組織を自分の思い通りに動かす
多くの人間の思惑が複雑に入り乱れるのが組織と言う物。
組織の単位は、国、自治体、会社、等と大小様々だ。
その大きさに違いはあっても、組織の方針を決めるには、組織が独裁下にないなら人同士が言葉をやり取りして擦り合わせる以外にない。
だが、擦り合わせをしても、全員が満足する決定など極稀にしかありえない。
つまり、誰かが得をし、誰かがその裏で損をして、誰かが大変な思いをして、誰かが楽をする。
誰も損な役回りはごめんだ。
だから、誰もが大なり小なり「根回し」「口利き」「強迫」「誘導」「賄賂」等の様々な嘘や圧力の掛け合いによって、組織の方針を思い通りにしようと計画を練っている。
この記事では、そんな「政治」や「政治家」がモチーフとなった作品を紹介していく。
インサイダーズ/内部者たち(2015)
<ストーリー>
自分たちが自由にできる世の中を求める者と、金という後ろ盾を求める者。財閥と政治家の癒着は巨大な腐敗権力を作り上げていた。その一連の流れを陰で操るのが策士・ガンヒだ。ガンヒに雇われ様々な悪事を代行してきたアン・サングは、ある日、財閥企業ミレ自動車が大統領候補へ裏金を送っていた証拠となるファイルを手に入れる。それを楯にミレ自動車を脅し、さらなる成功を手に入れよう企てるが、しくじり失墜する。
ヴィープ(2012)
<ストーリー>
ジュリア・ルイス=ドレイファスがアメリカ合衆国副大統領を演じる、HBOのコメディーシリーズ。シーズン1は、政治騒動を鎮火させたり、様々な要求に応えたり、大統領の利益を守ろうと奔走するてんやわんやな日常を追う。
ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男(2018)
<ストーリー>
1940年、第二次世界大戦初期。ナチス・ドイツの勢力が拡大し、フランスは陥落間近、イギリスにも侵略の脅威が迫っていた。連合軍がダンケルクの海岸で窮地に追い込まれるなか、ヨーロッパの運命は、新たに就任したばかりの英国首相ウィンストン・チャーチルの手に委ねられた。度重なる失策から“政界一の嫌われ者”であったチャーチルは、政敵たちに追いつめられながら、ヨーロッパのみならず世界にとって究極の選択を迫られる。ヒトラーに屈するのか、あるいは闘うのか・・・。
嘘はフィクサーのはじまり(2019)
<ストーリー>
世界金融の中心地ニューヨーク。ユダヤ人上流社会に食い込みたい“自称フィクサー(仲介人)”のノーマンは、ニューヨークを訪問中のイスラエル人政治家エシェルに近づく。高級ブランドの革靴をプレゼントし、電話番号をゲットするが、その後彼とは音信不通に。3年後、エシェルはイスラエル首相に大出世。奇跡の再会を果たしたノーマンは、首相のお墨付きと独自の人脈を武器に、様々な問題に首を突っ込んでいく。しかし、小さな嘘を積み重ねた結果、国家規模の大スキャンダルを招く事態に。その先には想像を絶する衝撃の結末が…!
英雄の証明(2018)
<ストーリー>
レイフ・ファインズ、ジェラルド・バトラー、ジェシカ・チャステインら豪華キャストがシェイクスピア最期の悲劇に挑むアクション大作!
ローマ侵略を狙う敵国の度重なる攻撃から祖国を死守してきた将軍コリオレイナスは、反対派の政治家たちの反逆を受け、復讐のため祖国進軍を開始する。
LBJ ケネディの意志を継いだ男(2016)
<ストーリー>
若きアメリカ大統領ジョン・F・ケネディ(JFK)と、陰の存在だった副大統領リンドン・B・ジョンソン(LBJ)。対照的な二人の実像を、『スタンド・バイ・ミー』の巨匠ロブ・ライナー監督が多面的に暴く最高傑作!特殊メイクを加えてLBJへ変身を遂げたウディ・ハレルソンをはじめ、実力派俳優の超豪華競演により、激動の時代が鮮やかに甦る! 第35代大統領ケネディのもと、副大統領に任命されたジョンソン。1963年11月22日、ケネディが暗殺され、わずか98分後に大統領に昇格したジョンソンは、ケネディの意志を尊重して人種差別撤廃に力を注ぐ。だが司法長官ロバート・F・ケネディらと激しく対立。それは想像を絶する闘いの始まりだった──!
王になった男(2012)
<ストーリー>
王と瓜二つだったために、毒殺の危機に怯える王・光海(クァンヘ)の影武者をつとめることになった道化のハソン。大臣たちの陰謀の気配が渦巻く宮中での不安から、暴君と化していた光海。ある日、病床についたことをきっかけに、妓生宿で腐敗した権力の風刺をしていたハソンが極秘の代役として王にすり替わる計画が実行される。偽物の王が、本物の王に成り済まして政治の矢面に立つ15日間。その中でハソンは、最初は戸惑いながらも、次第に操り人形ではない民のことを考える真の王として周りを魅力していくのだが・・・
帰ってきたヒトラー(2015)
<ストーリー>
この映画、笑うと危険。世界中で売れまくり!ベストセラー小説を映画化!ヒトラーが現代にタイムスリップし、人気芸人に!?ギャップに笑い、まっすぐな情熱に惹かれ、正気と狂気の一線を見失う、世にも危険なコメディ!
記憶にございません!(2019)
<ストーリー>
国民から嫌われ、史上最低の支持率2.3%を叩き出した総理大臣・黒田啓介。ある日、一般市民の投げた石が頭に当たり、記憶喪失になってしまう。金と権力に目がない悪徳政治家から、一夜にして善良で純朴な普通の「おじさん」に変貌してしまった啓介。国政の混乱を避けるため、記憶喪失の事実を知るのは、直近の秘書官3名のみ。国民はもちろん、大臣たち、家族にさえ、記憶を失ったことを隠し、秘書官たちに助けられながら、ギリギリなんとか日々の公務をこなしていく……。
清須会議(2013)
<ストーリー>
天正10年(1582年)本能寺の変。一代の英雄織田信長が死んだ――。跡を継ぐのは誰か?後見に名乗りを上げたのは2人。筆頭家老・柴田勝家(役所広司)と後の豊臣秀吉(大泉洋)。勝家は、信長の三男でしっかり者の信孝(坂東巳之助)を、秀吉は、次男でおおうつけ者と噂される信雄(妻夫木聡)を、それぞれ信長の後継者として推す。そして、開かれる清須会議――。会議に出席したのは4人。勝家、秀吉に加え、勝家の盟友であり参謀的存在の丹波長秀(小日向文世)、立場を曖昧にして、強い方に付こうとする池田恒興(佐藤浩市)。繰り広げられる一進一退の頭脳戦。様々な駆け引きの中で騙し騙され取り巻く全ての人々の思惑が猛烈に絡み合う!勝家派か?秀吉派か!?
グッド・ワイフ(2010)
<ストーリー>
ロースクールを主席で卒業後、州検事の夫ピーターと2人の子供に恵まれ、家庭を守ってきたアリシア。しかし、ある日夫がセックス・スキャンダル絡みの収賄罪で逮捕されたのを機に、彼女は13年ぶりに弁護士として復帰する。一方、無実を訴えるピーターは控訴に踏み切るが、彼を陥れようとした何者かが動き始める
基本は弁護士の主人公を中心とした法廷での活躍が描かれるが、同時に夫の政治や選挙戦等が描かれる。
グレース・オブ・モナコ 公妃の切り札(2014)
“世紀の結婚式”から6年経った1962年、グレース・ケリーは、いまだにモナコ宮殿のしきたりに馴染めずにいた。社交の場で女性が政治に意見するのは「アメリカ流」だと皮肉られ、夫のレーニエからも公の場では美しいだけの人形でいることを望まれる。失意のグレースがヒッチコックからのハリウッド復帰の誘いに心を動かされたとき、レーニエは過去最大の危機に直面する。フランスのシャルル・ド・ゴール大統領が過酷な課税をモナコに強要、承諾しなければ「モナコをフランス領にする」という声明を出したのだ。窮地のなかグレースは、自分にしかできない秘策を考え出す。外交儀礼の特訓を受けて、完璧な公妃の“役作り”に励み、ド・ゴールを含む各国の指導者を招いたパーティという“舞台”を用意。果たしてグレースが自ら書いた“脚本”のクライマックスとなる、運命を握るスピーチとは──?
結党!老人党(2009)
<ストーリー>
定年退職を迎えた宮下辰夫(笹野高史)は、妻(市毛良枝)とともに平穏な毎日を送っていた。ある日、小学校の同窓会で国会議員となった同級生・中西に会い、上っ面の票稼ぎの挨拶に終始する彼のスピーチに違和感を覚える。翌日、飲みすぎの無理がたたり倒れた辰夫。「親父も老い先短いのだから、好きなことをやれば」と言う息子(渡部篤郎)の言葉に、辰夫の脳裏にはこれまで口にしたことのなかった、ある考えが浮かんでいた…。
ケネディ家の人びと(2011)
<ストーリー>
選挙で選ばれた史上最年少のアメリカ大統領として、歴史に残るジョン・F・ケネディ。本作品ではその華々しいイメージとは異なるJFKの素顔と、彼をとりまく家族の生き様を描く。
ゲーム・オブ・スローンズ/氷と炎の歌(1996)
<内容>
ファンタジーの世界で、貴族が権力を巡り争いあう。そこへ長い冬と古の邪悪な勢力が忍び寄る …HBOでは、ジョージ R.R. マーティンのベストセラーシリーズ、“氷と炎の歌” をベースにした叙事詩ドラマシリーズのシーズン1をお送りします。
桜田門外ノ変(2010)
<ストーリー>
水戸藩士の関鉄之介は、妻と息子に別れを告げ、井伊直弼を討つため江戸へと向かう。鉄之介は18人の襲撃部隊の指揮をとり、井伊の暗殺に成功するが、多くの仲間が犠牲となる。その後、鉄之介は薩摩藩による幕府制圧に参戦すべく京都へと向かうが……。
ザ・ホワイトハウス(1999)
<ストーリー>
ワシントンD.C.。早朝、ホワイトハウスのスタッフたちのポケベルに緊急メッセージが入る。バートレット大統領がサイクリング中にケガをしたのだ。時を同じくして、嵐の中をいかだでマイアミを目指しているキューバ人亡命者の情報が入り、スタッフたちはその対応に追われる。一方、広報部次長サムはバーで知り合った魅力的な女性ローリーと一夜を共にするが…。
小説吉田学校(1983)
<ストーリー>
吉田内閣成立から対日講和条約成立までの苦難、政権のイスを巡る吉田茂と三木武吉、鳩山一郎の死闘。池田勇人、佐藤栄作の近親憎悪的対立。政治の世界の表裏に繰り広げられる真剣勝負の数々を再現する。
スターリンの葬送狂騒曲(2017)
<ストーリー>
ソ連の独裁者スターリンが急死!絶対的な箝口令により、現在まで決して明かされることのなかった禁断!?の≪真実≫が今、明かされる―!
大統領の陰謀(1976)
<ストーリー>
ある夜、ウォーターゲート・ビルに侵入した4人の窃盗犯が現行犯逮捕された。単なる強盗と思われたこの事件だが、これがのちに合衆国大統領ニクソンを失脚させる一大スキャンダルへと発展していくのだった…。
チャーリー・ウィルソンズ・ウォー(2007)
<ストーリー>
美人秘書軍団チャーリーズ・エンジェルズを従え、酒のボトルなしでは人生味気ない、そんな毎日。だがある日、偶然テレビで目にしたアフガンの惨状に、彼の中の何かが燃え上がる。
デーヴ(1993)
<ストーリー>
大統領のそっくりさんが一回限りの代役として、アメリカの最高責任者の職を任されるが、物事はえてして思い通りには運ばないもの。気が付いたらデーヴはずっと替え玉を続ける羽目に。
日本のいちばん長い日(2015)
<ストーリー>
太平洋戦争末期、戦況が困難を極める1945年7月。連合国は日本にポツダム宣言受諾を要求。降伏か、本土決戦か―――。連日連夜、閣議が開かれるが議論は紛糾、結論は出ない。そうするうちに広島、長崎には原爆が投下され、事態はますます悪化する。“一億玉砕論”が渦巻く中、決断に苦悩する阿南惟幾(あなみ これちか)陸軍大臣(役所広司)、国民を案ずる天皇陛下(本木雅弘)、聖断を拝し閣議を動かしてゆく鈴木貫太郎首相(山﨑努)、首相を献身的に支え続ける迫水久常書記官(堤真一)。一方、終戦に反対する畑中健二少佐(松坂桃李)ら青年将校たちはクーデターを計画、日本の降伏と国民に伝える玉音放送を中止すべく、皇居やラジオ局への占領へと動き始める・・・。
バイス(2018)
<ストーリー>
1960年代半ば、酒癖の悪い青年チェイニーがのちに妻となる恋人リンに尻を叩かれ、政界への道を志す。型破りな下院議員ドナルド・ラムズフェルドのもとで政治の表と裏を学んだチェイニーは、次第に魔力的な権力の虜になっていく。大統領首席補佐官、国防長官の職を経て、ジョージ・W・ブッシュ政権の副大統領に就任した彼は、いよいよ入念な準備のもとに“影の大統領”として振る舞い始める。2001年9月11日の同時多発テロ事件ではブッシュを差し置いて危機対応にあたり、あの悪名高きイラク戦争へと国を導いていく。法をねじ曲げることも、国民への情報操作もすべて意のままに。こうしてチェイニーは幽霊のように自らの存在感を消したまま、その後のアメリカと世界の歴史を根こそぎ塗りかえてしまったのだ。
ハウス・オブ・カード 野望の階段(2013)
<ストーリー>
新大統領誕生に沸くワシントン。その立役者フランシス(スペイシー)は、大統領選に尽力した見返りとして国務長官の地位を約束されていたが、新政権発足と共に白紙に戻されてしまう。突然の裏切りに怒り心頭のフランシスは、妻クレア(ライト)の後押しもあり、大統領を失墜させるべく謀略を企てる。信頼を置く腹心のダグ(ケリー)、野心的な女性記者ゾーイ(マーラ)、さらにはスキャンダルまみれの若手議員ピーター(ストール)らを巻き込んで、フランシスは新たな野望への階段を上り始める。
バグダッド・スキャンダル(2016)
<ストーリー>
フセイン大統領時代のイラク。国民は経済制裁の影響で生活が困窮。国連は「石油を販売したお金でイラク国民に食料を買い配る」という夢の人道支援プログラムを開始。しかし現実は、様々な国籍の人間がその計画に群がり食い尽くす悪夢の始まりだった。莫大な予算ゆえに欲望が渦巻き、汚職、裏切り、殺人が入り乱れ、銀行や実業家、政治家も次々に取り込まれていく。イラク戦争のその陰で実際に行われていた知られざる衝撃の事実!
ヒトラー ~最期の12日間~(2004)
<ストーリー>
1945年4月20日。ソ連軍の砲火が押し寄せるベルリン。ヒトラーとその側近たちは、総統官邸の地下要塞に避難していた。もはや敗戦を疑う者はいなかったが、正常な判断力を失ったヒトラーは、わずかに残った軍勢に戦況の挽回を命じ、惨状をさらに悪化させてゆく。
フロントランナー(2019)
<ストーリー>
史上最年少の46歳で民主党の大統領候補になった若きカリスマ政治家ゲイリー・ハート。ジョン・F・ケネディの再来と言われた彼は1988年の大統領選予備選で最有力候補《フロントランナー》に一気に躍り出る。しかし、たった3週間後、マイアミ・ヘラルド紙の記者が掴んだ不倫スキャンダルが一斉に報じられ、急展開を迎える……。勝利を目前に一瞬にして崩れ去る輝ける未来。その時、ハートは? 家族は? 選挙スタッフは? スクープを求めるジャーナリストは? そして、国民はどんな決断をしたのか?
ペンタゴン・ペーパーズ/最高機密文書(2018)
<ストーリー>
1971年、ベトナム戦争が泥沼化し、アメリカ国内には反戦の気運が高まっていた。国防総省はベトナム戦争について客観的に調査・分析する文書を作成していたが、戦争の長期化により、それは7000枚に及ぶ膨大な量に膨れあがっていた。 ある日、その文書が流出し、ニューヨーク・タイムズが内容の一部をスクープした。
マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙(2011)
<ストーリー>
沈みゆく英国を建てなおした<鉄の女>マーガレット・サッチャー。その鉄の意志の向こうに、彼女はどんな涙を隠していたのか。そして、それを支え続けた夫の存在とは―。これは偉人伝ではない。信じるもののために力の限り戦い、傷つき、老いて戦場を去ろうとしているひとりの女性を描く感動の物語。
マルクス・エンゲルス(2016)
<ストーリー>
26歳のカール・マルクスは、その過激な言動により妻と共にドイツ政府から国を追われる。1844年、彼はパリで若きフリードリヒ・エンゲルスに出会う。マンチェスターの紡績工場のオーナーの子息であった彼は、イギリスのプロレタリアート(労働階級)について研究中の身であった。しかし階級も生まれも違うエンゲルスとの運命の出会いは、マルクスが構築しつつあった新世界のビジョンの、最後のピースをもたらすことになる。マルクスとエンゲルスはやがて、政治的暴動や動乱をかいくぐって、まったく新しい労働運動の誕生を牽引してゆく。
野望の階段/ハウス・オブ・カード(1989)
<ストーリー>
保守党の院内幹事長フランシスは、次こそは入閣と意気込んでいたが、首相は彼を引き続き幹事長として任命する。その処遇に怒りと失意をおぼえたフランシスは、ありとあらゆる権謀術を仕掛けていく。
ルートヴィヒ(2011)
<ストーリー>
芸術を愛し、ワーグナーに心酔し、争いと権力を嫌忌した若き王ルートヴィヒ2世の孤独と苦悩。ヨーロッパの歴史上、もっとも有名な王の真実の姿とは――?
※この記事は、追記・編集していく予定です。