副次的に発生する大災害
2022年1月15日に発生したフンガ・トンガの噴火に端を発した津波警報。
7,969㎞離れた日本にも津波が到達し、一時、日本中が津波警報が鳴り響き、ちょっとした騒ぎとなった。
津波は、海や湖に何らかの多大な力が加わり、その影響によって発生する。
その為、遠い場所に時間差で来る事も珍しく無い。
今でも大きな被害を出す恐れがあるが、災害予測が今以上に出来なかった昔では、来る予兆に気付けずに、避難するまでの時間があったにもかかわらず多大な被害を出す事も多かった。
津波の予兆と言えば、原因の一つになる災害の余波がある。
噴火、地震、隕石の衝突、そう言った膨大な力が広大な水場にかかり、地形が大きく変化すると発生するので、そう言った災害の余波を感じたら津波を気にするのは水際では重要な事と言える。
他には、潮位や潮目の大きな変化だ。
良くある映画等での怖い演出では、津波が来る前に水が沖の方まで引いていくと言う物がある。
東日本大震災では、小さいが明らかに異常な波が先に到達し、川を逆流したりするが船を揺らす程度で、油断を誘ってきた為、川岸で撮影していた人が結構いた。
その後、一般的にイメージする強い津波が到達して水位が一気に上がり、陸地よりも水位が高い場合は陸地を、容赦なく飲み込んでいってしまった。
津波のパワーは凄まじく、対人であれば数十センチメートルもあれば行動不能にし得るし、1メートルを超えると建物に被害が出てくる。
数字のイメージで見ると大したことが無い様に見えてしまうが、膨大な運動エネルギーを持った水流が、ずっとその水位の高さで(時に水位が上昇しながら)物を押し流そうとし続けると言う現象は、生き物が渦中に置かれてどうにか出来る類の物ではない。
更に、津波は押す波と、引く波、それが交互に何度もやってくる上、押し流した建物や乗物に始まる様々な瓦礫は巻き込んだものを傷つける凶器にもなると、どこまでも厄介だ。
東日本大震災では、計測出来た津波の高さは場所によって最大で10メートル近くになり、数十センチメートルで人命を危ぶむ物が、その規模で襲ってきたらどうなるかは、トータルで18,425人の死者・行方不明者を出した結果が痛い程物語っている。
侮って良い災害ではないのだ。
だから、津波が少しでも発生しそうになったら、出来るだけ丈夫で高い場所に避難する必要があるわけである。
この記事では、そんな「津波」をテーマとした作品を紹介していく。
インポッシブル(2020)
<内容>
2004年のスマトラ島沖地震による大津波で被災した家族を巡る奇跡の物語を、JAバヨナが完全映画化した感動の実話。津波に呑み込まれ、家族がバラバラになりながらも再会を信じて懸命に生き抜き、諦めることなくお互いを探し続ける姿を通して、家族の愛と絆を力強く描き出す。
THE WAVE/ザ・ウェイブ(2015)
<内容>
極限状況下に陥りながらも、愛する家族を守る為に、災害に立ち向かう人間の強さを見事に描く珠玉のヒューマンドラマ!
ゾンビ津波(2021)
<内容>
美しい孤島の静かな海で地震が発生。仲間のレイたちを乗せて海に出ていた船乗りのハンターは、揺れが収まった直後、釣り竿に大きな獲物がかかったことに気づく。レイが慌ててリールを巻くと、それは巨大な魚…ではなく、なんと1体のゾンビだった!負傷者を出しながらも、何とかビーチへ逃げ帰った彼らだったが、海にはさらに無数の不気味な影が見える。さらにその時、不運にも地震の影響で大津波が発生。海中を漂う大量のゾンビを乗せた大波が、平和な町を襲おうとしていた…。
TSUNAMI-ツナミ-(2010)
<内容>
プサンにある韓国有数のリゾート都市、ヘウンデ。元漁師のマンシクは、不幸な事故の影響から幼なじみのヨニへ思いを伝えられなかったが、ついにプロポーズを決意する。そんな時、地質学者のキムはヘウンデ一帯の地殻異常を察知。
津波の子供たち (Children of the Tsunami)(2012)
<内容>
2011年3月11日、日本は新しい恐ろしい世界に目覚めました。これらは津波から生き残った子供たちの物語です。
※この記事は、追記・編集していく予定です。