【物語の必須要素】「アクション」と「リアクション」を解説

行動するか、反応するか

登場人物は、必ず行動する。

それは、アクションとリアクションに分けられる。

それには、更に種類がある。

今回は、その辺をパラダイムと絡め、少し深堀りする。

思考のアクションとリアクション

思考にも、アクションとリアクションがある。

アクションは、情報を集める、組み立てる、計算する、みたいな論理的思考で、リアクションは、感情による直感的思考と言う風に分けられる。

これも、どちらも重要だが、物語の劇中で問題解決に向けて動くのなら、論理的思考を排除する事は出来ない。

例え、主人公が馬鹿な考え無しでも、問題解決に導く頭の役割をするキャラクターがいない事には、問題解決に向けた行動を取らせる事が困難となる。

行動のアクションとリアクション

行動を分ける切り口としての、アクションとリアクションだ。

(※行動が、そもそもアクションと言う意味でややこしいが、『登場人物の行動全般』と言う意味だと、この記事では受け取って欲しい)

どちらも、登場人物に動きをもたらすが、これらは明確に違う物だ。

アクションは、登場人物自身の中に目的や目標があって、それに向かう為に行う動作だ。

リアクションは、登場人物の外に特別な情報や出来事があって、それに対して行う動作になる。

なので、同一の行動でもアクションとリアクションで意味が変わって来る。

例えば、「殴る」と言う行動は、アクションの場合、対象を意図的に殴る事になる。

これがリアクションの場合は、対象を意図せず、反射的に殴ってしまう事になる。

「旅」でも、行動の場合は、何かしらの目的地や目標物に向かって自主的に行うのがアクションだが、リアクションになると嫌な事から逃げる為に旅に出る様な事になってしまう。

会話のアクションとリアクション

会話も、立派な行動だ。

登場人物が会話をする際、何を目指しているだろうか。

アクションの場合、その会話には目的があり、情報を引き出したり、相手を思い通りに動かそうとしたりする。

リアクションの場合、質問に答える等、相手に情報を与える事になる。

行動結果のアクションとリアクション

実際に行動をすると、何が起きるか?

行動した結果が得られる。

行動に対して、成功と失敗が必ず発生する。

行動結果に対するアクションは、分析、改善、と言ったここまでのアクションに対して、再び思考と行動でアクションをする事だ。

PDCAサイクルを回す感じだ。

Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)と言う奴だ。

一方で、行動結果に対するリアクションは、成功への歓喜や、失敗への失望と言った、感情的な反応になる。

パラダイムをアクションとリアクションで見ると

パラダイムをアクト(プロローグ等の括り単位)で見ると、各アクト毎に主要なアクションかリアクションが存在する。

プロローグ本編の前提説明パート
日常の時日常の世界の中での『アクション』や『リアクション』
切欠の時非日常の世界への誘いへの『行動のリアクション』
悩みの時日常の世界と非日常の世界を比較する『思考のリアクション』
決意の時非日常の世界へ行く決意をする『思考のアクション』
試練の時非日常の世界で問題解決を目指す『行動のアクション』
危機の時非日常の世界で不意打ちを受ける『行動のリアクション』
絶望の時非日常の世界で大事な物を喪失する『思考のリアクション』
契機の時非日常の世界で大事な事に気付く『思考のアクション』
解決の時非日常の世界で問題を解決する『行動のアクション』
エピローグ新しくなった日常の世界の中での『アクション』や『リアクション』

と、大体、こんな感じだ。

こうして見ると、分かる事がある。

物語の中の問題解決行動とは『行動のアクション』を考える事であり、これを考える事で、そこに必要な物を考えて行く事に繋がるから、物語を考える時に有利に働くと言う事だ。

逆に、行動のデザインが苦手な人は、『リアクション』で物語を進めようとしてしまう

すると、パラダイムで言う「決意の時」や「試練の時」を描く事が、非常に難しくなる

だから、物語の前半では筆が進むのに、徐々に筆が走らなくなると言う現象に見舞われるのだ。

物語を完成させられない原因の多くは、決意の時にある『主人公が思考と行動でアクションをする事で超えられる壁』を超えられない事にある

主人公に問題解決に繋がるアクションをさせられないから、劇中でどんなに旅をしても、戦っても、会話をしても、劇中で成功を掴んでも、ピンチに陥っても、物語の中心となる問題も、行動も明瞭に見えて来ない事で、物語は中々前に進んで行かないと言う訳だ。

終わりに

アクションとリアクションについて、パラダイムも交えて簡単に解説した。

リアクションは、キャラの設定が出来ていれば、自然と状況内で、それっぽく反応させる事が出来る。

だが、アクションに関しては、行動をデザインする為の要素が固まっていないと、とても決め辛い物がある。

行動のデザインの大切さ、中でも、リアクションと併せて、必ず、問題解決に繋がるアクションをデザインする事の重要性の気付きに、この記事が多少なりとも繋がれば幸いだ。

1回のみ
毎月
毎年

一度だけ寄付する

毎月寄付する

毎年寄付する

金額を選択

¥500
¥1,500
¥10,000
¥500
¥1,500
¥10,000
¥500
¥1,500
¥10,000

またはカスタム金額を入力

¥

寄付していただきありがとうございます。

寄付していただきありがとうございます。

寄付していただきありがとうございます。

寄付月単位で寄付する年単位で寄付する
スポンサーリンク

コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください