「精神論」の良し悪しを考察

精神論の是非

昨今「精神論」と聞いて良い印象を持つ人は、少ないと感じている。

それでも世の中には精神論が溢れている。

では、精神論を使う人は、みんな間違っているのだろうか?

私は、全部が全部そうでは無いと考えている。

そこで、この記事では精神論とは何で、どう使えば良いのか等を考察・解説していきたい。

悪い精神論

精神論のイメージを悪くする原因は、精神論がプラスに働かない場面で、低いレベルで多用される事にある。

つまり、簡単に取り出して振り回せる割に、役立たない事の方が多いからこそイメージが悪いのだ。

それは、簡単に取り出して使える精神論が、どれもTPOに合っていないからこそ起きる悲劇だ。

使う場面、TPOが悪い

論理を求められる場面では、精神論は役に立たない。

例えば「同じ失敗しない為に、何を気を付ける?」と聞かれたら、同じ失敗をしないための工夫やアイディアを答える必要があるが、ここで「もっと頑張ります」とか「気を付けます」とか言うと、目も当てられない。

実態が無い

例えば、何らかの問題が発生した際、助言や救援を求めた相手から「応援してるから、頑張って」と言われたら、どう感じるだろうか?

欲しいのは、問題解決の足しになる情報や人手であり「応援」とか「頑張って」なんて言葉を貰った所で、何の役にも立たない。

実態が無いのに、相手は「頑張って」と言う、一見間違っては無い精神論で、一応の応援をした気になれる。

だが、これは「自分でどうにかしろ」と言っているのと同じ事だ。

具体性が無い

精神論をTPOを考えずに振り回す人は、総じて考える事を放棄している事が多い。

困っている事を解決する手段を求めている人は、具体的な解決策を求める事が多い。

そんな時に、抽象的な「努力」と「根性」みたいな事を言われても「何をどのように努力して、根性で乗り切れば良いのか分からない」と言う事態にしかならない。

「もっと頑張れよ」と言われても「何を?」となる事の方が、むしろ多い。

限界以上を求める

あなたが既に努力し、根性を出し、必死にやって、既に精神論的な力を全力で出している場面で「もっと頑張れ」と言われたら、どう感じるだろうか?

むしろ、マイナスに働くだろう。

人によっては、頑張れと言われた事で、頑張る事をやめるかもしれない。

目には見えないが、精神力は無限ではないし、肉体の様に限界がある。

「耐えて」「我慢して」と言われても、それが出来るのは余裕がある時だけだし、その先に開放や報酬が無いと出来ない。

良い精神論

精神論がプラスに働く場面は、確実に存在する。

つまり、使い方や、TPOがマッチさえしていれば効果を発揮するわけだ。

感情の後押しになる

人は、必ず感情を持っている。

何かをやっている時や、やろうとしている時、迷う時が必ず存在する。

感情的には、やりたい。

だが、本当にやって良いのか、自信が持てない。

そんな不安を抱えている時に「やらない後悔より、やる後悔」とか「一か八か頑張ってみたら」とか言われたら、どう感じるだろうか?

「他人事だと思って」と感じるかもしれないが、それはTPOが合っていない場合だ。

あなたが本心では、背中を押して貰いたいと思っている場合、責任の一端を誰かに共有して欲しいと思っている時には、こう言った根拠のない言葉が、まるで「天啓」の様に聞こえる筈だ。

あなたの感情の流れに沿っている「精神論」は、あなたのモチベーションを加速や爆発させるブースターとなる。

これは、つまり、精神論は「言う人」も重要な要素になると言う事だ。

あなたが感情的に嫌いな人が同じことを言っても、同じ効果は得られない。

しかし、あなたが心から尊敬や敬愛している人が、あなたに「頑張って」と言うシンプルな一言が、時に大きな力になりうる。

実態があり、行動が変わる

精神論は何も「根性」「努力」「頑張る」と言った様な、熱血な言葉だけではない。

「もっと広い視点を持つ」とか「ここは集中する」とか、そう言う具体的な行動に影響を与える精神的活動を左右する言葉も、広義には精神論の一つだ。

「落ち着いて、深呼吸して」と言うのは、精神を落ち着ける事が重要で、その為に深呼吸と言う行動を促している。

「客観的になって、もっと周りを見て」とか「相手の気持ちを考えて」とか、どれも広い意味で精神論だが、実態があり、その状態になる事で見えている世界や行動が変化する。

「落ち着け」や「リラックスしろ」と言われ精神状態を整えた方が、次の行動の成功率が上がるのは感覚として分かるだろう。

限界以上の力を出せる

精神にも肉体にも限界はある。

だが、モチベーションをあげたり、ゾーンに突入する事で、明らかに「平常時に比べて高いパフォーマンス」や「負荷を我慢しての限界を超えた力」を発揮する事は、実際にある。

限界の限界があるのは間違いないが、普段出せない力が出せるのも、間違いなく精神論の力だ。

例えば、餌で釣る事で、物凄くパフォーマンスが上がる人がいる。

「欲しい物を買って欲しかったらテストで良い点を取れ」と誘惑する事で、良い点を取ってしまう子供なんて、珍しくない。

良い点を取ったのは、勉強をしたおかげだが、普段は出来なかった勉強をさせるモチベーションを与えたのは、精神的変化であり、ご褒美が報酬と言う形を持って精神を左右したからこそ得られる効果だ。

つまり、限界以上の力を出している時では無く、ある意味で本気を出していない場面なら、本気を引き出せるのも、また精神論と言うわけだ。

終わりに

良い精神論を心掛け、悪い精神論に気を付けられれば、幾分か生きやすくなるかもしれない。

これは、現実でも、その中のピンポイントな創作活動でも、その中に存在する創作物のキャラクター達にも言える事だ。

  • 悪い精神論は、人を追い詰めたり、不快にする。
  • 良い精神論は、人を支え、問題解決の助けにさえなる。

精神論を使う際、参考になれば幸いだ。

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