SF・ファンタジー世界観のリアリティを上げる方法【存在を自然にせよ】

自然にするとリアリティが上がる

不自然な所があると、人は違和感から「人為的」と感じ、リアリティが欠けると感じる。

なら、リアリティを上げる為に、色々な物を自然にすればいい。

だが、リアルな世界観じゃない場合、例えばSFやファンタジーの要素を入れ込むと、それだけで不自然となり、リアリティが下がってしまう。

そこで、今回はSF・ファンタジー設定にリアリティを付与する、いくつかの方法を解説する。

ミッシングリンクでリアリティアップ

どんな物でも、そこにある理由が示されれば、存在が許される。

オーパーツやオーバーテクノロジー

どんなに不自然な存在でも、ミッシングが設定されると、途端に世界観に馴染む事が出来る。

これだけで完璧ではないが、例えば、ファンタジー世界に銃や核爆弾を出したかったら?

古代文明の遺産と言うのは、ポストアポカリプスではお約束だ。

過去から現代に続く間に何があったのかは不明だが、失われた歴史がある事が告げられると、その点は許容される。

他所からもたらされた異物

何も歴史的背景が無くても、別のところから持ってきたと言う設定は、違和感がある存在の根拠となる。

空から落ちて来た、宇宙人がもたらした、異世界から転送されてきた、だから一点物で存在が不自然なのが自然と言える。

歴史的背景

ご都合主義には、限界がある。

そうなると、その世界観に根差した設定を作った方が自然な状態に出来る。

その際、考えるべきポイントがいくつもある。

発明の必要性

道具でも技術でも魔法でも、それが発明された段階で、必要に迫られた歴史背景が存在する。

何を便利にしようとして、それが作られたのかだ。

最適な材料

発明された「それ」は、その世界観にあって自然な材料で構成されている。

例えば、SFなら地球に存在しない未知の合金が使われているかもしれないし、ファンタジーならドラゴン等の架空の生物由来の素材が使われるかもしれない。

発明可能な文明・技術レベル

例えば、古代や中世を舞台とする場合、電車や電話の存在は不自然に思えるだろう。

文明や技術のレベルが必要量に達していない発明は、どうしても出したい場合はレベルを補完する存在を提示する必要がある。

例えば、SFなら遥かに技術力が進んだ宇宙人・未来人等の協力や、テクノロジーに触れる機会を得る事でレベルが飛躍的に上がるし、ファンタジーなら技術で解決不能な機能を、魔法やマジックアイテムと言った未知の技術で補完する事で問題を解決出来る。

量を考えた最適運用

例えば、希少なアイテムを大勢が持っていたら、おかしいのが分かると思う。

希少な物は、少なく、手に入りにくい上に、機能レベルが高い、だから希少となり価値が上がる。

その世界で「木」が希少なら、木の製品は少ないし、木を製品として加工する事がそもそも贅沢か、悪いとされるかもしれない。

木が希少なら、木造の船は作れないだろう。

そうなると、水上の移動が制限された世界になるかもしれない。

状況を考えた最適運用

鉄も木もあるし、技術レベルも高い。

そんな世界なら、蒸気機関が開発され鉄道が町を繋いでいても良いかもしれない。

だが、もし、人が対処不能か、対処困難なモンスターが世界に溢れていたら?

線路を、そもそもどうやって敷いたのだろう?

線路が旧時代の遺物の流用だとしたら、今度は、どうやって維持しているのかと言う疑問が湧いてくる。

モンスターを寄せ付けない工夫がされているのか、必死に守っているのか、そう言った設定はリアリティアップには重要となる。

現在に技術レベルや材料が無ければ、現存する物を大事に使う必要がある。

人は低きに流れていく

大半の人の意識レベルは、低いと考えて良い。

低い位置からスタートして、成長と共に高くなっていくのだが、高いレベルに達する人の方が少ないのは自然だろう。

そうなると、一定の状況が訪れる度に、多くの人は短期的な生き残りを優先した行動を取る。

儲けるから、危険だから、面白いから、楽だから、怖いから、そう言った感情優先の行動は、世界観に圧倒的なリアリティを付与する事になる。

例えば、管理出来ていない線路は、鉄泥棒の餌食になる事は現実でも起きる。

SNSにバカな書き込みをしたり、犯罪動画を自らアップロードして逮捕される様な人も、大勢いる。

ロジカルに考えたり、意識がその人よりも少しでも高いレベルにあると理解出来ない様な事をしてしまうのが人だ。

これが危機的状況になれば、意識は低い方へ低い方へと流れて行ってしまう。

ホラーやモンスターパニックを描いた作品だと、暴徒と化したり、良く分からない宗教が始まったり、普段だったら取らない行動に、人は走る。

危機によって短期的にも生存が危ぶまれる場合、短期的でも生き残る確率が高くなりそうな行動を取りたくなるからだ。

自然は自然に取り込もうとする

自然は、あらゆる物を自然に取り込もうとする習性がある。

人が自然を危険だと感じるのは、自然に取り込む終着点が「死」にあるからだ。

これは、あらゆる物に当てはまる。

文明が自然に取り込まれると、自然が侵食した古代遺跡が誕生する。

ポストアポカリプスでは、高層ビルや町全体が緑で覆われたり、鉄骨が腐食して崩れたりと言った描写があるだろう。

ピラミッドは砂に埋まり、古墳は木々に隠され、そうやって自然は必ず、生物の管理を離れた存在を自然に取り込む。

終わりに

以上の、設定する際に気を付けた方が良いポイントを意識すると、SFだろうがファンタジーだろうが、圧倒的なリアリティを得る事が出来るだろう。

これは、何も発明や技術だけでなく、文化・文明・宗教と言った物にも当てはまる。

要は、人が作り出す物全般が、これらの法則に支配されている。

  • オーパーツやオーバーテクノロジー
  • 他所からもたらされた異物
  • 歴史的背景
  • 発明の必要性
  • 最適な材料
  • 発明可能な文明・技術レベル
  •  量を考えた最適運用
  • 状況を考えた最適運用
  •  人は低きに流れていく
  • 自然は自然に取り込もうとする

設定にリアリティが足りないと感じる時は、当てはまりそうな物に注意してみよう。

この記事が、リアリティアップのヒントになれば、嬉しい限りです。

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