<ストーリー>

「降伏しろ」「降伏なさい」帝国最強の剣士イスカ。皇庁が誇る魔女アリス。二大国が激突する戦場で二人は出会い、共鳴しながらも敵対する。追い求める理想の世界のために。細音啓、渾身のヒロイックファンタジー!

  • 世界観・リアリティ:★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★
  • キャラクター・感情移入:★★

スタートのっけから、情報を詰め込んでくるタイプの始まりは同ジャンルが好きじゃないとキツイ。

キャラは見た目に性格に魅力的なのだが、アニメ上の脚本か構成の練り込み不足なのか、微妙な違和感が少しずつ噴出する仕様に、素直にアニメ世界に入る事を阻害される。

同系統の作品が好きなら入っていけるのだろうけど、ジャンル予備知識が無いと1話目は雰囲気を楽しむ感じ、かな。

追記:数話見て切ってしまった。自分には合わなかった。

ストーリーから★を一個マイナス。

キングスレイド 意志を継ぐものたち

<ストーリー>

運命が導く戦いの旅路へカイル王が魔王アングムンドを葬り去って100年。平和な時代に見習い騎士のカーセルは生きていた。だが、魔族が近隣に現れたとの知らせからカーセルの運命が動き始める。大賢者に導かれ、頼れる仲間を得たカーセルは旅立つ。封印されし聖剣を求めて・・・

  • 世界観・リアリティ:★★★
  • ストーリー・予測不能:★★
  • キャラクター・感情移入:★★★

原作ゲームの事は欠片も知らないので、純粋にアニメ1話の感想となる。

1話時点だと、コテコテのお約束満載で「あ、この人達死にそう」ってキャラがしっかり死んだり、酷い目に遭う。
良い意味で王道、悪い意味でテンプレな展開。
でも、それは悪くはない。

作画が崩壊している訳ではなく、声優の演技も悪くない。

なのだが、絵柄と言うか画作りに古さがあり、最新のアニメとしては、アニメーションパワーは強くないと感じた。

なんというか、劇中のアイテムと言うか小物とかの作画と言うかデザインを見ると特にわかると思うのだけれど、「カッコいい」よりも「分かりやすい」を優先している様に見えて、

例えば、騎士の兜とか、貴族の服についてる丸い宝珠とか、一周回って久しぶりに見た様な気さえしたが、そこが味わい深かった。

追記:2話で主人公の過去が語られ始めているけど、死んだ母親のカットが流石にしつこい。

くま クマ 熊 ベアー

<ストーリー>

引きこもりゲーマーのユナが、いつものようにファンタジーRPGゲームにログイン! すると、可愛いクマの装備を身につけて、自分が知らない森の中に!? 装備も変だし、レベルも1に戻ってるし、ゲームがバグった? それとも、まさかの異世界に来ちゃったの!? クマ装備はへんてこだけど、かなり強くて手放せない。冒険者ユナ、最恐クマっ娘として爆誕です! イラストは大人気029が担当。PASH!ブックス第2弾!

  • 世界観・リアリティ:★★
  • ストーリー・予測不能:★★
  • キャラクター・感情移入:★★

「シリアルエクスペリメンスレイン」以降、クマパジャマに反応してしまう民としては、心して見たけど。

主人公のキャラに癖があり、善人なのだが、あくまでもゲームをしているだけの美少女で、そこまで面白みを感じる事は無かった。

と言って、全く面白く無いわけでも無く、なろう系のお約束の範疇の楽しさと言った感じ。

本番は2話からかな?

主人公のデザインは、非常に良い。

追記:2話で、1話は何だったのかよく分からない異世界物に仕切り直しで戸惑った。演出の意味が真面目に分からない。(困惑)

主人公のキャラが好きになれず、キャラの★を一つマイナス。

追記2:頑張って見てるけど、細かいツッコミどころの多さが気になって純粋に楽しめない。リアリティから★を一個マイナス。

ゴールデンカムイ第三期

<ストーリー>

明治時代後期。「不死身の杉元」の異名を持つ日露戦争の英雄・杉元佐一は、ある目的のために大金を手に入れるべく北海道にいた。そこにアイヌから奪われた莫大な埋蔵金という、一攫千金のチャンスが舞い込む。埋蔵金は網走監獄に収監中の男によって隠匿され、24人の脱獄囚の身体に刻まれた刺青がその在り処を示す手がかりだという。そんな折、ヒグマの襲撃を受けた杉元を、アイヌの少女アシ(リ)パが救う。アシ(リ)パは、埋蔵金を奪った男に父親を殺されていた。さらに杉元の動きに呼応するように、かねてより埋蔵金を狙って暗躍していた北の最強部隊・第七師団や刺青を背負う脱獄囚たちの動きも顕在化。果たして、雄大な北の大地を舞台に巻き起こった一攫千金サバイバルの行方は…!?

  • 世界観・リアリティ:★★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★★

原作から大好きな作品。

一部内容からカットされた話も過去にはあったが、基本的に安定した面白さをアニメでも保っている。

舞台は、北海道から更に北上した樺太。

アシリパさんを救いつつ金塊を手に入れる為に杉本達が北上していく所から始まる。

多勢力が入り乱れるタイプの話で面白い展開の一つ、メンバーのシャッフルによる新たな人間関係構築で、飽きさせない作りをしており、今期も楽しみ。

追記:アシリパさんとの再会まで視聴。

やっぱり、めちゃくちゃ面白いんだよなぁ。

呪術廻戦

<ストーリー>

少年は戦う–「正しい死」を求めて 辛酸・後悔・恥辱人間が生む負の感情は呪いと化し日常に潜む 呪いは世に蔓延る禍源であり、最悪の場合、人間を死へと導く そして、呪いは呪いでしか祓えない 驚異的な身体能力を持つ、少年・虎杖悠仁はごく普通の高校生活を送っていたが、ある日“呪い”に襲われた仲間を救うため、特級呪物“両面宿儺の指”を喰らい、己の魂に呪いを宿してしまう 呪いである“両面宿儺”と肉体を共有することとなった虎杖は、最強の呪術師である五条 悟の案内で、対呪い専門機関である「東京都立呪術高等専門学校」へと編入することになり….. 呪いを祓うべく呪いとなった少年の後戻りのできない、壮絶な物語が廻りだす-

  • 世界観・リアリティ:★★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★★

安定のジャンプ枠。

漫画版から順当にディティールアップされたアニメ1話に、原作ファンもニッコリの出来。

毎週楽しみに待てる作品。

追記:2話も面白かった。テーマに対する問いかけが鋭く、キャラクターの問答が染みる作品。メンターがしっかりメンターをしている。良い。

これからも魅力的なキャラが増えるけど、もう世界観とキャラに★を追加。

ストライクウィッチーズ ROAD to BERLIN

<ストーリー>

突如出現した人類の敵「ネウロイ」に対抗するべく世界各国が連合軍を組んだ。 ただし、彼らに対抗できるのは特殊な魔力を持った、少女たちだけだった・・・。 遂に連合軍によるベルリン奪還作戦が始動し、 再び結成される第501統合戦闘航空団「ストライクウィッチーズ」、 新たな501メンバーとして「服部静夏」も加わり ネウロイとの死闘を繰り広げてゆく! 果たしてベルリンの空を開放する事は出来るのか!?

  • 世界観・リアリティ:★★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★★

待ってました。

ストライクウィッチーズのテレビシリーズ3期。

シリーズを初期から追ってきた人目線だけど、やっぱり物凄く安定して面白い。

毎回、1クールの話数の最初2話、真中、最後2話がほぼ同じ構造なのだが、大正解。

これはマンネリではなく、常に別の形でテーマを掘り下げ続けているのだ。

ドラえもんの、ジャイアンにいじめられ、道具を出してもらい、復讐するけど、調子に乗って自分を痛い目に遭う、と言う流れが道具が変わるだけで同じでも、ちゃんと毎回楽しいのと一緒だ。

ただ、1話で荒ぶるクマを大人しくさせるパターンの為にシロクマが出てきたのは、ちょっとやり過ぎで笑ってしまった。

シリーズ毎に解散と結成を繰り返すのも、もう、独自の様式美であり、どういう流れになるのか大筋はシリーズファンなら想像できていると思う。

だが、それが良いのだ。

また、シリーズを重ねてきただけあって、坂本さんの長ズボン姿に、それだけで「ストライカーをはかないって事だよな……本当に引退してしまったんだ……」と、しんみり切なくなったり、でも坂本さんが芳佳ちゃんを迎えいに来ないと始まらないし、今もちゃんとストライクウィッチーズの仲間なんだと嬉しくなったり、準レギュラー男性キャラの土方さんの登場にニッコリしたり、ファンのツボを分かっている。

OPで静夏ちゃんの姿を見て、今度は芳佳ちゃんが坂本さんのポジションで静夏ちゃんを導くんだろうな、胸熱、と想像を膨らませたり、もう、最高ですよ。

ゲームも、ルミナスも控えてるし、マジでもっと盛り上がって欲しいよね。

追記:2話も3話も最高だった。

追記2:何かとカップリングキャラの衝突が多いが、リカバリーも早い。

展開上の違和感を乗り越える気持ちよさがあり、今期の中ではトップクラスに面白い。

毎度おなじみバカ回の振り切り方も、ホラーのお約束で見てる方のIQが下がっていく感じが、とても良かった。

追記3:11話まで視聴。

ここまで、超安定して高い熱量で面白くあり続けている優良コンテンツ。

食わず嫌いは、勿体ない作品。

戦翼のシグルドリーヴァ

<ストーリー>

正体不明の敵性存在によって、生存領域を失っていく人類。その最後の希望は、英霊機に乗って空を駆ける、神に選ばれし少女――『ワルキューレ』だった。

才色兼備だが融通のきかない女軍人・ルサルカも、その一人。彼女が欧州の最前線基地で出会ったのは、場違いな明るさと圧倒的な戦闘力を兼ね備えた少女だった。<特別な>ワルキューレである少女との邂逅は、ルサルカの運命のみならず、人類の趨勢をも動かすことになり……。「――聞かせて? あなたの、全部」

死地に舞う少女たちが織りなす空戦ファンタジー、開幕!

  • 世界観・リアリティ:★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★★

北欧神話がモチーフなのは分かる。

でも、なぜプロペラ機なのかが分からないスタート。

作者の趣味なのか、設定があるのか、微妙な引っ掛かりが残るが、1時間の枠を使って、普通に面白そうとは思った。

キャラが可愛いし、美少女キャラをメインにしつつも、ストライクウィッチーズやスカイガールズみたいにサブキャラの男性陣にも魅力を詰め込もうと言う制作側の意思が感じられ、好感度が高い。

千葉さんの整備班長役は、パトレイバーがチラつくのが、むしろ良かった。

追記:トンネル飛行はそれだけで熱いエースコンバット好きには燃える2話。

飛行機は神に与えられたという設定以上は掘り下げないのかな。

追記2:4話、水着回が笑えた。キャラクターが総じて魅力的。キャラの★を一つプラス。

追記3:北欧神話が存在しない世界である事が示唆された辺りまで視聴。

面白い世界観設定で、Twitterでもトレンド入りしてた。

追記4:キャラの魅力で、オーディンの目的とか良く分からないけど、何となく面白いを維持し続けている。

キャラの魅力に関しては、今期では相当高い。

体操ザムライ

<ストーリー>

2002年の日本体操界。29歳の元日本代表荒垣城太郎は、怪我によって成績不振に陥り、腐らず練習を続けるも引退を勧告される。だが、様々な出会いを通して大きく運命を変えていく。

Wikipedia引用
  • 世界観・リアリティ:★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★

娘が可愛い。

ビッグバードもキモ可愛い。

おばあちゃんがカッコいい。

一方で、主人公が優柔不断なのと、忍者との出会いがかなり強引。

2002年11月が1話の舞台なのに、2003年に出たオレンジレンジの「上海ハニー」のカバーがテーマソングで、せめて舞台を2003年以降にするか、2002年以前の曲にすればとも思ったけど……

なるほど、劇中の時間が経って2003年7月以降がメインの時間になるのかな、と妙に納得。

2003年11月に足利銀行が経営破綻して、預金保険機構が一時国有化した流れから、経営難にあった温泉宿が表立って潰れ初め、2005年には相次いで倒産にみまわれる事になる前振りが劇中で軽く触れていたり、ガラケーだったり、2002年11月を真摯に描こうとしているのには好感が持てる。

この調子だと、2003年じゃないと描けなかった物語がありそうで、密かに期待している。

EDで流れたアニメを見る限り、もう一人追加で主要キャラが登場するみたいだけど、なんとなく「ユーリオンアイス」系のスポコンに行くような予感が現時点だとしている。

追記:中国選手との合宿まで視聴。

つまらなくは無いけど、飛びぬけた面白さも無いと言うのが正直な感想。

娘は可愛いけど、主人公と忍者がマイペース過ぎて、好きになれない。

キャラクターの★をマイナス一個。

追記2:初期の期待を悪い意味で裏切り、平凡な作品と言うのがクライマックス直前まで見た感想。

娘とビッグバードが一番魅力的に感じる。

ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかlll

<ストーリー>

迷宮都市オラリオ──『ダンジョン』と通称される壮大な地下迷宮を保有する巨大都市。未知という名の興奮、輝かしい栄誉、そして可愛い女の子とのロマンス。人の夢と欲望全てが息を潜めるこの場所で、少年は一人の小さな「神様」に出会った。「よし、ベル君、付いてくるんだ! 【ファミリア】入団の儀式をやるぞ! 」「はいっ! 僕は強くなります! 」どの【ファミリア】にも門前払いだった冒険者志望の少年と、構成員ゼロの神様が果たした運命の出会い。これは、少年が歩み、女神が記す、── 【眷族の物語(ファミリア・ミィス)】──

  • 世界観・リアリティ:★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★★

安定のダンまち3期。

ベル君が毎度良い子過ぎて、仲間が全員ベル君を好きでもヘイトが溜まらないのは、本当に見ていてストレスにならない利点。

バトル、お色気、等のいつもの要素もしっかりあり、新キャラによって新しい事件が舞い込むのも、もはや実家の様な安心感さえある。

新キャラの竜の少女ウィーネも可愛い。

リリが憎まれ役を一身に引き受ける形の一話だったが、ヘイト管理がしっかりしていてキャラを嫌いになる心配も無く、味方に良い人しかいない空間が心地良い作品。

追記:6、7話?ぐらいの話が一段落する所まで視聴。

気になる所もあったけど、安定のダンまちは揺るがない感じ。

D4DJ First Mix

<ストーリー>

あの光景を、私たちは忘れない。「ハッピーアラウンド!」が口癖の愛本りんく。日本に帰国した彼女は、DJ活動が盛んな陽葉学園に転校する。そこで目にしたDJライブに感動し、明石真秀・大鳴門むに・渡月 麗を次々と巻き込んで、ついにはDJユニットを結成することに。Peaky P-keyやPhoton Maidenなど、学内のDJユニットとも交流しながら、りんくたちは大きなステージへと駆け上がっていく……!

  • 世界観・リアリティ:★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★

3Dのキャラ作画は崩れようがなく、デザイン的に好みのキャラもいる。

DJ版バンドリ的な雰囲気の作品で、天才天然主人公が才能を見せつけて展開していくのだが、往年の名曲カバーは心地いいけど、ストーリーとしては今一つ盛り上がりに欠けて感じた。

追記:6話まで視聴。

主人公メンバーが全員天才的なセンスと技能を持っていて、どんどん出世していく展開は、強引さを感じつつも一定の気持ち良さがある。

コメディパートはシッカリ笑えるし、キャラも立っているし、ゲームでは複数登場しているライバルを絞って登場させる判断も◎。

キャラに★を1個追加したい。

トニカクカワイイ

<ストーリー>

[ハヤテのごとく!]畑健二郎待望の新作!

愛と幸せの夫婦コメディー開幕!!

星空と書いて「ナサ」と読む…勉強はできるけどちょっとアレな主人公・由崎ナサはある日、謎の美少女・司に運命の一目惚れをする。
決死のナサの告白に、彼女の返事は__

「結婚してくれたら、付き合ってあげる」!?

謎だらけだけど、とにかく可愛いお嫁さんとのイキナリ新婚生活が始まる!

  • 世界観・リアリティ:★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★★

タイトル通り、1話目は「トニカクカワイイ」で押し通す潔いスタイル。

極端に優秀だが極端に視野が狭い主人公が、愛の為に高校に行かずに接客のバイトをし続ける展開は、斬新だが説明が上手い為、異様な説得力がある。

結婚に関する小ネタ、ウンチクも程よく入りつつも、謎のヒロインが「トニカクカワイイ」1話だった。

「負け犬公園」のインパクトよ。

追記:2話も可愛かった。ヒロインの魅力だけでグイグイ引っ張られる。

ドラゴンクエスト ダイの大冒険

<ストーリー>

モンスターたちが平和に暮らす南海の孤島、デルムリン島。そこには勇者にあこがれる少年がいた。彼の名はダイ!! 世界が邪悪に満ちたとき現れた“勇者の家庭教師”アバンとの出会いによって、ダイの運命は大きく動き出す。

  • 世界観・リアリティ:★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★

原作や旧作アニメを知っている上での感想。

新しく作画された事で圧倒的に綺麗になった画面と、懐かしさで視聴。

キャラが出揃ってからが本番なので、楽しみ。

追記:どうしても古い部分はあるけど、2話で一気にエンジンがかかり始めたイメージ。ダイの覚醒とアバン先生とポップの登場だけで嬉しい。

追記2:岩切修行で鬼滅パクリ疑惑は、まあ、SNSならではの反応だよね、とシミジミ。普通に原作の連載時期で分かりそうな物だけど、ネタなのかな?

ドラゴンズドグマ

ゲーム原作の、ネットフリックスオリジナルアニメ。

  • 世界観・リアリティ:★★
  • ストーリー・予測不能:★★★
  • キャラクター・感情移入:★

わざとやっているのでは無いかと思えるほどに、1話目で竜の餌になる子のウザさが際立つ。

基本的にキャラクター達がTPOを考えずに話し、行動するので、不自然が目立ち、かなり1話目での第一印象は悪い。

仇のドラゴンも、何をしたいのか分からないのだが、上記のモヤモヤが全体にある為、動機が気にならず「喋れるのかよ」とか、別の所に突っ込みたくなる。

CGのモデルとか悪くないので、基本的な所でもっと頑張って欲しい作品。

NOBLESSE -ノブレス-

<ストーリー>

820年の眠りから目覚めたヴァンパイア・ライ。彼は人間が誕生する前からの世界の支配者である”ノブレス”だった。

忠実な下僕・フランケンが理事長を務める高校に転入したライは、現代の高校生活に戸惑いながらも、仲間たちに馴染んでいく。

しかし、謎の組織の魔の手はそこまできていて――大人気WEBコミックがフルカラーで登場!

  • 世界観・リアリティ:★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★

女性向け作品、っぽい。

マッキーとかスマホとか、くだらない事を大真面目にやるタイプのギャグで普通に笑ってしまった。

ただ、設定はドンドン出てくるが、かなり置いてけぼりな1話で、少なくとも原作未読でアニメ1話を見ただけだと、よく分からない部分が多いのが本音。

追記:なんだかんだで視聴継続中。

敵部隊との決着まで見たけど、面白い。

基本は、ワンパンマン的な、主人公が本気出せば圧勝展開っぽいんだけど、ワンパンマンと同じく周辺の弱いキャラ達の間でドラマがあって、しっかり魅せてくれる。

キャラクターに★を一個追加。

妹好きのポニテ可哀そう。

無能なナナ

<ストーリー>

絶海の孤島にある学園。そこでは人類の敵に対抗すべく、若き能力者達が訓練に明け暮れていた。そして転校生の主人公も同様に「人類の敵抹殺」を胸に、行動を開始する…。想像をことごとく裏切る、正義と悪の知略サスペンス開幕!!

  • 世界観・リアリティ:★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★

原作や前知識なく視聴。

1話目の感想は、良い意味で「やられた」と言う物。

今期だけでも「アサルトリリィ」「ストライクウィッチーズ」「戦翼のシグルドリーヴァ」と、人類を襲う謎の敵設定アニメが溢れていて「またか」と思いながら見始めた。

始まると、特殊能力者を集めた学園物で、「ヒロアカ×上記作品みたいな物かな?」と思った。

1話目で主人公の様に物語を牽引したキャラが隠していた能力を明かして「能力無効能力者」と分かり「とある魔術の禁書目録」あたりも思い出して、どこまでも既視感が残るまま物語が進み、1話の終わりで全てがひっくり返された。

プロローグを贅沢に使った大どんでん返しで「喰霊ゼロ」の1話に近い「お前主人公じゃなかったんかい」オチに、予想を全部ひっくり返される事で2話以降が「これからどうなるの!?」と、この上なく強力なフックを引っ掛けられた。

1話、前半で切ってはイケない。

追記:2話で真主人公のナナ目線で物語が本格的に始まって、1話ではどこか薄いキャラクターに見えていたクラスメイト達も少しキャラが掘り下げられ、一気に面白くなってきた。

追記2:毒コンタクトまで視聴。

先の読めなさが心地良い。

ハイキュー!! TO THE TOP

<ストーリー>

春の高校バレー宮城県予選、激闘を制し悲願の全国大会出場を決めた烏野高校排球部。全国大会を控えた彼らのもとに、影山の全日本ユース強化合宿招集の報せが舞い込んだ。さらに月島にも宮城県1年生選抜強化合宿への招集がかかる。同じ1年生との差に焦る日向は、宮城県1年生選抜強化合宿に押しかけるも……!?全国大会本番に向け、日向、影山、そして烏野高校排球部の更なる挑戦が始まる―!!

  • 世界観・リアリティ:★★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★★

こんな所で3期終わってたっけ? って始まりの4期。

ハイキューは安定だよね。

BURN THE WITCH

<ストーリー>

世界には表(フロント)があれば裏(リバース)がある。 遥か昔からロンドンに於ける全死因の72%は、人々が見ることのできないドラゴンと呼ばれる”異形の存在”が関わっていた。 だが、人知れずそのドラゴンと相対する人々がいた。 ドラゴンの存在を見ることができるのは、フロント・ロンドンの”裏側”に拡がるリバース・ロンドンの住人だけ。 その中でも、選ばれし人々がウィッチ(魔女)/ウィザード(魔法使い)となり、ドラゴンと直接接触する資格を持つ。 主人公は、自然ドラゴン保護管理機関「ウイング・バインド」(通称WB)の保護官である新橋のえるとニニー・スパンコールの魔女コンビ。 彼女たちの使命は、ドラゴンに接触できない人々に代わり、ロンドンに生息するドラゴンたちを保護・管理することだった。

  • 世界観・リアリティ:★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★

ブリーチの久保帯人先生の新作。

1時間の尺で、3話構成と言う作りだが、アマプラ配信で見たので。

ブリーチと世界観構造が似ていて、舞台と細かな設定、主人公の立場・視点が違うこと以外は、いつもの感じに感じて見ていた。

得意な設定で面白い作品を作る「僕らのウォーゲーム→サマーウォーズ」とか「けものフレンズ→ケムリクサ」タイプの作品かと思って見ていたが、最後の最後で「こういうパターンか」と思わぬ「ヤラレタ」を感じられて、面白かった。

アニメとしては、画作り、設定等は飛びぬけて上手く、ちゃんとした形でフルにアニメとして見たいと思わせる出来で、大満足。

ただ、物語として見ると、例えば、敵のドラゴンを倒すシーン等で盛り上がりに欠けてしまう等の問題や、張った伏線を全放置で「期待を膨らませるだけ膨らませて、想像させて」終わってしまうとかあるので、単体の作品として見ると消化不良な部分がある。

半妖の夜叉姫

犬夜叉達の娘世代の物語?

  • 世界観・リアリティ:★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★

殺生丸様の娘が主人公って事で、放送前からSNSで話題になっていた作品。

1話目は、まさかの敵による回想で、犬夜叉達のその後と、小さな事件を描いていた。

前作、原作ファンからすると嬉しいエピローグだが、1話だけだと主人公の事がなんとなくしかわからず、まだプロローグと言った感じ。

追記:2話を視聴。

拾って育てられる流れの「なるほど」と察しが良すぎるパパに「フフッ」ってなってしまった。

真珠を奪われたり一部の演出に「?」な所はあったけど、全体的には、まあまあ満足。

性別に囚われない的な話が出ると、昨今のポリコレブームのせいで意識しているのかなと勘ぐってしまうが、ボーイッシュが好きなので一旦フラットな気持ちで見る。

追記2:プロローグ合流まで視聴。

主人公が割とおバカなのが気になるけど、安定して面白い。

100万の命の上に俺は立っている

<ストーリー>

合理的で単独行動が好きな中学3年生四谷友助は、ある日ゲームじみた異世界に転送された–。すでに転送されていたクラスメイトの新堂衣宇、箱崎紅末とともに3人目のプレイヤーとなった彼は、命を懸けたクエストに挑むことに。感情論を廃してすべての要素をフラットに、時には仲間の命すら駒として扱う冷酷な四谷。襲い来る魔物、厄介な事件、そして暗躍する強敵からのパーティの全滅を防ぎ、このゲームをクリアすることができるのか?

  • 世界観・リアリティ:★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★

『いらすとやコラボ』と言う衝撃的な1話の放送によって、興味を持った人は多いと思う。
奇をてらったやり方としては「凄いのが始まった」と衝撃を受けた。

内容としても、ゲーム的なルールを上手く使いつつクエストをクリアしていくと言う感じで、1話時点の印象だが「異世界転移×ガンツ」みたいな印象を受け、キャラは好きになれなかったが、今後は面白くなりそうに思えた。

追記:2話目で一気に面白くなった。切るかの判断は2話まで見てから。

追記2:キャラが総じて癖があり、好きになれない。

まえせつ!

<ストーリー>

笑いで周りを幸せにしたいっ! そんな思いをかなえるため芸人を目指す若き女の子たちの物語。 日々漫才に悪戦苦闘しながらも健気に頑張っている彼女たちのその姿が実は面白いという作品です。

  • 世界観・リアリティ:★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★
  • キャラクター・感情移入:★★

1話時点では、そこまでフックは強くなかった感じ。

エアバンドシーンで引き込まれるかと期待したけど、芸見せで観客と一緒に白けてしまうと言う悪い流れに。

可愛いキャラを楽しまないといけない気がした。

禍つヴァールハイト -ZUERST-

<ストーリー>

遷都計画が進むヴァールハイト帝国に暮らすふたりの青年-運送屋の仕事に励む少し臆病なイヌマエルと、帝国の新米兵士で世間知らずのレオカディオ。

片方は大切な妹、もう片方は兵士としての未来に思いを馳せながら帝都での日常を送っていた。

一方、帝国ではかつて世界から数多くの生物を消滅させ、凶暴な魔物を世に放った厄災 “光”の再来が予言され、人心は荒廃。そんな中、とある密輸事件をきっかけに、イヌマエルとレオカディオの運命、そして帝国の歴史が激変していく。

  • 世界観・リアリティ:★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★

原作のゲームを少し触った事がある程度の知識で視聴。

原作のストーリーとは全然違い、腐敗した軍と、レジスタンスの密輸業者の争いに二人の若者が巻き込まれていく的な1話。
少しハードな雰囲気なので、個人的には楽しみ。

原作のゲームが好きな人がどう思うかは、知らない。

ゲームの設定や下地を使って、オリジナルの硬派な物語が展開してくれれば嬉しい。

オリジナル具合的には「進撃のバハムート」のアニメ的な方向でね。

ただ、1話時点だと、悪そうな軍の上官が一番キャラが立っているという状態なので、魅力的な味方の供給を急いでほしいかな。

追記:町の中で研究所から逃げ出したモンスターが大暴れして、主人公が軍に追われて地下に落ちる所まで視聴。

1話目の不安を裏切って、現在進行形で大化けしている。

ハードな世界観で、巻き込まれただけで覚悟が出来ていない一般人主人公が必死に生き延びる道を探している。

冤罪だったのに既に人を殺し、レジスタンスに参加していて言い逃れが出来ない状態な上に、妹が軍に捕まっていると言う、バッドエンドの頭が見えている不穏な話運びで、チリチリと肌が焼ける様な刺激がクセになる。

画作りは基本地味だし、アップよりも引きの演技の方が作画が良かったり、全体的にコストをかけられていないが、作品としては今の所間違いなく面白い。

世界観とストーリーの★を1つ、キャラクターの★を2つ追加したい。

追記2:監獄脱出まで視聴。

どこまでも地味で硬派な作りで、媚びが見えないのに好感が持てる。

敵味方の合流や、黒幕や裏切り者の判明等、順当に物語が収束し、終わりに向かっているので、ある意味安心して見ていられる。

魔女の旅々

<ストーリー>

あるところに旅の魔女がいました。彼女の名はイレイナ。
旅人として、色々な国や人と出逢いながら、長い長い旅を続けています。
魔法使いしか受け入れない国、筋肉が大好きな巨漢、死の淵で恋人の帰りを待つ青年、滅んでしまった国に独り取り残された王女、そして魔女自身のこれまでとこれからのこと。
わけのわからない可笑しな人や、誰かの美しい日常に触れながら、今日も今日とて魔女は出逢いと別れの物語を紡いでいきます。
「構わないでください。私、旅人なものですから。先を急がなければならないのです」
魔女。――そう、私です。

  • 世界観・リアリティ:★★★
  • ストーリー・予測不能:★★
  • キャラクター・感情移入:★★

作画が良く、キャラの絵がカワイイし、バトルも非常に良く動く。

旅立ちまでのプロローグを丁寧にやった1話だった。

優秀な人に失敗を早めに経験させる為に、超優秀な人を雇って挫折させると言う発想は面白いし、一定の納得感もあるけど、微妙に苦みと言うか、モヤが残って感じた。

  • 天狗になったまま大人になってから初めて失敗するのは取り返しがつかない←わかる。
  • 魔女見習いとしては優秀だけど、優秀過ぎて師匠になってくれる人が現れない←わかる。
  • 優秀な人を金で雇って、弱音を吐くまでサイレントで精神を揺さぶろう←普通に陰湿じゃない?
  • 弱音を吐いたタイミングでボコって完全に心を折ろう。ここまでやって挫折だ←おっ? お、おう、どうした?

って感じに見えて、まあ、好みの問題なのだが「1ヶ月、いらなくない?」と言うね。

と言うか、

  • 出来るまで辛抱強くやり抜く
  • 無理な事や嫌な事まで我慢する

を同列に考えてる気がして、前半のパートで根拠になる描写をしっかりして欲しかったと言うのが正直な感想かな。

主人公がドヤってても、前半で我慢を強いられている描写があまりないから、普通に理不尽に感じてしまった。

追記:2話を視聴。どうも登場人物の行動動機に共感がし辛い。作画は良いんだけど。

追記2:4話まで見たけど、1話に抱いた期待とは違う方向性の作品なのだろうなと言う印象。

バッドエンドは別に良いんだけど、ツボに刺さらない。

各の★を一つずつマイナス。

魔王城でおやすみ

<ストーリー>

かつて、人と魔が存在していた時代…
魔王は人間の姫をさらい、自らの城に幽閉した。
人々は怒り、勇者は姫を救うために旅立つ!!
そんな中、檻の中で姫は想う…
「寝る以外、する事ない」

安眠する方法を探すため、囚われの姫が魔王城で好き勝手!
新感覚、睡眠ファンタジーコメディー!!

  • 世界観・リアリティ:★★
  • ストーリー・予測不能:★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★★

開始数分で分かる、この話のパターン。

言ってしまえばワンパターンなのだが、この「鉄板の流れ」がとても心地よく、この作品の大きな武器になっている。

主人公の破天荒なキャラも世界観にマッチして違和感は少なく、変人しか登場しないタイプのコメディ空間が出来上がっている。

登場人物も基本的に善人だし、死んでも蘇生できる設定によって「全てがギャグ」と言う、構成として優れた物がある。

更に「安眠」と言う新しいメインコンセプトと「RPGのアイテム・素材集め」を掛け合わせが非常にうまく機能していて、かなり面白い。

クマのぬいぐるみの様な「でびあくま」達がミニオン的ポジションで、おバカだけど有能な手下として非常に魅力的で、そこが特に良かった。

ブラシで檻を鳴らしてクマが鍵を持ってくるシーンに中毒性があり、物語が動き出す合図であると共に、最大の癒しポイントにもなっている。

追記:安定して面白い。パターンが好きになればずっと見てられる。

憂国のモリアーティ

<ストーリー>

時は19世紀末、大英帝国最盛期のロンドン──。 この国に根付く階級制度に辟易するモリアーティ伯爵家長子・アルバート。孤児院から引き取ったある兄弟との出会いによって、世界を浄化するための壮大な計画が動き出す。名探偵シャーロック・ホームズの宿敵、モリアーティ教授の語られざる物語の幕が開く──!!

  • 世界観・リアリティ:★★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★★

1話目の掴みは上々。

アニメーションとしてとても丁寧に作られていて、画に見ごたえがある。

モリアーティ教授をダークヒーローとした物語らしいけど、作品の醸す雰囲気がとても良かった。

追記:3話まで視聴。一線を越えるまでの流れが丁寧に描かれていて、かなり良かった。ただ、2話のラストで3話のラストが描かれていたから驚きは少なめな印象。

追記2:ホームズが登場して、数話ぐらい視聴。

安定した面白さもあるが、初期に感じていた衝撃や勢いは、あまり感じない。

初期の期待が高すぎたのが原因か。

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

ラブライブ3シリーズ目。

  • 世界観・リアリティ:★★★★
  • ストーリー・予測不能:★★★★
  • キャラクター・感情移入:★★★★

ラブライブシリーズは、毎回楽しく見ているんだけど、シリーズの見始めは毎回「また9人も名前と顔を覚えるのか」と、少しだけ億劫になる。

でも、見始めると、大抵1、2、3年生でそれぞれ3人だったり、濃いキャラがいるので覚えやすい所から覚えて、最終的にみんなの事が割と好きになっているのだから、サンライズは上手いなと毎回体感するのである。

今回もきっとそう。

※他のアニメも視聴次第追加します。

※おススメがあれば今期に限らず教えて欲しいです。

※この記事は、加筆・修正する予定です。

※10月5日、6日、8日、11日、12日、14日、27日、11月26日、12月17日までで見た作品です。

※★の評価は、個人的主観による所が大きいです。

※評価項目は、仮ですので、今後改善する可能性があります。

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