残酷史の魅力
人は、刺激を求める。
拷問とは、刺激と言う意味では、かなり強烈な部類だ。
人は、他人に反応を求める。
拷問によって引き出される反応は、これもまた刺激的である。
好き嫌いは有るだろうし、公に好きと言うのには、かなり大きな問題がある。
だが「悪の象徴」や「刺激を与えてくれる劇薬」として、拷問と言うモチーフには一定の需要がある事も紛れも無い事実だ。
この記事では、そんな「拷問」をメインモチーフとしたり、特徴的なモチーフに使用している作品を紹介していく。
異世界拷問姫(2017)
<ストーリー>
実の父に殺されたカイトは異世界に召喚された。目覚めたカイトの前にいたのは「拷問姫」と恐れられる美少女・エリザベートだった。カイトはエリザベートから「執事」か「拷問」かの二択を迫られる。
乙女戦争 ディーヴチー・ヴァールカ(2014)
1420年、ボヘミア王国。戦争により家族を虐殺された12歳の少女シャールカは、フス派義勇軍の英雄ヤン・ジシュカに導かれ、仲間たちと共に反カトリックの戦いに身を投じていく。15世紀、中央ヨーロッパで起こり「宗教改革」の端緒となった「フス戦争」をモチーフに、少女の視点で、史実に基づいた凄惨な戦争を描く歴史巨編!!
影牢 (刻命館)シリーズ(1996)
<内容>
館に訪れた侵入者たちを罠にハメて倒すー
「RPGの敵の立場になる」という逆転の発想で作られた「影牢」シリーズ最新作『影牢 ~ダークサイド プリンセス~』が
8年ぶりにPS3、PS Vitaで復活!プレイヤーは、「魔神の娘」と呼ばれる存在のレグリナを操作し、トラップを召喚する力を駆使して淡々と侵入者を始末しながら、
12篇に分割された聖言(せいごん)と呼ばれる詩篇を集めていく。本作では、フィールド内を暴走する汽車などの魔導力で動くトラップ「ウィザードギア」をはじめ、
100種類を超えるバリエーション豊かなトラップや部屋の仕掛けを搭載。また、従来シリーズの「荘厳な中世ステージ」だけでなく「機械仕掛けの工場」や「アトラクション満載の遊園地」などが
追加され、様々なシチュエーションで遊べる。さらには、「影牢」シリーズが初めてのプレイヤーにも本作の魅力を十分に楽しめるようなチュートリアルも充実している。
罠を使って敵を倒すシリーズだが、罠の何割かが拷問器具。
一見、雑魚の様な敵にもバックストーリーがあったりして、倒したくない敵がしばしば登場するが、殺されない為にはやるしかないと言うゲーム。
罠のコンボを考えて設置して、思い通りになった時の爽快感は格別。
拷問塔は眠らない ―道化師の章―(2014)
<ストーリー>
訪問者を拷問器具でなぶり殺している美しい三姉妹。
彼女たちが住まう“拷問塔”を、自らの夢と復讐のため、二人の若者が目指す!!
拷問トーナメント(2017)
<ストーリー>
ある日、高校生の太田俊輔は、駅で自分に瓜二つの男の自殺に出くわした。その翌日、学校の帰り道に俊輔は拉致される。次に俊輔が目が覚めたのは、檻の中。そこは、どちらの拷問吏が対象者に早く秘密を吐かせるかを競う”拷問トーナメント”の会場だった。俊輔は”白の貴公子”として、”黒い月”と戦いを開始した!
拷問迷宮(2018)
<ストーリー>
「爪だ。爪を剥ぐ」痛みを可視化する、密室自傷ゲーム。目覚めると、そこは無骨で無機質な空間。あるのは、扉と拷問器具のみ。状況を把握出来ないまま、右手の甲に浮かび上がるアラビア数字。“君の痛みを僕は知る”痛みと扉が連動していることを知った青年の行動はただ一つ、耐えること。
JIGSAW デス・マシーン(2009)
<ストーリー>
結婚を控えたカップルのケイドとジェスは、砂漠に建つ廃工場にやって来る。そこは過去に凄惨な殺人が行われた場所で、2人を待ち受けていたのは想像を絶する恐怖だった。“謎の男”に拉致されたジェスは、恐怖の拷問マシーンに監禁されてしまう。男がケイドに要求したのは、ジェスを救いたければ自らを殺人機械に改造し、人を殺し続けることだった。こうして、悪魔のゲームは始まった。工場を訪ねて来る人々を、次々と血祭りにあげてゆくケイド。ジワジワと肉体を苛まれ、死に近づいてゆくジェス。この地獄に、終わりはあるのか……?
SAWシリーズのパチ物っぽい邦題(原題Orville)で損(得?)している作品。
シャーマンキング(1998)
<ストーリー>
夜の墓場で「小山田まん太」が出会った少年、「麻倉葉」。森羅学園に転校生としてやって来た彼は「あの世とこの世を結ぶ者」すなわち「シャーマン」だった。600年前のサムライの霊「阿弥陀丸」と運命的な出会いを通して「麻倉葉」は「シャーマンの王:シャーマンキング」になるための資質を開花させていく。そして宿命のライバル「道蓮」をはじめ、「世を浄化するシャーマンの王」を目指す様々なライバルたちの登場。巨大な2つの彗星が夜空を駆け、世界中のシャーマン達にシャーマンキングの座を巡る闘いの始まりを告げる。そして今、運命の歯車が回りはじめる。
劇中、拷問器具を使用するシャーマン、アイアンメイデン・ジャンヌが登場する。
SAW/ソウ シリーズ(2004)
<ストーリー>
猟奇殺人鬼が命の大切さを学ばせようと、命を粗末にしている二人を拉致する。二人は生き残りをかけたゲームに参加させられ、助かるためには戦うか、さもなくば殺されてしまうという…。
それじゃ、拷問はじめま~す!(2020)
<ストーリー>
――目覚めると、鞭とスタンガンを持った後輩に拘束されていた――『これ、咥えてもらえますか?』理不尽すぎる後輩との、ドキドキ拷問コメディ!
ダンス・マカブル ~西洋暗黒小史~(2010)
<ストーリー>
中世ヨーロッパで連綿と続き、とりわけ後期では異常なほど発達を遂げた拷問と残酷な処刑の数々。特権階級を持つ貴族たちの際限のない欲望から生み出されたものや、「魔女裁判」や「異端審問」など宗教家たちのエゴから生まれたものなど、多岐にわたるそれらの拷問具や処刑法が使用された様々なエピソードをオムニバスで綴る暗黒絵巻――。
姫様“拷問”の時間です(2019)
<ストーリー>
国王軍と魔王軍が衝突を始め幾年月。王女にして国王軍第三騎士団“騎士団長”の姫は、魔王軍により囚われの身となっていた! やがて、姫に待ち受けるのは斜め上の拷問の数々で――!? 最も残酷な拷問の時間が今、始まる!!
ベルセルク(1989)
<ストーリー>
また“あの夜”がやってくる。「黒い剣士」が吠える、戦いの“夜”が-。胸のうちにくすぶる激情の炎に突き動かされ、終わりのみえない復讐の旅を続ける「黒い剣士」ガッツ。彼の前に立ち塞がるのは、残虐非道な無法者、妄執に囚われた悪霊、そして敬虔なる神の使徒。おぞましい人ならざる力を振るう敵に、鍛え上げた体と磨き抜いた技-。人としての力をもって、ガッツは戦いを挑み続ける。命を削りながらも。旅路の果てに何が待つのか。答えはただ、“夜”の中にある。目を凝らし、闇を見つめよ-!
劇中、グリフィスが拷問される描写があったりするが、それよりも特筆して触れたい存在は、異端審問官のモズグス様御一行だろう。
弟子の拷問官達は、それぞれが拷問器具を使用して戦う戦闘スタイルで、初登場時かなりの衝撃があった。
モズグス様自体、かなりイイキャラをしているので、ついつい「様」を付けて呼びたくなる。
放課後の拷問少女(2018)
<ストーリー>
──人類の歴史は拷問と共にあった!? 彼女を作り、楽しい高校生活を送ろうと夢見る石丸大人・高校1年生(童貞)!! クールな麻美(スレンダー)とキュートな清香(巨乳)、二人の美女の誘惑(勧誘)を受け、『人文研究会』に入部することに!! しかし、その実態は…ちょっぴりエッチで楽しい拷問研究の部活だった!?
魔女に与える鉄鎚(2014)
<ストーリー>
「魔女狩り」と称して罪のない少女を拷問し殺すことは、逆に魔女を生み出してしまう悪魔の所業であった。新たな魔女を生み出さないために教会から派遣された「異端審問魔女」ドミノの戦いが始まる!!
縁のある拷問由来の特殊能力を使用出来ると言う設定の異能バトルモノ。
苦悩の梨、頭蓋乙粉砕機、鋼鉄の処女、鞭打ち、等々の拷問道具召喚や処刑法が登場する。
RACK―13係の残酷器械―(2013)
<ストーリー>
真藤笑は警視総監を父に持つ高校生。推理能力の高さを買われて事件に協力し「高校生名探偵」として話題になっていた。しかし、実際に事件を解決しているのは目に見えない何かの影――。それは拷問による聴取を専門に行う《13係》の存在だった。13係の執行者、アガリが呼び出す《拷問具の魂》が罪人を追い詰める……。
本当はやってはいけない刑罰マニュアル
<内容>
ギロチン、絞首刑、電気椅子、ガス殺、断手。あまたの刑罰を既に絶滅したもの、未だに行われているもの、現実には存在しなかったものに分類し、刑罰が発明・採用された当時の法典、社会情勢、宗教的な意義、登場する作品を解説した刑罰本がついに登場。この本を読んでも、絶対に真似をしないでください……。
※本書に掲載された記事は、史実もしくは報道に基づいたものですが、決して真似をしないで下さい。本書は行き過ぎた刑罰、および刑罰に類似した非人道的な行為に対して警鐘を鳴らし、それらを未然に防ぐためのリテラシーを身につける目的で執筆されています。
※この記事は、追記・編集していく予定です。