名言を、どう表すか?
名言を生み出す9つの方法で、基本的な名言を生み出すコツ、と言うか考え方をいくつか紹介した。
今回は、その言葉を、どうやって表現するのか、また基本的な手法をいくつか紹介する。
組み合わせる事で、表現の幅が広がるだろう。
1:反復法
同じ言葉を繰り返して強調する手法。
- 通常:前へ進め!
- 反復法:前へ前へ前へ!
2:倒置法
文法として逆に配置する事で、文の中に意外性を生み出し、印象付ける。
- 通常:守る物があるからこそ人は強くなれる。
- 倒置法:人は強くなれる。守る物があれば。
比喩法
3:直喩法(明喩法)
似たパターンを持つ物同士で、例え話をする事で、分かりやすく伝える効果がある。
- 彼女の笑顔は太陽の様に周りを明るくする。
- 彼は鬼の様な形相で怒る。
4:隠喩法(暗喩法、メタファー)
似たパターン部分を説明せず、どこが比喩とはハッキリ分かりにくい表現をする事で、暗に伝える。
- 彼女は私の太陽だ。
- 彼は鬼だ。
5:擬人法
人ではない物に、本来は人に使う表現を使う手法。
- 枯れ葉が風で、舞い踊っている。
- 空が泣いている。
6:反語法
皮肉を込めて、反対の意味の言葉を使う手法。
- 通常:バカやろう。
- 反語法:おりこうさんでちゅね~。
7:省略法
言葉を省略する事で、本来は続くであろう言葉の筋道に余韻が残る手法。
- 通常:どこに行くの?
- 省略法:どこに?
8:対句法
対称的な二つの言葉を、同じ形式で並べて使う手法
- 青い空、白い雲
- 沈黙は金、雄弁は銀
9:呼掛法
対象を擬人化して、人であるかのように呼びかける手法。
- おおっ! 神よ!
- 夕日のバッカやろー!
10:押韻法
ラップとかでよく聞く、韻を踏んだ言葉を重ねて表現する手法。
Wikipediaの例で「幻想、喧騒、戦争、連想、変装、演奏」は韻を踏んでいる。
日本大百科全書の説明によると、語頭にあるものを頭韻(アリタレーション)、語尾にあるものを脚韻(ライム)、母音のみの押韻、類音の一致を半諧音(かいいん)(アソナンス)という。
- セブン イレブン いい気分
11:体言止め
文の終わりを、名詞で止める手法。
- 通常:空の光は、全て星です。
- 体言止め:空の光は、全て星
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