【浦島太郎】「気付いたら長い時が経っていた」系作品特集

最古のタイムスリップもの?

不思議な体験をした後で、気が付けばあり得ない程の時間が経っていた。

日本では「浦島太郎」が有名だが、この手の話は、世界中に存在する。

  • アメリカの「リップ・ヴァン・ウィンクル」
  • イスラムの「クルアーン(コーラン)の洞窟の章」
  • ケルト神話の「ティル・ナ・ノ―グ」
  • フランスの「ギンガモール」
  • 唐代の「竜女伝」
  • 中唐時代の「柳毅伝」

等がある。

大抵の場合は、本来過ごすはずの無い「借りものの様な時間」を堪能してから、借りた時間を返済する様に、本来あるべき姿に戻されてしまう。

主人公本人からすれば、望んだ訳でも無いのに、本来送り得たかもしれない「平凡だけど幸せな人生」を失う事になるので、オチとしては悲劇率も高い。

この記事では、そんな「気付いたら長い時が経っていた」と言う描写や、「借りようの様な、本来あり得なかった時間を過ごす描写」がある作品を紹介していく。

アルジャーノンに花束を(1959)

<ストーリー>

32歳で幼児の知能しかないパン屋の店員チャーリイは、ある日、ネズミのアルジャーノンと同じ画期的な脳外科手術を受ければ頭がよくなると告げられる。

手術を受けたチャーリイは、超天才に変貌していくが……

人生のさまざまな問題と喜怒哀楽を繊細に描き、全世界が涙した現代の聖書。

いばらの王 -King of Thorn-(2003)

<ストーリー>

感染から60日で石化し死に至る奇病メドゥーサ。「致死率100%」の病魔の治療法を未来に求めて、少女カスミはコールドスリープ資格者に選ばれた。同じ病に侵された双子の姉シズクとの果たせない再会を夢見、深い眠りにつくカスミ。しかし、目覚めた彼女を待ち受けていたのは、不気味なイバラと怪物が支配する変わり果てた施設の姿だった。なぜ怪物が? 何年の刻が過ぎたのか? ウィルスの治療法は? そして世界は? 全ての情報が遮断された極限の状況下で、混乱と哀しみを抱いた7人の脱出劇が、今、幕を開ける…。

浦島太郎(8世紀~14世紀)

<ストーリー>

浦島太郎という人(あるいは漁師)は、浜で子供達がをいじめているところに遭遇。

その亀を買いとって保護し、海に放してやる(太郎は子供達をわざとつついて「お前たちは亀に同じことをしたんだぞ?」と叱る場合もある。)。

2、3日後、亀が現れ、礼として太郎を背に乗せ、海中の竜宮に連れて行く。

竜宮では乙姫が太郎を歓待。

しばらくして太郎が帰る意思を伝えると、乙姫は「決して蓋を開けてはならない」としつつ玉手箱を渡す。

太郎が亀に乗って元の浜に帰ると、太郎が知っている人は誰もいない。

太郎が忠告を忘れて玉手箱を開けると、中から白い煙が発生し、太郎は白髪で皺老人の姿に変化する。

Wikipedia引用

お伽草紙(1945)

<ストーリー>

ムカシ ムカシノオ話ヨ。
アルヒ アサカラ ヨイテンキ ヤマヘ ユキマス シバカリニ。
瘤取りじいさん、浦島太郎、カチカチ山、舌切雀…。
太宰があの古典・フォークロアの名作を下敷きに空想・批評を造型した、大人を唸らす残酷民話集。

困難な戦争期にあって、深く芸術世界に沈潜することで時代への抵抗の姿勢を堅持し、日本文学の伝統を支えぬいた太宰中期の作品から、古典や民話に取材したものを収める。“カチカチ山”など誰もが知っている昔話のユーモラスな口調を生かしながら、人間宿命の深淵をかいま見させた「お伽草紙」、西鶴に題材を借り、現世に生きる人間の裸の姿を鋭くとらえた「新釈諸国噺」ほか3編。

神様になった日(2020)

<ストーリー>

彼女が神様になった日、世界は終焉へと動き出した–高校最後の夏休み、大学受験を控えた日々を送る成神 陽太の目の前に、ある日突然「全知の神」を自称する少女・ひなが現れる。「30日後にこの世界は終わる」そう告げるひなに困惑する陽太だったが、神のような予知能力を目の当たりにし、その力が本物だと確信する。超常的な力とは裏腹に天真爛漫であどけないひなは、なぜか陽太の家に居候することが決まり、2人は共同生活を送ることになる。「世界の終わり」に向けて、騒がしいひと夏が始まる。

ギンガモール/中世ヨーロッパの説話―東と西の出会い(12世紀)

王の甥で騎士のギンガモールが不思議な体験をする話の「ギンガモール」が該当。

クルアーン(14世紀)

<内容>

タイトルの『クルアーン やさしい和訳』にすべてが込められています。慈悲と正義の道を説くクルアーンはイスラームの原典として、14世紀間に渉り、人の心に安寧をもたらしてきました。ところが従来、いくつかある和訳を読んでも、よく分からないという声がしばしば聞かれました。本書では表現をやさしくし、見出しを付け、解説や註釈も工夫しました。啓示の意味が平易に届けられ、読者が深く豊かな世界を堪能できることを希います。

35歳の少女(2020)

<ストーリー>

10歳の時に不慮の事故で突然長い眠りについた少女、望美。

25年の時を経て奇跡的に目覚めたが、心は10歳のまま、

体は35歳となっていた。家族は離散し、すべてが変わった

世界に戸惑う望美は、初恋の人、結人に支えられながら成長

しようとしていくが……。

『家政婦のミタ』『過保護のカホコ』など数多くのヒット作を作り出す

遊川和彦・脚本、柴咲コウ主演・TVドラマの小説版。

それぞれの登場人物の心の内がよりわかる、奇跡のストーリー。

終末のハーレム(2016)

<ストーリー>

時は2040年。難病に侵された青年・怜人は幼馴染の絵理沙と再会を誓い、病を治すためコールドスリープする。そして5年後――。目覚めた怜人を待っていたのは99.9%の男が死滅し50億人の女性が生きる世界だった…! 近未来エロティックサスペンス開幕!

水経注(515)

<ストーリー>

晋代の王質という男が山の洞窟で4人の童子が琴を弾いて歌っているのをしばらく聴いた後、家に戻るといつの間にか数十年の時がたっていた。

Wikipedia引用

捜神記/中国怪奇小説集 04 捜神後記(4世紀)

会稽の剡県に住む袁と根という男らが二人の仙女と同棲するようになるが、あるとき留守を機に帰郷を図って露見する。

強いては止められず、腕嚢を渡され、開けることを禁じられる。

根の家族が詮索して五重の嚢を開いてしまうと、その後、根は蒸発してしまった。それは蝉脱した(仙人となった)といわれた。

Wikipedia引用

ドラゴンクエストV 天空の花嫁(1992)

<ストーリー>

主人公は、父・パパスとともに世界中を旅する少年。
少年は数々の冒険を経て、やがて青年へと成長し
父の意志を継いで“天空の勇者”を探す旅へ

主人公が歩むこととなる“波乱万丈の人生”とは・・・

石化して長い時間が経つ描写がある。

ブラック・ジャック(1973)

<ストーリー>

日本人である以外、素性も名前も分からない天才外科医・ブラック・ジャック。その手術の腕は神業とさえ呼ばれている……

9巻収録の85話「浦島太郎」が、浦島太郎をモチーフとした話。

ブランの航海/古代アイルランド文学(1987)

ティル・ナ・ノーグ(Tír na nÓg)とは、トゥアハ・デ・ダナーンがアイルランドの祖と云われるミレー(マイリージャとも)族との戦いに敗れた後に、その生存者が移住したとされる土地の名。

幾つかある楽園の一つで、ティル・ナ・ノーグは「常若(とこわか)の国」と呼ばれる。

語り継がれている多くの話によれば、このティル・ナ・ノーグは妖精たちの好みの棲み家であり、三通りの島々、すなわち、生き物の住む島、勝利者たちの島、そして水底の島と言われている。

Wikipedia引用

7世紀ぐらいに成立したと言われる「ブランの航海」が該当。

リップとイカボッドの物語: 「リップ・ヴァン・ウィンクル」と「スリーピー・ホローの伝説」(1819)

<ストーリー>

アンチ・フランクリン型の主人公(リップ)のアメリカ版「浦島太郎」物語、田舎教師(イカボッド)の儚い恋と「首なし騎士」伝説。

ドイツの民話を素材に、アメリカ的なフォークロアの息吹を巧みに導入した、アーヴィングの代表的短編2編。

F・ダーレイの挿絵にF・クレーデルが彩色した図版付。

柳毅伝(8世紀末)

<ストーリー>

中国,中唐の伝奇小説。李朝威の作。1巻。貞元なかば (8世紀末) 頃成立。

唐の高宗の頃,書生の柳毅が,洞庭君である竜王の娘の頼みで,夫にいじめられているその窮状を父親に伝えてやる。洞庭君の弟の銭塘君が姪を救い,柳毅にめあわせようとするが,毅は固辞して竜王の宮殿を去る。

しかし,のちに再婚した相手がその竜王の娘であったという物語。

後世広く読まれ,元代の戯曲『柳毅伝書』『張生煮海』などはこの物語に基づいている。

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説引用

レナードの朝(1991)

<ストーリー>

1920年代に流行した嗜眠性脳炎によって、30年もの間、半昏睡状態のレナードは、意識はあっても話すことも身動きもできない。彼に強い関心を抱いた勇気ある新任ドクターのセイヤーは、レナードに試験的な新薬を投与し、機能回復を試みる。そしてある朝、レナードは奇跡的な”目覚め”を迎えた・・・。

※この記事は、追記・編集していく予定です。

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