「死体処理」モチーフ作品特集

証拠を消せれば完全犯罪?

現実で、正義の味方が悪に私的制裁を加えるのは、犯罪となる。

どんなに理不尽で胸糞が悪い存在を相手にしても、悪を正義の名のもとに殺す事は、法治国家では出来ないし、許されない。

だが、時に悪を倒さないと、更に状況が悪くなると思えるシチュエーションがある。

そこでフィクションには、悪を殺して問題を解決した後で、その証拠を隠滅すると言うリアルを、リアリティを持って描く作品が存在する。

悪を倒したいが、良い事をしたのだから罪からも逃れたいと言う欲ばりセットだ。

悪を倒すと言う描写によって、殺人者と言う立場に陥った主人公が、証拠を隠滅して日常を取り戻そうと足掻く物語である。

この記事では、そんな「死体処理」と言うモチーフを扱った作品を紹介していく。

ちなみに、現実だと死体処理を行うのは、確実に犯罪者である。

●イギリスのシリアル・キラー、ジョン・ジョージ・ヘイグは「遺体がなければ殺人を犯しても罪にならない」と考え、1944年から被害者9人の遺体を硫酸で溶かした。

ですが、残ったのはわずかな脂肪、骨、胆石、入れ歯、等と硫酸を庭に捨てていた為に、1949年に警察に見つかり、最終的に死刑判決となった。

●メキシコでは、2009年に麻薬組織の遺体処理係サンティアゴ・メサ・ロペスが苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)で300体もの遺体を10年以上に渡って「処分」し続け、自称「シチューメーカー」を名乗っていた。

1体600ドルで対立するギャングの遺体を掃除していた彼は、逮捕されると死体処理は仕事と割り切っていたようだが、処理した遺体の遺族には謝罪したいと述べたそう。

●日本では、2009年に千葉市でパチンコ景品会社社長が知人二人によって殺害され、フッ化水素酸で溶かして処理されると言う事件が発生し、犯人は逮捕されてた。

犯人達は、知人から8万円でフッ化水素酸を売って貰ったとの事。

●2010年には、ホスト殺人事件で被害者の遺体が溶かされた。

捕まった犯人は「強アルカリ性の薬品を混ぜて、ずんどう鍋で煮沸、溶解させ、浴室の排水管に遺棄し、溶け残った骨を、あきる野市の秋川河川敷でハンマーで砕いて投棄した」と証言している。

●2016年の目黒の下水道で女性の遺体の欠片が見つかった事件では、交際相手が逮捕され、浴室で解体して下水や川に流したと供述してた。

●フランスでは、2015年に「ブレイキングバッド」の真似をして遺体を酸で溶かそうとした19歳から23歳の男女4人が逮捕されると言う事件が起きた。

被害者は23歳の女性で、ドラッグ絡みで6000ユーロの借金を返済出来ずに、暴行を受けた末に誤って殺され、遺体を酸で溶かされた。

犯人は、あまりの異臭に芳香剤を設置して誤魔化そうとしたとか。

●余談となるが、2013年に話題となったSPA!の記事では、プロはドラム缶のコンクリ詰めなんてせずに、もっと見つけづらくすると言う内容が衝撃的だった。

一つは、遺体を、砂利とガラとコールタールとを約3000℃の熱処理で混ぜて仕上げ、アスファルト合材に加工し処理プラントに遺棄する方法で、これはプラント業者とのツテが必要だが100万円ぐらいのコストで遺体を消せると言う。

もう一つは、ペットの移動火葬車が一台150万円で買えるので、40cm間隔で遺体をカットして90分間燃やせば何も残らないと言う物。

正直、どれを取っても恐ろしい事件や発想である。

当たり前だが、間違っても実際に真似しない様に!(そもそも、そんな状況に陥らない様に!)

あくまでも、創作のネタだからね!

OUT(2002)

<ストーリー>

東京郊外の深夜の弁当工場で働く雅子、ヨシエ、邦子、弥生。家庭崩壊、老人介護、カード破産、夫の暴力など、それぞれに問題を抱える彼女たちに大きな事件が起こる。

弥生の夫殺しに巻き込まれ、隠ぺい工作のため死体の解体作業をすることになる女たち。事件の秘密を知ったやくざと警察の執拗な追及が迫る中、彼女たちは、最悪の状況から抜け出すために、それぞれの人生への闘いを強いられていく……。

桐野夏生の傑作ベストセラー、ついに映画化!

怪物(2013)

<ストーリー>
世界を大きく揺るがす事件、事故、災害が相次ぐ現代社会。 何が正しく、何が間違いなのか。 我々の価値観にも、様々な修正や、問い直しが求められています。 この「怪物」は、そのような時代にふさわしい、極上のサスペンス&エンタテインメント作品です。

未解決のまま時効を迎えてしまった、少女誘拐殺人事件の犯人を追う刑事。だが彼は、その事件を解決させるため、別の事件の容疑者に協力を仰がざるを得なくなる。 容疑者の男は、これを機に犯罪をエスカレートさせていき、社会にとっての「怪物」と化していく・・・。

自らの正義を貫こうとして、結果恐るべき「怪物」の誕生に手を貸してしまった刑事の苦悩。 それは、予測不能の災厄に見舞われ、それまでの価値観を覆されてしまった我々現代人の自画像と言えるのではないでしょうか。

ブレイキング・バッド(2008)

<ストーリー>

ベテランプロデューサー、ヴィンス・ギリガンとマーク・ジョンソンの制作によるドラマ。主人公のウォルターは冴えない高校の化学教師だが、自身が末期がんに冒されていることを知った後、新しい人生に目覚める。かつては成功を嘱望される化学者だったウォルターだが、今はやる気のない高校生に授業を行うかたわら、洗車のアルバイトをして家計を助ける身。妻のスカイラーは、eBayでの売買でほどほどの稼ぎを得ていた。息子のウォルター・ジュニアは17才。意志の強い若者だったが、脳性まひに苦しんでいた。家族に残せるものがほとんどないことに気がついたウォルターは、新しい人生の目的に目覚め、愛する家族に財産を残すため犯罪に手を染めていく。

主人公と相棒が覚醒剤の売人に殺されそうになり、仕方なく殺して死体をフッ化水素酸で溶かして処理する描写がある。

劇中ではバスタブと床が融けて抜け落ちるが、実際に似た状況を実験で作り出すと、強烈な煙と異臭と熱が出て反応する物の、死体は完全に綺麗には溶けきらず、バスタブや床が侵食される事も無いのだとか。

実験には豚が使われた事は断っておく。

マイホームヒーロー(2017)

<ストーリー>

頼れる妻と、ちょっと反抗期気味だけど可愛い高校生の娘。鳥栖哲雄の人生はそれなりに幸せだった。娘の顔に殴打の傷を見つけるまでは。

「100万の命の上に俺は立っている」の山川直輝、「サイコメトラー」「でぶせん」の朝基まさしの異色コンビが描く、罪と罰、愛と戦いの物語、開幕!

1話目で、主人公が娘のクズ彼氏を殺害し、妻と共に証拠隠滅を目指すが、それを反グレやヤクザが探ってくると言う話。

死体を煮込み、解体し、下水道に流したり、植木鉢に入れて生ごみ処理の要領でバクテリア分解させようとする。

メランコリック(2019)

<ストーリー>

名門大学を卒業後、うだつの上がらぬ生活を送っていた主人公・和彦。ある夜たまたま訪れた銭湯で高校の同級生・百合と出会ったのをきっかけに、その銭湯で働くこととなる。

そして和彦は、その銭湯が閉店後の深夜、風呂場を「人を殺す場所」として貸し出していることを知る。そして同僚の松本は殺し屋であることが明らかになり…。

※この記事は、追記・編集していく予定です。

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