『GAOMON/S630』をレビューするぞい【中華ペンタブレット】

PCでもandroid機でも動く初心者向けのペンタブ入門機

まず最初に断っておく。

私は、それなりに長く使っているワコム製品愛好者だ。

と言っても、ヘビーな使い方はしておらず、使用用途としては、Adobe製品等による画像の編集や、簡単なお絵描きと言った感じになる。

液タブは「Cintiq Companion 512GB SSD DTH-W1300H/K0」を、

板タブは「WACOM Intuos3 A5サイズ クリスタルグレー PTZ-630/G0」を、

それぞれ現役で愛用している。

そんな状態で、この

「GAOMON ペンタブレットS630 8192筆圧電源不要ペン付き 266PPS反応速度 Android対応5×3.18インチお絵描き板タブ」

を使ってみた感想とレビューとなる。

結論「十分使える」

最初に結論から言うと、この製品は値段相応の性能とクオリティがあると言える。

以下、詳しく書いていく。

読むのがダルイ人は、動画でどうぞ。

客観的に見て

まず、見た目は、正直言って安っぽい部分がある。

ボディの質感、サイズ感、盤面のキャラクターのプリント、どれを取っても高級感では売っていない。

キャラのプリントは好き嫌いが分かれると思うが、カジュアルな雰囲気になる以外は特に害は無く、むしろ安っぽい見た目を軽減しているとさえ言える。

iPadminiの様なサイズ感で、非常に軽く、持ち運びが苦になる事は無い。

android機に繋ぐと電源を供給されて使用出来るので、多少バッテリーは食うかもしれない。(長時間使用に関しては未確認)

ペンは充電不要で、マウスの左右ボタンが柄に付いている良くあるタイプだ。

お尻に消しゴムが付いているタイプでは無いので、かなりシンプルな作り。

(一応、ワコムのペンが反応するか試したが、全く反応しなかった)

写真1:外箱。配送時は、更に梱包用の専用箱に入った上で黒いビニール袋に包まれて水濡れ対策までされて届いた。ちなみに下にひいてる紙はA4サイズ。

写真2:内容品。(同社別製品についてたお絵かきの友、二本指手袋は、これには付いてこないみたい。残念)

android機に接続すると、ドライバのインストール等も不要で、即、PCポインタの様なマークが出てきて、マウスの様に使用できる。

動画1:clipstudioに試し描き。普通に使える。だが、右半分は仕様で使えない。左半分でスマホの縦画面サイズになるみたい。

WindowsのPCに接続する場合は、同系統製品のドライバをアンインストールした後で、サイトからダウンロードした専用のドライバをインストールすれば、すぐに使えた。

(アンインストールを面倒がったらどうなるかは、未確認)

どちらも、全く困る事も戸惑う事も無く、説明書が無くても慣れている人なら感覚だけで接続できる。

動画2:Photoshopに試し描き。普通に使える。

動画だと分かりにくいが、筆圧感知も素人目に悪く無く、Photoshopやclipstudioで使っても、ペンの「入り抜き」まで、ちゃんと感知する

電源接続した事を示すライトの点灯も分かりやすく、ショートカットキーの場所は独特だが、キー内容のカスタマイズが可能な物理キーなので、普通に使えた。

写真3:android機と接続。(画面外に出てるけど、コードは割と余裕がある)

ショートカットはタブレット上部左右に2つずつ。右は拡大と縮小が割り当てられていた。左は未確認。

滑り止めのゴムがちゃんと引っかかるので、重量は軽いが描いていて動く様な煩わしさは感じないのも良い。

軽い為、持ったり抱え込んでも苦にならなそう。

写真4:裏面。滑り止めのゴムがしっかりある。ちなみに、接続コードは、素だとUSBで、付属のコネクタで変換するとUSBCになる。本体とコードが外れるのは、地味に片づけやすくて良い。

ペンの描き心地は、ペン先も盤面もプラスチック質で多少滑る

筆圧をかけると薄っすらざらついた感触があり、一応の描いてる感はあるが、人によっては摩擦が足りなくて物足りないだろう。

でも、それはペンタブ製品全般に言える難点でもある。

例の如く表面に紙をテープでペタリと貼ると、描き心地が段違いに紙に書いている質感に近づき良くなった

写真5:インティオス3とのサイズ比較。表面に貼った紙が、大体の描画可能領域(キャラクターに紛れているけど、ちゃんと範囲の目印が素の状態でもある)。インティオス3のA5サイズ内に本機はすっぽり入るぐらいのサイズ差だと分かる。

悪い所、気になる点

一つ気になったのは、上の一つ目の動画を見れば分かるが、肝心のandroid機に繋いだ時の挙動で、android機に繋ぐと、PCで使用出来る描画範囲の左半分しか使用出来ない

android機を横にしたら全画面で使えるのかと期待したが、横にしても左半分しか反応しない為、android機は縦画面で使う事が前提の様だ。

スマホ画面を横にすると、画面の左半分しか触れなくなって、使用できる書き込み範囲が半分の半分になる。

この仕様は、素直にイケてない。

(仮に、設定の変え方があるなら、誰か教えて!)

なので、android機のイラストアプリで、大画面で描ける事を期待していると、痛い目を見るかも。

そもそも

スマホの画面より大幅に使用可能盤面が大きいわけでも無いので、あくまでも「手で隠されずにペンでスマホに絵を描ける」事に大きな価値があるので、そこに価値を感じない人は、そもそも対象になっていない。

まあ、ペンタブって、そういう物だよね。

注意点

SamsungとSonyのスマホは、一部カーソルが出ない可能性があるらしい。

他にも、機種が対応していない物があるかもしれないので、その点は注意しよう。

ちなみに、私のスマホはTCLと言うandroid機で、普通にカーソルも出たし問題なく使えた。

あと、説明書が14か国語で1言語4ページしか無く、まあ、困らないのだがダウンロード出来る取説は英語のみで21ページあったりする。

総評

描画入力可能範囲が、縦8㎝×横13㎝(スマホだと、横がおよそ半分)のサイズとは言え、この価格帯で手軽に手に入るのには、素直に驚いた

現役で使っているペンタブのイメージが強いから、価格破壊の安さに感じる。

ワコム愛好者なので、ワコム製品の持つ高級感や使い心地は、やはり強烈だと思うが、試しにペンタブを使ってみたいと言う人なら、この価格でしっかりとした機能を備えている点では、これで十分に感じる。

中華ペンタブレット(それも、ミニサイズ)と言う事で、どんな物かと思ったが、十分、普通に使えるアイテムだった。

今回レビューしたペンタブの会社、GAOMONさんは他にも、こちらも価格破壊の21.5インチ液タブ「GAOMON PD2200 21.5インチ92%NTSCフルラミネーションディスプレイ液晶ペンタブ 傾き検知機能+筆圧8192レベル充電不要のペン+8タッチキー付き」等を出している。

ワコムで同サイズの液タブを買おうとすると、10万円を超えてくるので、液タブの体験機としても、中華タブレットは十分検討に値すると感じた。

この記事が、ペンタブ購入を検討する際の、参考の一つになれば幸いだ。

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