なぜ最初の方で「ログライン」を作る様に言われるのか

ログライン作成がもたらす効能

ログラインを作れと言われた事がある人、どれぐらいいます?

実際に、創作プロセスでログラインを作ってる人、どれぐらいいますか?

今回は、どうしてログラインを作った方が良いのか、最初に作るとどんな得があるのか。

その辺を説明します。

ちなみに、参考までにですが、私はログラインは毎回作る派です。

ログラインとは?

ログラインとは、ログラインが分かれば、物語の本質が分かると言う話でも過去に紹介したが、端的に言えば。

  • 一言で、どんな話なのか?

を表した短い文章を指す。

もう少し具体的に言うと

  • 1~3行程度で物語の要点を説明する物

であり、その構成要件は、

  • 「誰が」「どういう状況で」「葛藤を持って」「何をする」

を端的に書き出したものだ。

これらは、作品の基本コンセプトとも言える。

ログライン例

例えば、ダイハードでは、

  • タフで不運な警官が、別居中の妻に会いに行くと、妻の勤める会社ビルがテロリストに占拠されてしまい、どうにか妻を救おうとテロリストと戦う話。

的な感じになる。

内容を既に知っているなら、なるほどと分かるだろう。

映画を未履修だとしても、どんな映画なのか分かる筈だ。

ログラインの利点

構成要素の把握が出来る

ログラインを作ろうとすると、

  • 「誰が」「どういう状況で」「葛藤を持って」「何をする」

と言う要素を、嫌でも意識する事になる。

それらが分かっていないと、作っていないと、ログラインを作りようが無いからだ。

これらの認識は、

  • 「誰が」=登場人物
  • 「どういう状況で」=世界観
  • 「葛藤を持って」=主人公が抱える問題
  • 「何をする」=主人公の問題解決行動

と言う風に言い換える事が出来る。

構成要素の自然な繋がりの把握が出来る

  • 「誰が」「どういう状況で」「葛藤を持って」「何をする」

これらを考え、組み合わせる時、繋がりを考える筈だ。

登場人物は、その世界観にいる事が自然であり、問題を解決しないといけない立場にいて、その為には行動を取り続ける必要がある。

これらの、要素の自然な調和は、強固な物語には必要不可欠だ。

中心になる要素の把握が出来る

あなたは、恋愛要素のある物語を書きたい。

同時に、バトル要素のある物語にもしたい。

更に、推理要素も入れたい。

そんな風に入れたい要素が複数に、複雑になってくると、どれが主役の要素か分からなくなる事がある。

そんな時は、ログラインを作ろう。

ログラインには、限られた要素しか入れられない。

あなたが入れて見て、納得した要素こそが、その物語の中心だ。

中心が分かれば、その周囲に入れたい要素を絡ませて入れれば、その物語はきっと面白くなる。

中心が無い状態で書き始めると、作者でも何を中心にすれば良いのか分からなくなる時がある。

そんな時に、ログラインは助けてくれる。

「その物語の中心は、これですよ」とね。

問題解決行動を決められる

これが苦手な人は、とにかく多い。

劇中に問題が起きない、問題が起きても行動を起こせない。

そんな事は、ザラにある。

でも、ログラインを作るには、これらを認識し、抽象的にでも設定する必要がある。

すると、その物語を前に押し進め、面白く彩る事になる「主人公が解決しないといけない問題」と「主人公が問題解決の為にとる基本的な行動」が、把握できる。

中心となる葛藤を考える機会になる

葛藤を入れる、葛藤させろ、葛藤が足りない、皮肉な状況を作れ、もっと皮肉を利かせろ。

こんな言葉に苦しめられている人は、結構いるだろう。

葛藤が無いと、物語は面白くならない。

でも、葛藤なんて抽象的なモノ、どうすれば良いのかよく分からない。

そこで、正しくログラインを考えると、どうなるか?

物語の中心となる主人公の問題解決行動が見えやすくなると言う事は、その行動を取らざるを得ない状況や、それを避けたい理由、そう言った要素を考えやすくなる。

それは、物語の中心にくる葛藤で、それ1個が決まっていれば、物語は全体的に、その葛藤に従えば面白くなる。

例えば「ダイハード」の、

  • タフで不運な警官が、別居中の妻に会いに行くと、妻の勤める会社ビルがテロリストに占拠されてしまい、どうにか妻を救おうとテロリストと戦う話。

と言うログラインなら、主人公が「テロリストと戦う」「あるいは妻を救出する」と言う問題解決行動がログラインから読み取れる。

葛藤を考えるなら、この状況を、より主人公に厳しく、他人事として面白くしてやる事だ。

妻一人を救うよりは、テロリストを倒す方が大変で、より正義の味方的だろう。

主人公は特殊部隊では無く、非番の普通の警官の方が、より大変そうだ。

仲間がいるよりも、主人公が孤軍奮闘する方が、解決が難しいだろう。

でも、普通の警察官が、それを全てやってのけたら?

その内容が納得出来るのなら、面白いし、見てみたい筈だ。

こうやって物語の中心の様を見ながら、事前に葛藤を考え、それを大きく出来るのは、ログライン作成の大きな利点となる。

終わりに

ログライン作成の効能は、他にもまだまだあるだろう。

だが今回は、この辺で。

この記事が、創作の助けになれば幸いだ。

暑いから体調には気を付けてね。

じゃあ、またね。

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