「眠り、睡眠、寝る」モチーフ作品特集

疑似的な死か、生理現象か

人は、およそ人生の3分の1は眠って過ごすのが一般的だ。

あまりにも身近な、身体に休息を与える眠ると言う行為。

だが、これはモチーフとして見ると「死」の香りが漂い始める。

眠る事とは、蘇る事が約束された疑似的な死と言える。

だから、永遠の眠りと言う言葉は、そのまま死を意味するし、死を永眠とも言う。

眠りは、一時的な死だ。

眠りと共に、起床や覚醒と言う概念があるからこそ、生き返るとか蘇ると言った概念も生まれた。

眠りとは、そういうモチーフなのだ。

この記事では「睡眠」をテーマとした作品を紹介していく。

大いなる眠り(1984)

<内容>

大いなる眠りにつけば、それらは関わりのない事だ…
『さらば愛しき女』に次いで、ロバート・ミッチャムがフィリップ・マーロウが好演。

ある日、ロンドン郊外に住むスターンウッド将軍(J・スチュワート)の家に招かれた私立探偵マーロウ(R・ミッチャム)。道中ものすごいスピードで抜いていったジャガーを運転していたのは、将軍の次女カミラ(C・クラーク)だった。大富豪の将軍は、本屋を営むガイガーからカミラの件で脅迫されており、その解決をマーロウに依頼した。帰り際に、長女のシャーロット(S・マイルズ)が現れ、1ヶ月前に失踪した夫リーガンの捜索を依頼されたのかと聞いてきた。
ガイガーの古書店を訪ねたマーロウは、裏でエロティックな本を貸していることを突き止める。ガイガーの家を見張っていると、カミラのジャガーが前に止まった。家の中から銃声が聞こえ、マーロウが進入すると額を撃ち抜かれたガイガーの死体と全裸で写真を撮られ、茫然自失となっているカミラの姿があった。
翌朝、オフィスでシャーロットがマーロウを待っていた。カミラのヌード写真を取り戻したいなら今夜中に1万ポンド払え、という脅迫が届いたことを伝える。シャーロットは1万ポンドは、カジノの経営者マース(O・リード)に相談すると言う。マースの妻とリーガンが駆け落ちしたため、両者の間には義理がある様子だった。
錯綜した人間模様と愛憎、そして欲望。その渦中に投じられたマーロウが謎の核心に迫っていく。

豪華キャストで描くチャンドラーの名作ブルーレイがスペシャル・プライス盤で再登場。

獣たちの熱い眠り(1981)

<内容>

親友のテニスクラブオーナー中田の依頼で、長崎の新設クラブのコート開きに顔を出した人気絶頂のプロ・テニスプレーヤー三村浩司は、その夜かなり酩酊して、誘われるまま鳥飼陽子の店で同席したジューンという女を抱いた。帰京した三村を見知らぬ客が待ち受けていた。岸井と名乗るその男は、三村とジューンの情事の写真を突き出し、示談金3000万円を支払えと脅迫する。だが、約束の日、岸井と会った三村は、怒りにまかせて鉄拳をふるい、1 0 0万円の小切手を叩きつけた。たちまち週刊誌に書きたてられるスキャンダル記事。人気プレイヤーにとって致命的なダメージ。しかもプレーヤーの資格停止。怒りに燃えた三村は、法律によるナマぬるい解決法を蹴って、自らの力による決着をめざし、事の発端の地である長崎へ飛んだ。

蝶の眠り(2017)

<内容>

売れっ子の女性小説家・涼子(中山美穂)は、自分が母と同じ遺伝性アルツハイマーに侵されていることを知る。死を迎える前に、何かをやり遂げようと考えた涼子は、大学で文学の講師を務めることを決める。講義の初日、学生と訪れた居酒屋でアルバイトをする韓国人の留学生チャネ(キム・ジェウク)と出会い、涼子は最後となるかもしれない小説の執筆を手伝わせることに。愛犬の死により正気を失う涼子、そこへ駆けつけたチャネといつしか二人は年齢の差を超えて恋人のように惹かれ合っていく。病が進行するにつれ、涼子は愛と不安に苛立ちの中、チャネとの関係を清算しようと決意するのだが、その思いは到底チャネには受け入れがたいものであった。

凪のあすから(2013)

<内容>

その昔、人間は皆、海に住んでいた。でも、陸に憧れた人たちは海を捨てた。海で暮らせるように海神様がくれた、特別な羽衣を脱ぎ捨てて…。海で暮らす人、陸で暮らす人、住む場所が分かれ、考え方は相容れずとも、元は同じ人間同士、わずかながらも交流は続き時は流れた。海底にある海村で暮らす先島 光、向井戸まなか、比良平ちさき、伊佐木 要と地上に暮らす木原 紡。海と陸。中学二年生という同じ年代を過ごしながら今まで出会うことのなかった彼らが出会った時、潮の満ち引きのように彼らの心も揺れ動く。

人魚の眠る家(2018)

<内容>

二人の子を持つ播磨薫子(はりま・かおるこ/篠原涼子)とIT機器メーカーを経営する夫・和昌(かずまさ/西島秀俊)。娘の小学校受験が終わったら、離婚すると約束した夫婦のもとに、突然の悲報が届く。娘の瑞穂(みずほ)がプールで溺れ、意識不明になったというのだ。回復の見込みがないわが子を生かし続けるか、死を受け入れるか。究極の選択を迫られた夫婦は、和昌の会社の最先端技術を駆使して前例のない延命治療を開始する。治療の結果、娘はただ眠っているかのように美しい姿を取り戻していくが、その姿は薫子の狂気を呼び覚まし、次第に薫子の行動はエスカレートしていく。それは果たして愛なのか、それともただの欲望なのか。過酷な運命を背負うことになった彼らの先には、衝撃の結末が待ち受けていた–。

寝ても覚めても(2018)

<内容>

東京、丸子亮平は勤務先の会議室へコーヒーを届けに来た泉谷朝子と出会う。ぎこちない態度をとる朝子に惹かれていく亮平。真っ直ぐに想いを伝える亮平に、戸惑いながら朝子も惹かれていく。しかし、朝子には亮平に告げられない秘密があった。亮平は、2年前に朝子が大阪に住んでいた時、運命的な恋に落ちた恋人・鳥居麦に顔がそっくりだったのだ–。5年後、亮平と朝子は共に暮らし、平穏だけど満たされた日々を過ごしていた。そんなある日、麦が現在はモデルとなって注目されていることを朝子は知る。亮平との穏やかな生活を過ごしていた朝子に、麦の行方を知ることは小さなショックを与えた。一緒にいるといつも不安で、でも好きにならずにいられなかった麦との時間。ささやかだけれど、いつも温かく包み、安心を与えてくれる亮平との時間。朝子の中で気持ちの整理はついていたはずだった……。

眠れる森の美女(1959)

<内容>

オーロラ姫は、誕生のお祝いに妖精たちから美しさときれいな歌声を授かります。

眠れる森の美女(2008)

<内容>

待望の王女を授かった国王夫妻は、娘ローザの誕生を祝う宴に13人の魔法使いたちを招待する。しかし、金の皿を12枚しか用意できなかった王様は、遅れて到着した13人目の魔法使いツェータを帰すことに。憤慨したツェータによってローザ姫は「15歳の誕生日に糸車のつむに刺さって死ぬ」と恐ろしい呪いをかけられる。12人目の魔法使いによって呪いは修正されるものの、それは「死なない代わりに100年の眠りにつく」というものだった。健やかに成長したローザ姫はやがて運命の日を迎える・・・・・・。

眠りの森の美女(英国ロイヤル・バレエ)(2017)

<内容>

《眠りの森の美女》はフランスの詩人ペローが昔話を元に書いた童話。これを元にサンクトペテルブルクの帝室劇場総裁イワン・フセヴォロシスキーが台本を作成、チャイコフスキーが音楽を付け、ロシア帝室バレエのマリウス・プティパが振付を施した名作です。しかし、チャイコフスキーの死後は、残念なことにロシア以外ではあまり人気を獲得することがありませんでしたが、1921年にロンドンで初演されて大人気となり、その後、1946年には第二次世界大戦の終結を受け、ロイヤル・オペラ・ハウスの再開の年にロイヤル・バレエ団で初演され、今ではバレエ団を代表する演目になっています。様々なプリンシパル・ダンサーがオーロラ姫役を踊ってきましたが、今作のマリアネラ・ヌニェスの踊りは別格であり、まさに時代を超越したパフォーマンスと言えるでしょう。光り輝く衣装をまとい、華麗なステップを踏む彼女は大輪の花。夢の世界を具現化するために完璧な舞いを披露しています。

眠りの館(1948)

<内容>

ゴダール、D・シュミット、F・オゾンら多くの作家に影響を与えたメロドラマの巨匠、ダグラス・サークの傑作サスペンス。ニューヨークからボストンへ向かう列車の中でひとりの女性が目を覚まし、「なぜ自分はここにいるのか分からない」と叫び…。

母の眠り(1998)

<内容>

【親子とは?夫婦とは?】【オスカー俳優競演で贈る珠玉のヒューマン・ドラマ。】ニューヨークで新聞記者として活躍するエレン(レニー・ゼルウィガー)は、仕事一筋で生きる野心家。国民文学賞の受賞経験を持つ大学教授の父親ジョージ(ウィリアム・ハート)が自慢で、家族のことしか頭にない家庭的な母親ケイト(メリル・ストリープ)には険悪感を抱いていた。だがある日、母がガンで倒れ、看病のために自分のキャリアを捨て帰郷することになる。

薔薇の眠り(2000)

<内容>

ニューヨークで活動する文学エージェント・マリー。フランス・プロヴァンスの未亡人・マーティ。ふたつの、全く異なる別々の世界を生きる二人の女。しかし、それは二人とも「わたし」だった。何故、二つの世界を生きる二人の「わたし」がいるのか?そんな謎に包まれた二人の「わたし」の前に、それぞれ別々の男が現れたことから事態は静かに変容を始める。やがて、二人の「わたし」に隠された驚愕の事実が・・・・・・

ハローキティのねむれる森の美女(2001)

<内容>

魔法使いの呪いのせいで、王女さまをはじめ、お城の人たち、町のみんなが深い眠りにつきました。そして100年後、そのうわさを耳にした王子が、深い森の中のお城でねむっている、王女様のもとに・・・

魔王城でおやすみ(2016)

<内容>

かつて、人と魔が交わり、共に存在した時代。魔王は人間の姫をさらい、自らの城に幽閉した──。囚われのスヤリス姫は、檻の中でつぶやく。「…寝る以外…することがない」牢をこっそり抜け出して、よりよい安眠を求め魔王城を…探索!? 自由気ままな人質姫が魔物たちを巻き込んで好き勝手!! 新感覚、睡眠ファンタジーコメディー!

マレフィセント(2014)

<内容>

アンジェリーナ・ジョリー主演、ディズニーの名作『眠れる森の美女』のもうひとつの物語。“マレフィセント”に隠された禁断の秘密が明かされる。

※この記事は、追記・編集していく予定です。

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