ストーリーが動き始めるターニングポイントが出来れば勝てる法則

歯車が噛み合う瞬間を描け!

良い物語には、必ず劇的なターニングポイントがある。

劇的なターニングポイントが無い場合、その物語は、少し地味とか、大人しいとか、分かりにくい印象を見る者に与えているだろう。

反対に、劇的なターニングポイントさえ描けていれば、その物語は大きな期待を持って、楽しく話を追って貰える。

劇的なターニングポイントだけでは、不完全だ。

だが、劇的なターニングポイントが無いと、物足りない。

そんな、重要な要素である「ターニングポイント」について解説していく。

ターニングポイントは「気付き」と「決意」で描け!

ターニングポイントとは、その一点からガラリと雰囲気が変わるポイントである。

どうして雰囲気が変わるかと言えば、物語で言えば主人公の気持ちが変化し、そこを境に行動が大きく変化するからこそ、作品が放つ雰囲気が変化する。

パラダイムで言うと、「切欠の時」「悩みの時」「決意の時」のワンセットを通したアクトで描く部分と、「危機の時」「絶望の時」「契機の時」のワンセットで描く部分の、大きく分けて二種類がある。

どちらも、主人公が気付きを与えられる出来事に遭遇し、何かに気付いて、決意を固めて行動を開始する準備が整う。

逆に、「気付き」と「決意」が無いと、劇的なターニングポイントが来る事は無い。

物語が動き出すからワクワクする

「気付き」と「決意」を描き、行動の変化によって問題解決行動を開始すると、物語は一気に面白くなる。

この、ターニングポイントで読者や視聴者が感じるワクワク感は、とても重要で、ターニングポイントの描き方が上手いと、他の要素がダメだったり、至らない部分があったとしても、途中までは確実に楽しんで物語を追わせる事が出来る。

だから、最高のターニングポイントは、最高のエンディングと同じぐらい大切だと言えるだろう。

なぜなら、最初のターニングポイントで「これは面白くなってきたぞ」と思わせないと、そもそも作品を見て貰う事が難しいからだ。

最初の重要ターニングポイント「日常から非日常へ踏み込む瞬間」

ここが面白く無いと、話にならない。

そして、ここは、出来れば早いうちに描きたい。

遅いと、それだけ作品の離脱率(視聴や読書を止めてしまう確率)が高まる。

だが問題は、早すぎてもワクワクする為の必要情報が足りずに、不発になる可能性がある事だ。

「日常から非日常に踏み込む瞬間」が、最初の重要なターニングポイントなので、日常の描写が出来ていないと、非日常が輝かないからだ。

分量目安

近年の連続アニメーションの場合は、30分番組なら第一話の終わりごろ、時間にして15~20分ぐらいの時点で、この重要なターニングポイントがある方が良いとされる傾向にある。

遅くても30分時点ではターニングポイントが来て欲しい。

3話分の1時間程度をかけるとすると、大分丁寧なスロースタートとなるが、ターニングポイント以外の読み進める動機となる面白い要素が無いと、大半は離脱してしまうだろう。

ターニングポイントが訪れるタイミングがもっと遅くなると、離脱率は更に跳ね上がっていく。

早すぎては駄目だが、遅すぎるのは、もっとダメだ。

有名作品に学ぶターニングポイント

ターニングポイントは、劇的なシーンの連続である事が望ましい。

そして、日常が非日常に侵食される、圧倒的な快感や不愉快さを描きつつ、それに主人公が立ち向かうのを思い浮かべよう。

上手いターニングポイントは、構成する要素によって象徴される事柄が、第一話のサブタイトルになっている事が多い。

機動戦士ガンダム「第一話 ガンダム大地に立つ!!」

ガンダムの場合、主人公のアムロが、それまで平和に暮らしていたのに、急に戦火に巻き込まれた末にガンダムに乗り込み、襲ってきたザクに立ち向かう。

サブタイトルが劇的な瞬間を表しているのが、とても分かりやすいだろう。

鬼滅の刃「第一話 残酷」

鬼滅の刃の場合、主人公の炭治郎は、ある日鬼に家族を皆殺しにされてしまい、さらに唯一生き残った妹の襧豆子が鬼に変貌し、襧豆子を救う為に鬼退治をしないといけない状況に追い込まれる。

炭治郎は、妹の為に鬼狩りになる決意をして、2話以降は行動が劇的に変化する。

サブタイトルが抽象的にターニングポイント全体を表しているのは、珍しい。

コードギアス 反逆のルルーシュ「STAGE1 魔神 が 生まれた 日」

コードギアスの場合、主人公のルルーシュが、レジスタンスと軍の争いに巻き込まれ、その中でギアスと言う能力を運命的に手に入れ、妹のナナリーの為に世界を作り変える決意をする。

サブタイトルで、主人公が能力を手にいれて決意を固めた事で、魔神として以降は振る舞う事が分かる。

新世紀エヴァンゲリオン「第壱話 使徒、襲来」

エヴァの場合、シンジ君がエヴァに乗る決意を固める事で、一気に物語が動き出す。

サブタイトルでは、シンジ君がエヴァに乗る切欠となる出来事が簡潔に表されている。

ラブライブ!「#1 叶え!私たちの夢――」

ラブライブ!では、主人公達がスクールアイドルになる事を決意し、手始めにアイドル部設立の為に行動していく。

サブタイトルを見る事で、この作品が、最終的に主人公達が「私たちの夢」を叶える為に努力していく物語であり、夢がターニングポイントでは重要な役割を果たしている事も分かる。

終わりに

今回は、重要なターイングポイントについて軽く触れた。

この、ターニングポイントが面白そうだと、作品は面白そうに見える。

仮に、面白そうなターニングポイントしか無い状態でも、その前後を構築する事で、ターニングポイントのワクワク度に引っ張られて、ある程度は面白さを担保した作品になりやすい。

もし、作品の魅力が足りないと悩んでいる時は、是非、ターニングポイントを重点的に物語を作り始めて見て欲しい。

また、上に挙げた例以外にも、様々な作品のターニングポイントを見る事で、なるほどとなるテクニックやパターンが見えてくる筈だ。

自分の好きな作品のターニングポイントを見てみて欲しい。

じゃあ、今回はこの辺で。

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