【その2】物語世界の広がり方についての解説

物語世界の広がり方にはパターンがある

【その1】物語世界の広がり方についての解説の続き。

番外:マスコットがいると、キャッチ―さが増す

作品のアイキャッチにも使える様な、【マスコット】的なキャラクターが仲間になる事がある。

チームのムードメーカーや、動物的本能によって勢力のどちらが正義かを分かりやすくする等の役割もある。

8:主人公の先人の存在

【主人公】と似た立場に陥った事がある先人の存在は、作品を分かりやすくする為にも、面白くする為にも重要な要素だ。

分かりやすい例では、

  • 【主人公の先人】:Fate/衛宮切嗣、FF7/ザックス

とか、そんな感じだ。

9:敵に協力する雇われ兵士

味方となるグループが内と外にいる様に、敵となるグループも内と外に存在する。

だが、雇われている敵の協力者は、契約によって敵に手を貸しているだけの事が多く、状況によっては味方になるキャラクターが含まれる事になる。

敵として出会うが、一度味方になれば心強い味方になる様なキャラクターが所属するグループだ。

分かりやすい例では、

  • 【傭兵(表支配協力実行者)】:Fate/ライダー、FF7/タークス

とか、そんな感じだ。

10:中立の勢力の存在

世の中、白黒で全てを分けられる物では無い。

2勢力の熾烈な争いが起きていても、そのどちらにも与しないグループも、当然存在する。

この中立のグループは、どちらの勢力にもただではやられない、そんな力を持っている。

永世中立国としてスイスが有名だが、ああ言った様な何らかの強みが無いと、中立を維持する事は出来ない。

そんな強さを持つ中立勢力だが、2勢力の争いに巻き込まれる事となる。

そうなると、中立勢力に所属する登場人物は、損得や倫理観等の価値観に従って、どちらかの協力関係か、あるいは敵対関係を持つ事になる。

分かりやすい例では、

  • 【中立実行者】:Fate/キャスター、FF7/ユフィ

とか、そんな感じだ。

11:敵に過去に滅ぼされた存在

主人公が戦う敵は、主人公以外に対しても、主人公にするのと同じように攻撃する。

なので、過去に完全に潰したグループがあったり、間接的に虐げられたり、捕まったり、実験材料にされている様なグループが存在する。

この、既に滅ぼされた勢力には、生き残りがいて、彼らは独自の力や技術を持っている事がある。

敵は、その力を恐れたり、独占する為に、その勢力を攻撃する事もある。

ただの被害者である場合、その事件の被害者となった事が、そのキャラクターを特別にする要因となる。

分かりやすい例では、

  • 【特別な生存者】:Fate/衛宮士郎、FF7/エアリス

とか、そんな感じだ。

12:真の敵の登場

ここまで世界が広がると、【主人公】の投じる戦いの全貌が見えてくる。

すると、本当に倒すべき相手が、実は最初に【主人公】を襲った【敵(表実行者)】では無い事が分かってくる。

【真の敵(裏実行者)】は、最初の方からミステリアスな存在として登場している。

だが、本格的に関わり始めるのは、かなり物語的に後半になってからと言える。

すでに登場している人物が、実はと言う事もあるし、名前や存在の影が出てくるだけで実際に出て来ない事もある。

このキャラクターは、【反主人公】とでも言える存在と同一の存在として描かれる事も多い。

【反主人公】とは、【主人公の先人】とは別のパターンの、あったかもしれない主人公の姿を象徴した存在だ。

分かりやすい例では、

  • 【反主人公】:Fate/ギルガメッシュ、FF7/セフィロス

とか、そんな感じだ。

13:裏から世界を支配する真の支配者

【真の敵(裏実行者)】の存在が判明する事で、世界の裏側が判明してくる。

【真の敵(裏実行者)】さえ、時には誰かの手下に過ぎない。

すると【真の敵(裏実行者)】に命令を出す、【真の敵のボス(裏支配者)】の存在が明らかになる事もある。

多くの場合、『裏支配勢力』の勢力圏は、思いも寄らない広さや、強さがあり、ずっと敵の手の平の上で戦っていた事に気付く事もある。

そんな強大な敵に、どうやって対抗知れば良いのか?

14:真の敵を知り、抵抗してきた人々と、実験の被害者

『裏支配勢力』の勢力圏内で戦っても、勝ち目は薄い。

真の敵に勝利するには、敵の存在を知っていて、その外側にいて、負けない程度の力を持ったグループの協力が必要になる。

『裏対立勢力』が存在する事もあれば、『滅亡勢力』の生き残りが実は、力を隠し持っている事もある。

また『裏支配勢力』は、世界を支配したりするために、力や技術を求めていて、それを手に入れる為に非人道的な実験を行っている事がある。

そうなると、実験には【黒幕】とも言える【実験者】と、その歪んだ欲望によって苦しめられる【実験被害者】が存在する。

【実験被害者】の様な立場のキャラクターは、『滅亡勢力』や『裏対立勢力』等に属していて、【真の敵】と戦う際に大きな力を貸してくれる事があるが、場合によっては力を得た為に力に溺れたり、復讐に狂う等によって【真の敵】として暗躍する事もある。

作品によっては、【主人公】が実は【実験被害者】だったなんて事もある。

これらで分かりやすい例では、

  • 『裏対立勢力』:Fate/ロード・エルメロイII世、FF7/古代種(セトラ)
  • 【実験被害者】:Fate/間桐桜、FF7/セフィロス、クラウド、エアリス
  • 【実験者】:Fate/間桐臓硯、FF7/宝条、ガスト

とか、そんな感じだ。

15:最も根源にある、前提と元凶の存在

更に、『裏支配勢力』の外側には、全ての元凶となる存在がいる。

全ての元凶となる存在は、その前提となる力を求めるのが、基本となる。

分かりやすい例では、

  • 【前提存在】:Fate/聖杯、FF7/ライフストリーム
  • 【元凶存在】:Fate/聖杯の泥、FF7/ジェノバ

とか、そんな感じだ。

終わりに

今回は、この位で。

作品世界の広がり方の例としては、何となくパターンとしては分かった部分があったのでは無いだろうか。

グループの関係や、枠の形、位置、状況次第で位置が変わるキャラクター等、作品によって違いは大いにあるが、だからこそ共通点は見えてくる筈だ。

自作や、好きな既存作でこう言った図表を真似して作ると、作品世界を俯瞰して見る事が出来る力が鍛えられるだろう。

一応、繰り返しになるが、世界観のパターンの一つなので、全ての物語に当てはまる物では無い。

創作の参考になれば幸いだ。

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