「相棒の為に組織と戦う物語」とは?
ここでは「相棒の為に組織と戦う」事をテーマにした物語を解説します。
この形式の物語は、構造カテゴリーで別の言い方をするならば「相棒と出会い、組織を変えようとする物語」となります。
解説
相棒の為に組織と戦うって?
まず「相棒の為に組織と戦う」とは、どの様な愛を指すのか?
この記事では「危険な組織に狙われる人と出会い、組織から相棒を守って戦う状態」として解説していきます。
主人公は一般人寄りだけど、全然凡人じゃない
この形式の物語の主人公は、一般人的な感覚を持ち合わせていますが、決して凡人ではありません。
社会に溶け込み、特殊な仕事をして暮らしている事が多いです。
特殊な仕事をしている故に、今までのキャリアで身に着けた突出した技術や技能を持っていて、一般人寄りの価値観はありますが、決してただ者ではありません。
そして、どんなにアウトローであっても根っこの部分では善人な部分があります。
きっかけとなる出会い
ある日、主人公の日常に変化が訪れます。
変化とは、あくまでも環境の変化です。
転職や転校と言った移住、目的の場所を目指す旅、事故、事件、理由は何でも構いませんが、ポイントは主人公がいつもとは違う行動を取ったり、周囲の変化に気付く事がきっかけとなります。
いつもと違う行動の結果、主人公は運命の出会いを果たします。
そして、いつもならきっと取らない、選択をします。
それだけ、この出会いは主人公にとって特別で、運命の出会いと言う事です。
映画「レオン」では、殺し屋のレオンが、隣室に住む少女マチルダの一家が殺された際、マチルダに助けを乞われて家に招く事から物語が動き出します。
危険な組織から身を隠しての新たな日常
しばらくは、主人公と相棒の間には穏やかな時間が流れます。
危険な組織から身を隠している相棒は、主人公しか頼る相手がおらず、主人公は相棒と出会う事で今まで欠けていた大事な何かを得ます。
そうして過ごす間に、主人公と相棒との間には、かけがえのない絆が育まれ、それは絶対の友情や、時には愛情へと発展していきます。
ですが、この美しく穏やかで、楽しい時間は長くは続きません。
相棒を狙う組織の魔の手
相棒は危険な組織に狙われていて、自由や、時には命そのものを奪われる危機に常にあります。
組織にとって、相棒が自由に生きている事は許す事が出来ず、主人公と相棒が平凡に生きていたとしても、裏では必死に探し続けています。
すると、相棒と組織が接触するタイミングが必ずやってきます。
危険な組織の力は強大で、相棒のちょっとした情報から居場所を突き止めたり出来るわけです。
映画「レオン」では、弟を殺された復讐を考えたマチルダが種を撒いてしまい、スタンフィールドに攻め込まれる事態に陥ってしまいます。
組織による攻撃
ついに、組織が相棒を見つけ出し、その目的を果たそうと動き出します。
その力は、あまりにも強く、主人公と相棒、仲間達の手をもってしても太刀打ちできる物ではありません。
一度、主人公は完全に敗北し、相棒が何らかの形で失われます。
相棒に自由を取り戻す為の戦い
相棒を組織の魔の手から救い出す為に主人公は計画を実行に移していきます。
それは、大抵は無謀で、危険な計画です。
ですが、個人が巨大な組織に立ち向かう為には、危険を受け入れる以外に道はありません。
この計画の最終目的は、相棒を永遠に自由にする事です。
つまり、組織を倒すか、組織の手が届かない場所に逃がす事が最終目的となります。
フィナーレ
相棒の為に組織と戦った主人公は、ついに相棒の自由を掴み取ります。
時に、自由となった相棒の隣に主人公の姿は無いでしょう。
それでも、目的を果たした主人公にとっては大きな勝利であり、救われた相棒と主人公の間には死んでも消えない絆が出来ています。
こうして、物語は感動のフィナーレを迎えます。
まとめ
以上、相棒の為に組織と戦う物語とは、危険な組織に狙われる相手と育む、真実の愛の物語と言う事でした。
この形式の物語のポイントは、二人の絆の形の変化でしょう。
危険な組織から守ってもらう状態だった相棒が、守られ続けている内に主人公の事が大切になっていき、主人公の為なら我慢も危険も苦では無くなっていく変化する姿に、自分よりも相手が大事になった事が伝わる筈です。
この記事が好きな作品探しや、この形式の物語を作る時の参考になればと思います。
必須要素
相棒
- 揃って初めて完全となる主人公と相棒の二人
- 相棒と近づかせ、同時に対立させる事情
- 二人でないと解決出来ない問題
組織を変える
- 変えるべき慣習やルールのある環境
- 慣習やルールの異常性に気付ける主人公
- 慣習やルールに抵抗する主人公
「相棒の為に組織と戦う物語」該当作品
※地道に追加、修正予定。
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